どう見ても猫…UMAにしれっと混じる宇宙動物エルバッキーに迫る!
宇宙は無限に広く、しかも様々な可能性と奇跡に満ちている。
地球は唯一、生命の息吹く星だろうか? 筆者はそうは思わない。
広大な銀河の中には、地球よりもはるかに高度な文明を誇る惑星がきっとあるはずだ。そしてそれらの星々の住人は、今この瞬間も地球を目指して向かっているのかもしれない……。
あるいは、既に地球内部に侵入を果たしているのかも。
宇宙動物エルバッキーに注意せよ!
あなたは、エルバッキーという生物をご存じだろうか?
エルバッキーはUMA(未確認動物)の一種として一部のオカルトファンにはよく知られている存在。正式名称はアルターゴゾ・エルバッキー・ムニューダー。なんとも宇宙的な響きであるが、彼は遠い宇宙の果てからやってきたという。
そんなエルバッキーの姿は、地球に生息する猫に似ている。
ふわふわの長毛種のような毛並みをしていて、顔だちも手足も猫そっくり。
毛色は赤茶色とされており、尻尾は猫のそれよりも幾分大きいという。そして目は爛々と光を放つ、とも。
出身はアンドロメダ星座のいずれかで、地球には環境調査のためにやってきたそうだ。
……そろそろ頭が痛くなってきた読者も出始めた頃だろうが、この話はもう少し続く。ロキソニンでも飲んでから、後半を読んでほしい。
エルバッキーはいつ、どこに現れたのか?
エルバッキーが目撃されたのは、何とこの日本である。
1981年の7月。とある女性が神奈川県横浜市で発見したとされており、この目撃者はのちに書籍を上梓してエルバッキーの存在を人々に知らしめている。
この際に女性はエルバッキーの姿をカメラに収めたが、前述のとおり我々凡人が見ても猫にしか見えないという状況であった。しかも撮影に成功したネガフィルムは、女性の飼い犬によって食いちぎられており、詳細な鑑定も不可能という有様。なんともきな臭い……。
で、目撃者のこの女性はのちにエルバッキーが地球に到来した理由を、アンドロメダの宇宙人から教えてもらっている。さらっと妙なことを書いた気がするが、気にしないでいただきたい。
前項で説明したように、エルバッキーは地球の調査目的でやってきた猫……じゃなかった宇宙動物。そのことを、目撃者の女性は宇宙人から説明されたというのだ。
なんでも、エルバッキーは同時期に3体が地球に降り立ったという。他の2体のエルバッキーは、どんな姿なのだろうか。やっぱり猫にクリソツだったのだろうか。
おわりに
UMAは世界に数あれど、日本に出没したとされる未確認動物はそう多くない。
せいぜいツチノコ程度のものである。
となると、必然的にエルバッキーの希少性も理解できようというものだ。
惜しむらくはエルバッキーがこれ以降誰からも目撃されていない点にある。
まあ、マジで猫そのものの見た目なので、エルバッキーを見たとしても、誰もそれが宇宙動物とは分からないのだからしようがない。
文/松本ミゾレ