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法改正で4月に新成人となる17~19歳とその親世代は、恋愛・結婚・性に対する考え方がどう違うのか?

2022.03.11

2022年4月1日、「おとな」の定義が140年ぶりに変わる。成年年齢(成人年齢)が20歳から18歳に引き下げられるのだ。これまでよりも2年ほど早く成人になる若者たちは、どんな恋愛観、結婚観、そして、性への意識を持っているのだろうか?

そこでこのほど、TENGAでは、4月1日時点で新たな成人年齢である18歳~19歳に達する、現在17歳~19歳の男女と、その親世代、合計1,032人を対象に、「恋愛・結婚・性」をテーマにしたアンケート調査を実施した。

Chapter1:恋愛

■「高校時代に恋愛をした」新成人は約5割 < 親世代は約7割

「Q.高校時代に恋愛はしましたか?(片思いも含める)」と聞いたところ、「した」と答えた新成人は約半数(51.0%)で、親世代は7割超(72.3%)。新成人と親世代とで20%以上の開きがあった。

■新成人の青春・恋愛3大エピソード

コロナ禍での高校生活の中でおきた、青春や恋愛のエピソードを聞いた結果、「クラスメイトのマスクを外した姿に一目惚れした(17歳・男性)」、「Twitterで会った女子のことを好きになって、付き合った(18歳・男性)」、「コロナのおかげで、人と会って自由におしゃべりできることの幸せを感じられて、毎日の友達とのおしゃべりが最高に青春だったと感じている(19歳・女性)」など、コロナ禍ならではのエピソードが寄せられた。

Chapter2:結婚観

■「結婚願望」アリ 新成人は約7割 > 親世代は約5割

「Q.将来結婚したいと思いますか?(親世代は、自分が18歳の頃結婚したいと思っていましたか?)」と聞いたところ、「したい」と答えた新成人は約7割(68.8%)、親世代は5割超(52.3%)で、20%近くの開きがあった。

*いずれも、「思う・やや思う・あまり思わない・思わない・わからない」の選択肢を提示して回答いだたき、「思う」と「やや思う」の結果を足しあげた数字

また、「結婚したい理由」「結婚したくない理由」をそれぞれ聞いたところ、こちらも新成人と親世代ではいくつか差のある回答が出てきた。

Chapter3:性

■SEXやマスターベーションに対する意向は、親世代よりも新成人の方が低い

「Q.SEXやマスターベーションをしたいと思いますか?(現在17歳~19歳の方は現在の気持ちを、親世代には18歳の頃の気持ちをお答えください)」と聞いたところ、「SEXをしたいと思う」と回答した人は、男性では新成人75.6%、親世代85.3%だった。また女性は新成人46.5%、親世代47.7%との結果に。

*いずれも、「思う・やや思う・あまり思わない・思わない」の選択肢を提示して回答してもらい、「思う」と「やや思う」の結果を足しあげた数字

同様に「マスターベーションをしたいと思う」と回答した人は、男性では新成人77.1%、親世代86.8%。女性は新成人33.3%、親世代39.1%との結果で、性別・世代間で差があるようだった。

■SEXはいつからしてよいと思う?年代性別問わず、最多回答は「18歳くらいから」

「Q.SEXはいつからしてもいいものだと思いますか」と聞いたところ、年代性別問わず、「18歳くらいから」が最多回答に。(「18歳くらいから」を選んだ新成人男性24.8%、女性31.0% | 親世代男性44.6%、女性41.1%)

一方、マスターベーションでの最多回答は、新成人男性が最も早く「7~12歳」「13歳」同率1位(24.4%)、新成人女性は「15歳」(16.7%)、親世代男性「13歳」(31.8%)、親世代女性「15歳」(15.1%)で、意識に差があることがわかった。

また、「マスターベーションは何歳でもしてはいけないと思う」と考えている人が一定数いることもわかった。(新成人男性3.9%、女性8.1% | 親世代男性3.9%、女性6.6%)

■新成人世代(17~19歳)でSEX経験のある人は、男性28.7%、女性23.6%

実際の「SEXの初体験」に関しては、経験がある人の最多回答は、年代性別問わず「18歳」だった。(新成人男性7.0%、女性6.6% | 親世代男性22.1%、女性15.1%)

同様に、マスターベーションの初体験については、経験がある人の最多回答は、新成人男性が「7~12歳」(24.8%)、親世代男性「13歳」(21.7%)。新成人女性が「7~12歳」(8.5%)、親世代女性「15歳」(10.5%)。マスターベーションは未経験と答えた人は、新成人男性の14.0%、新成人女性の67.4%、親世代男性の5.8%、親世代女性の35.7%いた。

また、「SEXの初体験に対する悩み」に関しては、新成人男女ともにおよそ半分が「ある」と回答。具体的な悩みとしては男性では、「SEXの誘い方がわからない」、「SEXをする場所がない」など。女性では「痛み」、「自分の体がどう見られているか不安」などが挙げられた。

さらに、新成人男性(26.7%)も、親世代の男性(25.2%)も、およそ4人に1人が、「マスターベーションで失敗した経験がある」と回答。具体的な失敗エピソードとしては、新成人からは、「間違った方法でのマスターベーション」を後悔する声が複数集まった。

■新成人世代の約半数が、「SEXやマスターベーションは30代で卒業」

「Q.SEXを何歳までしたいと思いますか?」と聞いたところ、「30代まで」との回答が、新成人男女ともにおよそ半分を占めた(新成人男性は45.0%、新成人女性は50.0%)。同様に、マスターベーションに関しても、新成人男性の約半数(48.4%)、新成人女性の約4割(40.7%)が、「30代まで」と回答している。*「20代まで」と「30代まで」を足しあげた数字

■SEXやマスターベーションに対する意向は低い。しかし一方で…

新成人に「Q.アダルトグッズを使ったこと・使いたいと思ったことはありますか?」と尋ねたところ、SEXで「使ったことがある」または「使ってみたい」と答えた人が、新成人男性の半数近く(45.7%)、新成人女性の4人に1人(27.5%)との結果だった。なお、親世代では、男性は57.8%、女性は37.6%だった。

また、マスターベーションで「使ったことがある」または「使ってみたい」と答えた人もほぼ同等で、新成人男性の半数近く(45.0%)、新成人女性の4人に1人(27.1%)との結果に。なお、親世代では、男性は51.2%、女性は30.2%だった。

Chapter4:性の悩み

■新成人の性の悩み、男性はSEX、女性は自分の体型などが上位に

「性や体の悩み」を聞いたところ、男女別の上位TOP5は以下のようになった。

■「包茎手術を受けたい」と答えた新成人男性は4割弱

新成人の悩みを聞いた質問で、男性の4位に「包茎」が、女性の3位に「胸のサイズ」が挙がったが、「Q.今後豊胸や包茎の手術をしたいと思いますか」と聞いた質問では、新成人男性の37.9%、女性の16.1%が「思う」と回答している。※なお、親世代では、男性は半数の50.0%が、女性は16.1%だった。

*いずれも、「思う・やや思う・あまり思わない・思わない」の選択肢を提示して回答いだたき、「思う」と「やや思う」の結果を足しあげた数字

■「経口中絶薬」について、新成人の約5割が「賛成」、約1割が「反対」、残る4割は「わからない」

「初体験の悩み」として、新成人女性の51.8%が「妊娠しないか不安」と答えている中、「Q.日本でも経口中絶薬が承認申請されたことを知っていますか?」と聞いたところ、「知っている」と答えた人は、新成人男性の36.4%、女性の34.5%、親世代男性の48.1%、女性の53.1%だった。また、それについてどのように思うかを聞いたところ、以下のような結果となった。

さらに、「Q.経口中絶薬の処方にかかる費用は、海外ではおよそ430円からおよそ1300円ほどとされている。日本産婦人科医会会長は、『10万円程度かかる手術と同等の料金設定が望ましいとする』との考えを示しています。それについて、どう思いますか?」と聞いたところ、全体の45.8%が「高いと思う」、26.0%が「適正だと思う」と回答している。

その他回答として、「女性目線では安い方が良いが、あまり安いと女性が望んでいないのに薬を飲まされるのではないかと危惧がある(49歳・女性)」、「費用ではなく安易に中絶にはしり命を疎かにするからない方がいい(48歳・男性)」 というような意見も集まった。

Chapter5:セクシャリティ

■LGBTという言葉を理解している人は、新成人の約7割、親世代では約5割

成年年齢引き下げ後は、18歳以上であれば性別の取扱いの変更審判を受けること(一定の要件を満たした場合、家庭裁判所の審判を受けて法律上の性別を変更すること)が可能になる。

「Q.LGBTという言葉を知っていますか?またその意味を知っていますか?」と聞いたところ、以下のような結果となった。

また、「Q.自分の子どもがLGBT当事者だった場合、どのように思いますか?」と聞いたところ、新成人の9割超、親世代の約7割が、「受け入れられる」と回答しており、世代が若くなるにつれ、柔軟な考えになっていることが伺えた。

<調査概要>
[調査元] 株式会社TENGA
[調査方法] インターネット調査
[対象] 2022年4月1日時点で18歳~19歳になる、かつ、15歳~18歳の頃に3年間高校に通っていた、現在17歳~19歳の新成人世代の男女各258人 計516人、
2022年4月1日時点で18歳~19歳になる子どもを持つ親である、33歳~59歳の親世代の男女各258人 計516人
[実施日] 2022年1月27日(木)~1月29日(土)

出典元:月刊TENGA第44号

構成/こじへい

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