ペットの目にゴミ!こんな時にすべき対処法
私たち人間は、目の中に小さなゴミ一つ入っただけで痛みを感じるものである。すぐに洗い流さないと目が充血したり、最悪ちょっと血が出るなんてことにもつながりかねない。
屋内で生活していて危険も少ない環境に身を置きながら、こういう些細な痛みに苦しむ。人って弱い生き物だ。
かたや屋外で暮らす動物たちだって、目の中にゴミが入ることも多いが、そのために痛みを訴える個体はそう多くはない。
少し砂が目に付着したぐらいでは、基本的にノーリアクションだ。強い。強すぎる。
これは屋内に暮らす座敷犬や完全室内飼育の猫であっても同じこと。目にゴミが入っても平然としているケースは結構多い。
しかし、飼い主としては気が気ではない。
大切なペットの目に、もしも異常が生じたらたまらない。
ではこういうとき、飼い主はどうするのが正解なのだろうか。
犬も猫も、多少のゴミが目に付着するぐらいなら放置でOK
ペットの目の表面にゴミがついているのに気が付くというのは、これは飼い主あるあると言ってもいい。大好きなペットをしっかりと観察しているからこそ、その異変に気付くわけだ。
たとえばそのペットの目に、抜けた被毛が付着していたら、気になって気になってしょうがないところだが、基本的には何もしなくてもいい。
何故なら犬も猫も、そのまま放置しているといつの間にか涙と一緒に、このようなゴミを押し出してしまうからだ。被毛などは、よく見ると目頭辺りに目ヤニとなって排出されていることもかなり多い。
つまり、この程度のゴミなら放置していればペット自身で何とかできるというわけだ。痛みも訴えていないのであれば、なおのこと余計な手出しはしなくていい。
ただし、それでもちょっと気になる場合は水を少し垂らしてあげると、上手く落ちる可能性が出てくる。まあ、そこまでする必要はないので、気にしないのが一番だ。
ペットの目が充血しているなら、獣医さんに診てもらおう
ペットの目に入ったゴミは、そのうち流れ出ることは先ほど説明したとおり。よほど充血していない限りは放置でOKで、そのうち涙と一緒に目ヤニになって出てくるので、むやみに構うことはない。
ただし、もしもペットが痛そうにしていたり、目が充血しているのであれば話は少々変わってくる。
こういう場合に大事なのが、飼い主が余計な手を入れることなく、速やかに獣医さんにかかることだろう。
なじみの動物病院に連れて行き「目が痛そうなんです」と伝えて、診察してもらうのだ。素人がデリケートな部分を処置しても余計にひどくなる可能性もあるので、ここは専門家に診てもらうことが大事になる。
おわりに
ちなみに、うちの猫もよく眼球に被毛が貼りついていることがある。
僕自身が神経質なタイプなのでついつい気にしてしまうんだけども、案外1時間ぐらいして再確認すると、とっくに目頭に流れ出ていたりするもの。
動物の体の機能は素晴らしい……。
文/松本ミゾレ