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猫も旅行に連れて行ける?体験談と一緒にお出かけを楽しむコツ

2020.09.19

猫も旅行に連れて行ける?体験談と一緒にお出かけを楽しむコツ

少し前であれば「猫を旅行に連れて行くなんて!」と無謀がられたものですが、最近は猫と一緒にお出かけを楽しむ飼い主さんも増えているように思います。

「犬は連れて行けるけど猫は家でお留守番」という定説は、もう古いのかも…?

というわけで今回は、猫と一緒に旅行やお出かけを楽しむための情報や体験談をご紹介します。

猫は家にいるのが好き?

抱っこされるアメショ猫

近頃はSNSやブログでも、ハーネスをつけてお散歩を楽しむ猫や、飼い主さんと一緒に旅行する猫の姿を見るようになりました。ちょうど秋の行楽シーズンに入り、GOTOトラベルキャンペーンを利用して旅行を計画している方もいるでしょう。

大前提として、猫は家の中で日常を過ごすのが好きだし、環境の変化に敏感な生き物ではあります。知らない場所へ行ったり、ハーネスをつけることがストレスになる猫がいるのも事実。でもなかには「お出かけ好き」な猫も確かにいるのです!

飼い主とキャンプする猫

実は筆者が昔実家で飼っていた猫のうちの1匹は、そうでした。大怪我していたところを拾ったその子には持病があり、仔猫の時は四六時中見ていなければならなかったためどこへ行くにも連れ歩かざるを得なかったのです。

成猫になってからも彼は車が大好きで、車に乗ると窓の外を流れる景色にじゃれついてご機嫌に遊んでいたものでした。近所への買い物から、公園、キャンプなど色々なところへ一緒に出かけた思い出があります。周りの人からは物珍しがられましたが…

そんなわけで、「とにかく猫は絶対家の中にいた方がいいから、お出かけに連れて行くのはかわいそう」という意見には、筆者はちょっと賛同できません。

飼い主のわがままで無理させるということではなく、猫と一緒になって旅行やお出かけを楽しむことは個人的には可能だと思っています。

ちなみに、GOTOトラベルキャンペーンとは…

世界地図とカメラとパスポート

ウィズコロナ時代に旅行をするなら気になるのが、GOTOトラベルキャンペーン!

Go To トラベル事業は、ウィズコロナの時代における「新しい生活様式」に基づく旅のあり方を普及、定着させるものです。

出典:旅行者向け Go To トラベル事業公式サイト

簡単に言えば、条件を満たした旅行者に対して「旅行代金の割引」または「旅行代金の割引+旅行先で使えるクーポン券」が付与されるお得なキャンペーンです。

第一弾 第二段
2020年7月22日出発~ 2020年10月1日以降出発~
旅行代金総額の35%が割引のみ 旅行代金総額の35%が割引

旅行代金総額の15%分の地域共通クーポン券配布

 

残念ながら猫は対象ではないのですが…

    • 支払額の上限は1人1泊あたり20,000円、日帰り10,000円(第一弾・第二段共に)

 

    • 連泊や利用回数の制限はなし

 

    • 2020年9月現在、東京在住者はキャンペーン対象外

 

など、人間の場合も規定や注意事項があり、何より新型コロナ感染対策に則った行動が必須となっています!

GOTOトラベルキャンペーン対象の旅行会社や宿泊施設は公式サイトから検索できます。愛猫を一緒に旅行へ連れて行くなら、さらに猫宿泊OKのホテルを探す必要もありますね。

気になる方は給付条件など含めてチェックしてみてください。

旅行者向け Go To トラベル事業公式サイト

日本列島~ヨーロッパまで!旅猫スカくんの飼い主さんにお話を聞いてみた

旅猫スカくん2

今回体験談をお話してくれたのは、おしゃれな旅猫「スカくん」の飼い主micaさん。スカくんは日本列島各所を巡り、ヨーロッパ旅行まで体験した旅行のベテラン猫です。

ウェズコロナ時代だからこそ気を付けていることや、スカくんとの旅の思い出をお伺いしました。

Q. コロナ禍の今だからこそ、愛猫を連れて旅行をする際に気を付けていることはありますか?

A. いつも以上に人が少ない(または人が居ない)場所へ行くようにしています。

スカくんとお出かけするときは普段から人が多い場所は避けているというmicaさん。コロナ禍の今はさらに場所を選んでお出かけするようにしているということです。

Q. 今までで一番大変だったこと(ピンチやトラブルなど)があれば教えてください。

旅猫スカくん7

A. ヨーロッパへの機内(韓国の航空会社)で、スカがひたすら機嫌が悪かったことです。

加えて、ヨーロッパの航空会社だったらまずないような、キャビンアテンダントの対応の悪さ。さらに、理不尽なイヤガラセ(乗客からの)。トリプルパンチでヘトヘトでした…

海外旅行に行った際、なんと機内で嫌がらせなどをされたということ。日本ではあまりないかもしれませんが、周りの人に気を配ると同時に、周囲から愛猫を守ることも重要ですね。

Q. 最近したお出かけのなかで、特に印象に残っている場所があれば教えてください。

旅猫スカくん4

A. 夏休みに7泊9日で4500kmの距離をドライブで北海道へ行きました。

十勝平野での気球フライト(スカも一緒に!)や、釧路湿原で日の出を眺めながらの早朝カヌー(スカ超ご機嫌!)。羊蹄山とニセコ連山ドライブでは、最後の最後で晴れて素晴らしい景色でした!

旅猫スカくん5

旅猫スカくん3

宗谷岬の海沿いにあるペンションに泊ったことや、宗谷丘陵の白い道をスカとお散歩したこと、クリオネキャンプ場やフェリーのwith pet roomなども思い出に残っています。

旅猫スカくん1

和歌山マリーナシティー ポルトヨーロッパは、入園料無料でペットもOK。小さいながらもフォトジェニックです!

旅猫スカくん6

スカを含めて家族3人で浴衣を着て、ぶらりと京都散歩へ。夕暮れの祇園は人が少なくて最高でした。

カヌーに乗っても物怖じせず、むしろ舳先に座ってご機嫌だったというスカくん。気球フライトもはじめは怖がっていたもののすぐに慣れ、外を眺めていたのだそう。うーん、本当に大物ですね(笑)

どんな場所でも家族と一緒なら楽しめてしまう、スカくんの漫遊記はまだまだ続くのでした♪

@dailysucaさんのインスタグラム
https://www.instagram.com/dailysuca/

スカくんの漫遊記についてもっと見たい方はこちらの記事もどうぞ

猫を連れて旅行に行くまでのおすすめステップ

旅行鞄とカメラ

続いて、旅行やお出かけに慣れさせるのにおすすめといわれる方法をいくつかご紹介します。

とはいえ、必ずしもステップを踏んで行けるネコチャンばかりではないということを忘れないでくださいね!もしトレーニングをする場合は、愛猫のストレスになっていないかどうかよく注意してあげるようにしましょう。

①必ずワクチン接種をしておく

前提として、最低でも3種ワクチンは必ず接種しておくようにしましょう。外に出るということは、他の猫と接触する可能性も無くはありません。

完全室内飼いでも推奨されている3種のワクチンは、愛猫をお出かけに連れて行くなら必須といえるでしょう。

②リードやハーネスに慣れさせる

リードと首輪をつけた猫

いきなり外へお出かけするのではなく、まずは室内でリードやハーネスに慣れるところからスタートです。警戒心の強い子の場合は、いきなり装着するのではなく、おもちゃのようにじゃれさせたり体に触れるところから始めるのが良いでしょう。

最近は猫用のハーネスも売られています。猫の動きでも苦しくない・外れないような作りになっているのでおすすめですよ!

③キャリーケースに慣れさせる

リュック型キャリーに入る猫

旅行に行くのであれば、ハーネスと同じくキャリーケースに慣れるのも必要です。ただ部屋に置いておくことからはじめて、おもちゃで誘って中に入るようにする、中でおやつをあげる、など親しむ機会を作りましょう。

④外の物音に慣れさせる

マンションの上階で暮らしている猫などの場合、外の物音に慣れていないことがあります。車の音、子供の声、風の音、鳥や犬の鳴き声など、家の中では聞こえなかった物音にびっくりしてしまうことがあるので、できれば事前に慣らしておきたいもの。

ハーネス+抱っこでベランダや敷地内に出てみたり、テレビや動画を使ってみる方法などもあります。

⑤短時間のお散歩をさせてみる

ハーネスを付けた仔猫

ここまで慣れてきたら、まずは短時間だけお外を自分で歩かせてみましょう。車通りや人通りが少ない道や、静かな公園など、あまりにぎやかではない場所からはじめるのがおすすめです。

外に慣れていない猫の場合は何かに驚いて突然駆けだしてしまうことなどもあるので、愛猫のハーネスからは手を離さないようにしてくださいね。

⑥短時間だけ車に乗せてみる

車で愛猫と一緒の旅行を考えている場合は、まずはご近所をぐるりと走るぐらいからはじめてみましょう。短時間のお散歩気分を味わってもらい、家に帰ったらご褒美におやつをあげてみるのも良いかもしれません。

車に乗せているときと、その前後は愛猫の体調によーく気を配ってあげてくださいね。

猫の車酔いの主なサイン

よだれを垂らす

嘔吐しそうになっている

頻繁にあくびをする

やたらとそわそわして落ち着かない など

 

⑦徐々に遠出ができるようになったら…旅行に連れて行ってみる!

荒野を走る黄色いキャンピングカー

少しずつ外に出る時間を増やしたり、車に乗る時間を増やしていき、愛猫のストレスになっていないかどうかを見極めましょう。

お出かけについて行きたがったり、抵抗がないということなら、きっと旅行に連れて行っても楽しんでもらえるはずです。

お出かけに慣れる猫と慣れない猫がいる?

すふぁに座る長毛猫

個人的には、一番スムーズなのは仔猫の時からの慣れで、あとは本猫の体質や性格次第なのではないかなと思っています。

冒頭で紹介した我が家のお出かけ好き猫は、仔猫の時に拾ってからずっと日常的に車に乗っていたので、正直お出かけさせるのに何か苦労したという覚えはありません。元来のおっとりした性格と、車酔いもしない、場所を気にせずよく食べるなどの体質も手伝って、特に問題なく連れ歩けてしまっていたのです。

「愛猫と徐々にお出かけできるようになった」というお話を聞くと、心からからすごい!と思うし、外に全然出たことなかった成猫を旅行に連れて行くのは相当難しいのでは…?と思っています。

現在筆者の家にいる猫はまさにそのタイプ。ベランダに出たこともなく車に乗るのは病院に行く時だけ、しかも乗っている間じゅう鳴きわめきます!ハーネスや首輪は嫌がりませんが、キャリーの中も大きな音も嫌い。なので今のところ彼を連れて旅行をしようとはとても思えません(笑)

通院や災害時などのためにある程度の慣れは必要ですが、愛猫がお外嫌いのタイプと分かったならば、スパッと潔く一緒の旅行は諦めるのも大切でしょう。

猫との旅行で用意しておくと良いもの

最後に、猫を旅行に連れて行く際あると便利なものをまとめました。

携帯用のトイレやフードボウル

トイレシート

普段使っているタオルや毛布

お気に入りのおもちゃ

お気に入りのおやつ


普段使っている猫トイレが一番ですが、持ち運びが大変な場合は折りたたみできる携帯用猫トイレが便利です。できれば猫砂は臭いがついているものを持参してあげてください。

また、フードボウルも折りたたみのものが一つあると、旅館に荷物を置いて散策中に水を飲ませたいときなどに重宝します。

普段使っているタオルなどはもちろん、おもちゃやおやつがあるとご機嫌とりに役立つはずです。車の場合は日除けのためのサンシェードなどもあると良いと思います。見慣れない景色を見るのが怖い子の場合は目隠しにもなるので便利ですよ。

猫だって旅行を楽しめる(子もいる)!

飼い主の腕の中で寝る猫

猫と旅行を楽しむための情報についてご紹介しました。

猫と旅行に関しては好き嫌いや得手不得手があるので、無理させず見極めてあげることが大事なのではないかなと思います。

一緒に連れて行くのも愛情、安心できるお家でお留守番してもらうのも愛情、ということで、何よりも愛猫の気持ちを一番に考えてあげたいものですよね。

文/黒岩ヨシコ

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