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「飼い猫がやけに細くなった…」猫の夏痩せに気づける飼い主でありたい!

2020.06.12

「飼い猫がやけに細くなった…」猫の夏痩せに気づける飼い主でありたい!

間もなく本格的な夏がやってくる。

夏になると、猫と暮らす飼い主さん各位は色々と気を引き締めなければいけない。

人も猫も、暑さにはあまり強くないし、屋外では日射病。屋内では熱中症のリスク対策を講じなくてはならない。

たとえば野良猫たちは、夏場の日中は山林まで分け入ったり、都市の日陰に引っ込んでひたすら耐える。
一方で飼い猫の場合、特に完全室内飼育というケースでは飼い主が熱対策をしなければ、容易に飼い猫たちは暑さでやられてしまう。

人も猫も夏バテになってしまうが、そうなると食欲も減衰し体重も減ってしまうところ。
いわゆる夏痩せという状態を招きやすくなっていく。

元々体重の増減が人間ほど多くない猫にとって、夏痩せはかなりの負担になる。
可能なら通年でほぼ体重が増減しないようなコンディションを保てるように、飼い主側が努力することが一番だ。

そこで今回は、誰でも気を付けることのできる、飼い猫の夏痩せ対処法について考えてみよう。

「猫が痩せて見える!」大半は夏毛になったからそう見えるだけ!

外で寝転がるキジトラ猫

しっかりとした環境で飼育している場合、猫も夏痩せで体力を落とすことはそうそうない。
若い個体なら尚のこと。

ただ、僕も知り合いの猫飼いさんたちから「最近猫が痩せた気がする」と言われることがある。
で、実際にその猫たちの写真を見せてもらうと。傍目には普通の、健康な猫に見える。

こういうとき僕は「ひょっとしてこれ、夏毛になっただけじゃない?」と、それとなく指摘するんだけど、特に猫と暮らしてまだ歴が浅い飼い主さんはこれで「あ!」と思うものだ。
冬毛ふわっふわの時期を見慣れた手前、換毛期で印象がガラリと変わることに、まだ目が慣れていない。
僕も最初そうだったので、この感覚は凄く良く分かる。

一気に激痩せしたかと思うほど、冬毛から夏毛への変遷はシルエットが異なって見えるものだ。

実際に体重を計ってもらえれば、ほぼ減っていないことが理解できるはずである。

夏の暑さに耐えかねて、結果的に夏痩せに至ることはごく自然

海辺の猫

猫の夏痩せについては、これ自体は往々によくあること。
たとえば猛暑厳しい時期だと、人間だって「冷たいおそばしか喉を通らないよ~とほほ」という日があるもの。

猫だって暑い時期には食も細くなる。
これが続けば体重も当然減ってしまう。

実際、僕がよく出向く千葉県の某地域猫コミュニティでも、夏場は食が進まない猫も出るという話をボランティアさんから聞いたこともある。
そのため、特に高齢の個体は一時保護して、屋内で生活させている場合も。
そして夏場に見かける地域猫たちは、やっぱり如実にスリムに見えるものだ。

室内飼育の場合であっても、酷暑の際にはこうしたことも当然起こりうるだろう。
「食べる気力も湧かないぐらい暑い」という状況は、どうにかして克服させなければ、急な夏痩せにつながってしまう。

では、どうすればそんな事態を防げるのか。

猫の夏痩せを防ぐために飼い主ができること

海の近くで昼寝をする猫

猫が夏痩せして見えるというのは、飼い主さんにとってはちょっと不安なところではある。
常々体重を記録していれば実際の増減を把握できて、その結果「あ、気のせいか」と安堵できるが、そうではない場合には心配は募るだろう。

こういう場合は素人考えで突っ走るのも怖いので、獣医師さんに診てもらうのが一番だ。
かかりつけの動物病院に連れて行き(この際、移動中は熱中症に注意)、「ちょっと最近痩せて見えるんですが」と相談すると良い。

飼い猫ごとに所見を述べてくれるはずなので、参考になるアドバイスを聞けるはずだ。

また、そもそもそういう事態を招かないために、高温による夏バテを防ぐための努力を講じることがかなり大切となる。
夏場は冷房を入れっぱなしにしておくというのも、夏痩せ防止のたmの重要な対処法になるだろう。

涼しい部屋で過ごしていれば、猫も熱中症の不安なく過ごせるし、そうなれば夏バテリスクも少ない。
そのうえで寒すぎないように、猫の寝床にブランケットなども敷いておくとより安全だ。

重要なのは夏痩せに気づくこと!飼い猫の変化に目ざとい飼い主でありたい…

僕もそうだが、多くの猫の飼い主は、飼い猫の性格には詳しくても猫という動物そのものの体調や病気についてはアマチュア。
専門家ほど詳しくはない。

どんなジャンルでもそうだけど、アマチュアも歴が長いと自分の判断だけで突っ走ってしまう傾向がある。
これが一番危ない。

あくまでも専門家ではない以上、少しでも「あれ?」と思うことがあれば専門家の指示を仰ぐこと。これが大切になる。
猫を飼っている場合、該当する“専門家”は当然獣医師さんとなる。

少しでも「夏痩せかな? 大丈夫かな?」と不安になったら、速やかにかかりつけの動物病院に診てもらうことをオススメしたい。
まあ、猫は冬場に比べて夏場は痩せるものだけど、それでもしっかりとした知見のある獣医師さんにかかることは、飼い主さんたちにとっても安心につながるので。

文/松本ミゾレ

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