猫のトイレ姿には生き様があらわれる?笑
猫が用を足す姿を見るのが好きな人は多いはず。いろんな姿勢で頑張って用を足している彼らは、なんとも微笑ましい。
特に僕が好きなのが、うんちをしているときの猫だ。
個体によっては、力むときに眉間にシワを寄せて踏ん張っている猫もいるし、すっきりしたあとに満足そうにブツを確認する仕草も愛しい。
我が家には、用を足した後に執拗に砂をかけるタイプと、出したら出しっぱなしでスタスタどっかに消えるタイプがいる。
どっちも可愛いんだけど、ちゃんと埋めてくれたほうがいいかな(汗)。
猫がトイレのふちに掴まって用を足す…その理由は?
さて、猫が用を足すときのスタイルについて、ちょっと気になることがある。
時折、トイレのふちに手(前脚ね)をかけたり足(後脚ね)をかけたりして、極力トイレの砂のあるゾーンに体が触れない態勢を見せる場合があったりする。
トイレのふちに手足をかけて用を足す姿は可愛いんだけど、こういうとき、僕は「しまった」と思ってしまう。
というのも、この姿勢でトイレを使うようになったら、大抵猫たちの目線では清掃が行き届いてないのだ。
あくまでも我が家の場合だけど、トイレが汚れると、それがたとえ飼い主には気づかない程度の些細なものであっても、綺麗好きで鼻の利く猫にとっては不満の温床。だから極力、体が触れないような形で用を足そうとすると考えている。
実際、そのあとトイレを丸洗いして砂も全部取り換えれば、また普通に使ってくれるようになるし。
元々この体勢なんです!という猫も…
前述のように、普段とちょっと違う体勢。
それも手足をトイレのふちにかけてする排せつってのは、それだけ猫がトイレに不満を持っていることの表れであると僕は考えている。
また、用を足した後に勢いよく飛び出して埋めもしないということが散見される場合も、やっぱりトイレが汚れていて不満が募っているときにありがちな事例。
ただし、猫によってはどんなにトイレが綺麗であっても、ふちに手足をかけて用を足すという個体もいるにはいる。
そういう猫を僕も見たことがあるが、さらにある猫の場合は器用に人間用の便座のへりに登って、そのまま用を足すという芸当を見せたこともある。
このように、用を足す際にへりに手をかけ、足をかけての排せつをする猫ちゃんってのはいるわけだ。
人間用のトイレを器用に使う猫については、みなさんももしかすると動画なんかで見たことがあるかもしれない。
意外とそういう猫はいるようだ。
本来綺麗好きな猫の中の、さらに輪をかけて潔癖な猫には、そういう姿勢で用を足すほうがストレスがかからないのかも……。
おわりに
私事でまた恐縮なんだけど、うちの猫の、特に白いヤツがとにかく潔癖で、場合によっては丸洗いからたった1日で、今回挙げたような姿勢で用を足すようになる。
それでも「まあ、洗ったばかりだから許してね」と思っていると、こっちを睨みながら床にどっさりうんちをすることも。
こうなると機嫌を直してもらうために、すぐにまた丸洗いする他なし。
しかも彼は猫砂の細かい粉が嫌いなので、トイレに砂を敷く場合には紙でできた猫砂を、しっかりふるいにかけて粒子を落としておかなくてはならない。
なんとも厳しい管理体制を強いる鬼猫である……。
文/松本ミゾレ