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母猫は一生分の“生きる知恵”を、たった3週間で子猫に授ける

2020.03.04

母猫は一生分の“生きる知恵”を、たった3週間で子猫に授ける


猫のルール2

猫の子育ては、短期集中型

生きるために母親からお乳をもらう必要があるほ乳類の赤ちゃんは、ある程度成長するまで、母親のお世話無しに生きのびることはできません。でもその“子育て期間”は動物によって違います。ヒトは、平均して1年〜1年半ぐらいの授乳期間が一般的ですが、ゴリラやチンパンジーは4~5年、オランウータンはなんと7年間も授乳します。

他の動物にくらべて、“乳離れ”がとても速いのが、猫です。野生では猫は単独行動をするので、生後6か月(人間でいえば10歳くらい)から親と離れて生活します。つまり、一人前になるのです。人間ならまだ小学生で、とても独り立ちできる年齢ではありません。

このように独立が早いのは、猫の妊娠期間が約2~3か月で、年に2~3回の出産が可能であり、母親は出産後ゆっくり子育てをする暇もなく次の妊娠・出産に突入してしまうことも影響していると考えられます。

ですから母猫は、非常に短期間で子猫に、生きていくために必要なすべてを教えこみます。仔猫が乳離れして体力がつき始める5週齢期頃から教育が始まり、8週齢期頃にはほぼ終了していると考えられています。母猫が単独で生きていけるように子猫に授ける“教育”は、大きく4つあります。

<1> 食べ物の狩り方

猫のルール3

子猫は5週齢期頃には歯が生えそろうので、この時期に離乳が始まります。すると母猫は、動く小動物を目の前で噛み殺して、「噛む」という殺し方を教えます。次にそれが食べ物であることを教えるため、その獲物を食べてみせます。

小動物が食べ物であることを理解させると、次はいっしょに狩りにでかけ、獲物への近づき方、仕留め方を実演してみせてから、実地訓練をさせます。

ただし、母親から早く引き離され、狩りを教えてもらっていない子猫も、成猫になる頃には(不完全ですが)狩りの行動パターンを示すようになります。これは猫にとって“狩り”が遺伝子にしっかり書き込まれた、本能的な行動だからです。

<2> 身の守り方

猫のルール5

子猫がまだよちよち歩きの時、母猫は子猫の首筋をくわえて運び、危険の少ない場所に連れて行って安全な場所を教えます。また敵が現れると母猫は子猫を脅してその場所から逃がし、危険な存在であることを教え込みます。

小さな猫が、大きな犬に向かって威嚇するのを見たことがありませんか? 子育て中の母猫は非常に気が強く、子供を守るためなら自分よりかなり大きな動物も威嚇して追い払おうとします。子猫はその姿を記憶しているのかもしれませんね。

<3> 猫同士の社交術

猫のルール4

基本的に単独行動をする動物であっても、無用な争いを避けるために、仲間とのつきあいは重要です。母猫は子猫がじゃれて噛みついてきたら、噛み返して力の加減を教え、強く噛むと相手が痛がることを身をもって学ばせます。また子猫が目をじっと見てきたら、怒って敵意を示します。猫同士で目をじっと見つめ合うのは、敵意のあらわれ。それを知らずにボス猫とうっかり目を合わせてしまうと攻撃の対象になり、危険だからです。

<4> 人との付き合い方

猫のルール1

飼い猫の場合は、上記の3つに加え、飼い主との付き合い方を教えます。そのため飼い猫が生んだ子は最初から人間を恐れず、フレンドリーな性格になりやすいのです。逆にいえば、外で暮らしていた猫が人間を警戒するのは、人間を警戒する母猫を見て育ったためといえます。

文/桑原恵美子
参考資料/「猫脳がわかる!」(今泉忠明著、文藝春秋)

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