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お盆はペットも帰ってくる?お盆に起きたちょっと不思議な体験談

2019.08.13

お盆はペットも帰ってくる?お盆に起きたちょっと不思議な体験談

毎年の夏、ほとんどの地域で8月13日から16日頃までの期間で行われるお盆行事。お盆は元々仏教と日本に古くから根ざしていた祖先を信仰する考え方が融合して誕生した行事であるという。



仏教が浸透している国は数あれど、お盆という行事が存在する国は日本だけというわけだ。

お盆の時期といえば、家々に先祖の霊が舞い戻ってくる時期であると考えられている。

こういうとき筆者はよく考えてしまうんだけど、実家が取り壊しになって家族がマンションとかアパートとかに移り住んでいても、先祖の霊はちゃんとそっちに来てくれるのだろうか。

一度同級生の僧侶にこのことを質問してみたが「知らん」と一蹴されてしまった。謎は深まるばかりである……。

ところで、お盆に戻ってくるのは、どうやら先祖の御霊だけとも限らないらしい。



場合によっては、かつて大切に育てていたペットの霊も帰ってくることがあるようだ。

夢に出てきたクワガタのクワジ

これは筆者が中学生の頃の話だ。ある真夏の寝苦しい晩、金縛りに見舞われた。

恐ろしいことに、目を閉じているのに部屋の光景がまぶた越しに確認できるという状況に混乱してしまった。

「うわあ、幽霊かなぁ」とか思っていると、部屋の中を何かが飛び回っている。閉じられたまぶた越しに目で追うと、それはなんとオオクワガタ!

筆者が今に至るまで育てたことがあるオオクワガタは、クワジだけ。

オオクワガタは自然界にはもうほとんど現存していない。まして臆病な種類なので、民家の灯りになどほとんど飛んで来ない。

「クワジだ!」と思った瞬間、金縛りが解けた。起き上がってすぐに探すけど、もうクワジの姿はどこにもなかった。

時間を確認しようと目覚まし時計を見ると、日付は8月15日になったばかりであった。

もしこれがクワジの霊なら、昆虫すらお盆にはかつての飼い主に顔を見せるということになる。
であれば、犬や猫なんて当たり前みたいにお盆に戻ってきていることだろう。



愛犬の仏壇にお供えした水がお盆になったら急激に減った!

かなりベタな話をしたい。

既に亡くなってしまった親戚が生前話していたことだが、この親戚は長年犬と一緒に暮らしてきた。



お互いに高齢となったが、幸いなことに親戚は犬を見送ることができた。立派な葬儀のあと、小さな仏壇を購入し、そこに写真と位牌を飾っては、毎日手を合わせる晩年であったそうだ。

ある年の8月13日、いつものように仏壇に水をお供えした親戚。10分ほどして何となく水の入った茶碗(犬が飲みやすいように、口の広い茶碗に水を入れていた)を見ると、なんと水がほとんどなくなっている。

慌てて水を入れて仏壇に戻すが、やはりちょっと目を離しているうちに、水はどんどん減っていった。この現象は8月16日まで続き、17日にはいつものように水が減らない茶碗に戻っていたという。

きっとお盆期間中、かつての愛犬が家に戻っていたのだろう。そう思いたい。

事故で死んだ飼い猫の鈴の音が響くお盆の夜

これも割とベタなお盆にまつわる話になるが、父方の祖父がまだ若い頃に山の中でほとんど放し飼いに近い状態で飼っていた猫が、あるとき車に撥ねられて死んでしまった。

この猫は大きな鈴のついた首輪をしていたが、事故直後の衝撃で、鈴はグシャグシャに潰れていたという。遺体は祖父の手で丁重に葬られ、庭先には小さな墓地が作られた。

その年のお盆の夜のことだ。

祖父が猟銃の手入れをしていると、「カランカラン」と、耳慣れた音がする。



祖父はすぐに「あ、アイツの下げてたでかい鈴の音だ」と気付いたそうで、そっと家の戸を開けると、外に魚の頭を投げてみた。

鈴の音は魚の頭のある方向に移動していき、ほどなくしてもう一度「カラン」と音を鳴らすと、それきり聞こえなくなったということである。

「山の中では、昭和の終わり頃までこんなことは別に珍しくなかったよ」

ほとんど顔もおぼえていない祖父が言っていたのを思い出す。

おわりに

お盆に戻ってくるのは、先祖の霊だけとも限らない。自分が過去に関わった全ての命が、何かと顔見せに戻ってきているのかもしれない。

筆者は今、3頭の猫と暮らしているが、いずれ彼らを見送る立場だ。

もしかしたら遠い未来には、お盆の夜にその3頭のうちいずれかが枕元に立つという経験を味わうのかも……。

文/松本ミゾレ

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