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『ブロ解』とは、ツイッターの使い勝手をよくするために、ブロックとブロック解除を即座に行うことです。言葉の意味が分からないと、ほかのユーザーに求められたときに困惑してしまうものです。意味ややり方のほか、ブロ解する人の心理などを解説します。
「ブロ解」とはどんな行動のこと?
ツイッターを使用していると『ブロ解』という言葉に出会うことがあります。通常の『ブロック』と何が違うのか、疑問に感じる人もいるでしょう。
具体的なやり方のほか、『リムーブ』や『ブロック解除』との違いなどを紹介します。
ブロック後すぐに解除すること
『ブロ解』は、特定のユーザーを一瞬だけブロックし、すぐにブロック解除する方法で、『相手に自分のフォローを外してもらいたいとき』に行われます。
ブロ解の手順は簡単で、以下の通りです。
- フォロワーのホーム画面を開く
- 『…』のアイコンをタップしてブロックを選択する
- 相手のフォローが外れた状態になったか確認する
- すぐに『ブロック中』→『ブロックを解除する』をタップする
一瞬ブロックする程度であれば、ブロックしたことを相手に知られることなく、フォロー関係が解消できます。
「リムーブ」や「ブロック解除」との違い
自分が、誰かのフォローを解除することを『リムーブ』といいます。『リムる』という表現も同じ意味です。
相互フォローしていた場合、自分がリムーブしただけでは、相手のタイムライン上に自分のツイートは表示され続けます。しかし『ブロ解』であれば、お互いにフォローしていない状態に戻るので、タイムライン上にお互いのツイートが表示されることはありません。
一方『ブロック解除』は、仲違いなどが原因で相手をブロックしたが、関係が改善したときに、再度フォロー(=ブロック解除)することを意味する用語です。
相手をブロックし、解除するという行為自体は一緒ですが、ブロ解とは目的が異なる点を押さえておきましょう。
ブロ解は一部ユーザーに推奨されている
ブロ解は、普通にツイッターを使用する分には出番がないと思われやすいですが、中にはブロ解を自分から望むユーザーもいます。
フォローし合う関係を大切にする人の中には「フォロー数とフォロワー数を同数にして管理したい」と思う人もいます。「自分がフォローしていないのに、相手が自分をフォローしてくれていることが申し訳ない」と感じる人もいるでしょう。
プロフィール欄に「ブロ解でフォロー解除してください」と記載して人数を管理したい、「自分だけがフォローを続けていることを防ぎたい」と考える人もいるのです。
ブロ解したい理由とは?
相手からブロ解されると、一方的に拒絶されたように感じ、理由が知りたいと思う人もいるはずです。なぜそのような行動をするのか見ていきましょう。
直接的なショックを与えずフェードアウトできる
ブロ解をする理由の一つに『相手にショックを与えずに関係を解消したいから』というものがあります。
ブロックは、特定のユーザーを拒絶したいときに使用する機能です。ユーザーの整理をしたいからといって気軽にブロックし続けてしまうと、相手に「何もしていないのにひどい」と感じさせてしまうでしょう。
ブロ解であれば、相手は一度ブロックされたという事実に気付くことなく、だんだんと距離が遠くなります。
知らないうちに、お互いをフォローしなくなっていたという状態になり、大きなショックを与えずに関係をフェードアウトさせられるのです。
楽に相互フォローを解消できる
ブロックするほどではないが、特定のユーザーに自分をフォローするのをやめてほしいときには、相手に「リムーブしてください」と頼まなければなりません。自分の都合で手間をかけさせることに、ためらいを感じる人は多いものです。
中には、フォローを外してほしい理由を聞かれることを恐れ、言い出せない人もいるでしょう。たくさんのフォロワーを抱えている人は、個別の対応が難しい場合もあります。
ブロ解であれば、相手に負担をかけることはありませんし、フォローを外してほしい理由を伝える必要もありません。楽につながりを解消できることも、ブロ解が使われる理由です。
人間関係をリセットするため
不要に感じる人間関係をリセットしたいという理由で、ブロ解をする人もいます。ツイッターは気軽につながりを持てる一方で、交流が多くなりすぎて疲れを感じる人もいるでしょう。
好みが合うもの同士でコミュニケーションを取りやすいところは、ツイッターの魅力です。しかし、その関係が負担になったときに『ブロ解してつながる前の状態に戻りたい』と感じるのです。
深い関係でない場合は、相手がブロ解されたことを知ったからといって、問題になることはほとんどありません。フォローが外れていると分かっても、いつ外れたのか分からなければ、自然と交流はなくなるでしょう。
ブロ解する心理とは?
ブロ解する理由が分かっても、されたくないと思う人もいるでしょう。相手の心理状態を知ると、その行動に納得できるかもしれません。
ブロ解する人にはどんな気持ちが働いているのか、見ていきましょう。
仲は悪くないが今は関係が必要なくなった
特に仲が悪くなったわけではなくても、『今は緊密な関係を維持しなくて構わない』と感じることは少なくありません。
自分の好みが変わると、ツイッターでつながった人々との接し方も変化することがあります。いくつもの趣味を持っている人は、一時的にほかの趣味に夢中になることもあるでしょう。
別のことに没頭したい場合、以前の趣味の友人関係に割く時間が少なくなっても不思議はありません。相手を嫌いになったわけではなく、ほかのつながりへの関心が高まっているのです。
なぜブロ解されたのかを気にしすぎるより、自分もほかの関係を優先させた方が時間を有効に使えるでしょう。
相手のツイートが多すぎて邪魔に感じた
相手との関係性が良好だったとしても、ツイートの頻度が高すぎると邪魔に感じることがあります。
ツイートが多すぎる人をフォローしていると、タイムラインがその人の情報だけで埋まり、ほかの人のツイートを探しにくくなってしまうのです。
例えば、恋人や家族との個人的なやりとりを頻繁にしているユーザーがいると、邪魔に感じることがあるでしょう。自分とは無関係な相手への報告を見なければならない状態に嫌気が差し、ブロ解する人もいます。
気が合わなくなった
気が合うと思って相互フォローの関係になった間柄でも、時間がたつと考え方が変化し気が合わなくなることもあります。
例えば、相手の『愚痴や嫌味なツイート』が多くなった場合、見たくないと感じる人は少なくないでしょう。相手の前向きな発言や、建設的な意見をくれるところなどに魅力を感じていた人は、気が合わなくなったと感じます。
また、ツイッターを通じて同じアイドルのファン同士でつながっていた場合は、違うアイドルに興味が移ったときに意見の相違が目立つようになり、ブロ解したくなることもあります。
ブロ解しなくてもフォロワー削除は可能
これまで相手に自分のフォローを解除してもらうには、直接お願いするほかにブロ解する方法しかありませんでした。
しかし、近年の仕様変更により、ブロ解しなくてもフォロワーの削除ができるようになりました。具体的な方法を見ていきましょう。
フォロワー削除のやり方
2021年9月に、ツイッターのウェブブラウザ版がアップグレードされ、ブロ解に頼らずとも相手のフォローを解除できるようになりました。
- ウェブブラウザ版のツイッターにログインする
- フォロワーのアカウント情報の『…』をクリックする
- 『このフォロワーを削除』を選択する
ブロ解と同じ状態にしたい場合は、自分側でも相手のフォローを外しましょう。削除した相手に再びフォローをさせないようにするには、これまで通りブロックしなければなりません。
この機能を使用すれば、より簡単に相手のフォローを外せるので、ウェブブラウザ版にアクセスできる人にとっては使い勝手が向上したといえます。
構成/編集部