ちょっとの工夫で超寿命!「猫草」は植え替えすると長持ちする!!
猫と暮らしている方にとっては、お馴染みの猫草。
猫のグルーミングの際に飲み込んでしまう毛玉をしっかり吐き出すためにも猫草は効果があるとされていますし、排泄の手助けをするにも効果的と言われています。
もちろん気まぐれな猫という動物たちのことですから、個体によっては全く見向きもしなかったりするのですが、猫によっては猫草に目がないという個体も少なくありませんよね。
我が家には3頭の猫がいますが、1頭は全く猫草に近寄りもしないものの、残る2頭は大好物のようで、放置しておくと延々ムシャリムシャリと食べています。
言ってみれば嗜好品のようなものでしょうか。
そんな猫草は、ペットショップや、ちょっと大きめの郊外にあるようなホームセンターでは、大抵安価で販売されています。ですので手に入れるための敷居は低いのですが、欠点もないわけではありません。
猫草は割と足が早い…惜しまず食べ切らせる覚悟であたえよう!
買ったままの状態の猫草って、割とすぐにダメになるというか、萎れてしまうんですよね。それこそこまめに水をあたえていても、その寿命は大して長くありません。
日照、そして適切な水分。
これらを気に掛けて育てていても、猫草はすぐにダメになってしまいます。大体1ヶ月か2ヶ月持てばいいほうで、それ以降は食べられた箇所から茶色くなって、徐々に枯れてしまうというのがよくある猫草の最期ですよね。
しっかり育てていれば、永久機関のように延々と猫に猫草を食べさせてあげることができてコスパも良くなるのですが、なかなかそれも難しいようです。
特に室内で猫草を管理している場合には……。
ですので、特に長持ちさせたいという意図がないのなら、購入後はさっさと猫に食べ切ってもらう気持ちで扱うのがいいでしょう。
少しでも萎びてきたら、それが寿命と考えるぐらいでいいのかもしれません。値段分の活躍は、恐らく果たしてくれたことでしょうし。
猫草を長生きさせたいなら、本格的にお世話をすればOK!
ただ、どうせ猫草を購入したのであれば、やっぱりできるだけ長い期間活躍させたくなるものですよね。こういう場合は猫草のお世話をするにも、ちょっと本腰を入れることをオススメします。
その気になれば猫草は、地域の気候にもよりますが、数ヶ月は余裕で長持ちしてくれます。我が家では猫草は基本的に、購入後はすぐにサイズの大きなプランターに植え替えて、ガーデニング感覚で管理します。
毎日適量の水やりをしつつ、葉に元気がなければ栄養剤も挿し、延命を図っています。
また、食べられた箇所が茶色く枯れてしまえば、その都度切除もしています。これらの細かい手間を重ねることで、しっかりと猫草がプランター内の肥料に根付き、強く育ってくれます。
その上成長も早いですから、毎日猫たちに存分に食べてもらってもすぐに再生するので節約にもなります。
もちろん何より大事なのは太陽光なので、ベランダか庭にプランターを置いておく必要はありますが、その手間に見合うコスパは実感することができるはずです。
おわりに
猫にとって、猫草の摂取は別に必須ではありません。
食べなくても大丈夫だし、逆に食べ過ぎると消化不良の原因にもなるので、塩梅は大事になるわけですが、やっぱり常に新鮮な猫草が手元にあると便利です。
極端な話、見た目は地味ながらプランターで育てるうちに青々とした葉に愛着もわきますし、どうせ猫草を買ってくるのであれば、プランターで育てるほうが楽しいように思えます。
ご自宅にベランダ、お庭があるとい猫の飼い主さんは、是非一度挑戦していただければ幸いです!
文/松本ミゾレ