これが色鉛筆で描いた絵? リアルな猫を描く18歳の天才少年に話を聞いた
とにもかくにも、まずは見てください!
紛れもない可愛い猫の姿。これが色鉛筆で描かれた作品だと聞いて信じられるでしょうか?
写真を超えたリアルが押し寄せてくるかのような迫力、触りたくなるほどの柔らかさで溢れています。
描いたのは18歳の大学1年生・音海はる、本名・工藤陽輝(はるき)さん。
猫や虎、昆虫など、繊細で立体的な色鉛筆画をツイッターに投稿し、話題になっているんです。
そんな音海さんの作品には多くの猫が登場。さらに筆者と同郷。
猫好きの筆者は、音海さんにシンパシーを感じ、直接お話を伺いました。
–色鉛筆画を始めたきっかけは?
「高校2年の頃に友人の絵を見て影響を受けたことがきっかけです」
–色鉛筆で描こうと思ったワケは?
「ただ単純に楽しそうだと感じたためです。ちなみに色鉛筆だけでなく、毛並みを表現するために鉄筆を用いて、色を塗る前に紙に溝を彫ってます」
そんな音海さんの製作過程を見せて頂くと、、、
猫の作品が多いことについて聞くと「猫が好きで、描いててとても楽しいですし、癒されるからです」と答えてくれた音海さん。幼い頃の病気で右目を失明し、大きなハンデを抱えながらも、描くことを全力で楽しんで追求している姿に感銘を受けました。
そんな音海さんに、これまで描いた作品の中で一番のお気に入りを聞いてみると、、、やっぱり猫かと思いきや!
–お気に入りポイントは?
「クワガタの体が魅力的で、昆虫ならではの光沢やザラつきといった質感を丁寧に表現できたと思っています」
–特に力を入れたところは?
「木です。木肌を細かく描き込んでいくのが大変でした…!」
–クワガタがお気に入りのワケは?
「幼い頃から昆虫も大好きで思い入れのあるクワガタ(オオクワガタ)だったからです!」
猫好き、ならびにクワガタ好きと判明した音海さん笑。
将来の夢について聞くと「詳しくは決めてませんが、絵に関するお仕事をしたい」と控えめに答えてくれましたが、彼の才能は日本だけでなく世界に羽ばたき、日本を代表するアーティストとして活躍してくれることでしょう。これからも応援しています!
音海はるさんツイッター
@huwahuwa1_25
音海さんの色鉛筆画展示イベント
10月12日(土)午前9:00〜「第13回さくらっこまつり 〜もふもふまつり〜」
場所:山形県寒河江市 白岩小体育館
音海さんの作品がイベントのゲスト枠で展示されます。みなさん是非、生でご覧下さい!
取材・文/太田ポーシャ