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先住猫と新入り猫の溝が深まる「NG気配り」って何?

2022.04.29

先住猫と新入り猫の溝が深まる「NG気配り」

先住猫がいるおうちに新しい猫を迎えた時は、両者が仲良くなってくれるか心配になるもの。猫の関係は猫同士に任せておけばいい…と思いつつも、つい仲を取り持ちたくなってしまう飼い主さんは多いのではないでしょうか。

しかし、よかれと思った行動が逆に、両者の溝を深める原因になってしまうことも…。では、どんな行動を避けるべきなのか。理由と共に詳しく解説していきます。

先住猫と新入り猫の溝が深まる「NG気配り」

戯れる仔猫2匹

①新入り猫を抱っこしながら紹介

特に子猫を迎えた時はつい、先住猫に対して「新しく家族になった○○ちゃんだよ」と紹介したくなる飼い主さんもいるのでは?しかし、猫の世界では高い場所にいる方が、立場が上。飼い主さんに抱きかかえられた新入り猫は必然的に先住猫よりも高い位置になってしまうので、先住猫のプライドを傷つけてしまう可能性があります。

こうした誤解をさせないためには最低でも一週間程度は直接対面させず、別室で新入り猫を育てるようにしましょう。別室を確保することが難しい場合はケージを用意。布などで覆ったケージの中で新入り猫に過ごしてもらいましょう。

②威嚇を叱る

先住猫が新入り猫を威嚇しているところを目にすると、「怒っちゃダメ」「仲良くしなさい」などと言いたくなってしまうこともあるかと思います。実は、これもNG。

新入り猫は先住猫にとって、自分が築いてきた縄張りを荒しにきた「部外者」。威嚇をするのは、ごく自然な反応です。それを飼い主さんに怒られてしまうと、先住猫はショックを受けるだけでなく、新入り猫に対してネガティブな感情を持つようになる可能性があります。「こいつと一緒にいると、大好きな飼い主さんから怒られる…」と先住猫が学んでしまうと、両者の溝がますます深まってしまうことも…。

こうした時はおもちゃやおやつを活用して、先住猫の気を逸らすのがおすすめ。先住猫が新入り猫に興味を持って近づく場合は、大好物のおやつを一緒に食べさせるのもあり。「新入り猫と一緒にいるといいことが起きる」と、先住猫に学んでもらいましょう。

窓の外を見つめる二匹の猫

③先住猫と新入り猫を同じようにかわいがる

先住猫と新入り猫の接し方に区別をつけてはいけないと考え、できるだけ平等にかわいがろうとする飼い主さんは多いはず。平等に愛情を注ぐことは、たしかに大切なことです。しかし、新入り猫を迎えて数ヶ月は先住猫に注ぐ愛情をやや多めにしてみてください。

新しい家族がやってくると、先住猫は「自分の居場所がなくなるのでは…」と不安になります。そんな時に飼い主さんが新入り猫をかわいがっていると、愛情を独り占めできないことにストレスを感じてしまう子もいます。すると、新たな居場所を求めて、家出をしてしまうことも…。

こんな不安を抱かせないためには、「新入り猫が来ても私からあなたへの愛情は何も変わらない」ということを先住猫に感じてもらう必要があります。そのためには、両者を同じようにかわいがるのではなく、先住猫へ注ぐ愛情の比率をやや多めに。

例えば、新入り猫には内緒で、先住猫と2人きりで過ごす時間を設けたり、寝室に先住猫だけ連れて行ったりして、愛されていることを実感させてあげましょう。平等に接するのは、両者の中が深まってからでも遅くなりません。しかし、その際もご飯は家にやってきた順にあげるようにし、先住猫への配慮を忘れないようにしていきましょう。

人も猫も幸せな多頭飼い生活を送るには、飼い主さんのちょっとした配慮が大切。特に、2匹目の猫を迎える時は悩んでしまうものですが、そんな時こそ先住猫をたてることで、新入り猫が暮らしやすい環境を築いていきましょう。

文/古川諭香

愛玩動物飼養管理士やキャットケアスペシャリストの資格を活かしながら、様々なWebサイトや紙媒体で猫情報を配信中。産まれてから今まで猫がいなかった日はなく、現在は3匹の猫たちと生活中。「猫と人間が幸せに暮らす」をテーマに、猫が喜ぶ注文住宅も建築済み。

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