「猫に負けるもんか!」犬パンチ…シュバッ!
小さなお手手で優しく「ポンポン」してくれる猫パンチは極上の可愛さで溢れてますよね。まぁ、たまに本気の右ストレートが飛んできて被害を被ることもありますが、総じて猫パンチは可愛いもの。
ですが「犬パンチ」ってあんまり聞かないですよね?猫派の筆者だから余計耳に入ってこないのかもしれませんが、今回「犬パンチ」について調べたところ意外なことが判明したんです!
なになに???
そもそも「猫パンチ」とは飼い主さんに遊んで欲しいという要求だったり、野性時代の獲物を捕らえる仕草だったり様々な意味があるそうですが、基本的な動作としては「前足を挙げてちょいちょい」これが一般的。実はこの前足の動きは猫特有のもので、犬にはなかなか難しい仕草なんだとか!
(なんで?)
というのも、すべての理由は「鎖骨」!猫には鎖骨があるけど犬には鎖骨がないため「犬パンチ」ができないんだとか。
もともと、猫が前足を挙げて自由自在に猫パンチを繰り出せるのは「鎖骨」があることで肩が固定されず、前足を前後左右に振る事が可能なため。つまり、猫は肩周りが柔軟で器用に動かせるんだそうです。
一方、犬には鎖骨がないので前足を前後に振ることはできても横に振るのは困難。犬は猫のような器用さよりも、速く走ることを追求して鎖骨を排除した(おそらく多分)のかもしれません。
(ふーん。諸説ありだな。)
結果、「猫パンチ」はあるけど「犬パンチ」がないのは『犬に鎖骨がないから』ということらしいです。器用さを選んだ猫と速さを選んだ犬。甘えたがりな猫と従順な犬との違いなのでしょうか。己に必要な武器を自然に身につけたような、そんな感じかもしれません。
つまり、何が言いたいかというと猫パンチをする猫は可愛いし、犬パンチをしない犬もカワイイということ。
ちなみにチーターも速く走る為に鎖骨がないそうです。
文/太田ポーシャ