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化学物質が蓄積されてしまう危険性も!猫の食器を洗う洗剤、どうしていますか…?

2018.07.13

化学物質が蓄積されてしまう危険性も!
猫の食器を洗う洗剤、どうしていますか…?

猫の食器って、洗剤を使ってもなかなかぬめりが落ちにくいですよね。私は猫専用の食器用洗剤があることを知ってはいたのですが、人間用とどんな違いがあるのかよく理解できなかったので、「そんなに変わりないんじゃない?」というイメージがあり、ずっと(スポンジは別にして)人間用の食器用洗剤で洗っていました。でもある時、ネットで「猫は人間と違い食器を直接舐めるので、すすぎ残しの合成洗剤によって体内に化学物質が蓄積されてしまう危険性がある」と書いているのを読み、びっくり。確かにわが家の愛猫も、お気に入りのおやつだと、食べ終わって空になったお皿をずっとぺろぺろしていることがあります。

猫用の食器用洗剤は、人間用とどう違うのでしょう? 洗剤である限り、やはり危険なのでは…? 猫用の食器用洗剤を製造販売している2つのメーカーさんにお聞きしました。


「わんにゃん食器の洗剤(300ml)」(税込1,728円)

「わんにゃん食器の洗剤」を製造している株式会社FLFの大野佳哉さんによると、猫のお皿に残りがちなヌメりの正体は、「バイオフィルム」といって、猫の唾液に含まれるバイキンが自分を守るために作ったバリアのようなものだそうです。人間用の食器用洗剤は油を落とすように作られていますが、このバイオフィルムは落とせないのだとか。

大野さんによると、落ちにくいためにバイオフィルムが残ったお皿でフードをあげ続けると、バイキンも舐め続けることになってしまうため、猫の健康によくない影響を与える危険性があるとのこと。また、落ちにくいヌメリを落とそうと人間用の洗剤をたくさん使うと、食器に洗剤が残りがち。これも舐めたら危険ですよね。「わんにゃん食器の洗剤」は一般的な洗剤と違い、油汚れと一緒にバイオフィルムも一緒にからめ取る働きがあるそうです。またパーム油、クエン酸、トコフェロール、精油など天然の成分からできているため99.9%生分解するので、仮になめてしまっても安心だそうです。


オリジナル キャット食器洗剤 「キッチンバブル(150ml)」(税抜き価格572円)

10年ほど前から、猫専用の食器用洗剤「キッチンバブル」を販売している株式会社ヴィジョンズの粟野さんによると、猫の食器は本来、洗剤を使わずに洗うのが望ましいとのこと。「どんなにお皿をていねいに洗っても、どうしても洗剤が残ることもあります。それは人間にも安全とは言えませんが、猫はお皿を舐めますので、洗剤が体内に入る事になります。ですから本来は、洗剤を使わずに、お水で洗うだけが1番いいと思います。アクリルたわしなどでこするだけでいいと思いますが、ただ、それではどうしても気になる人には、安全な食器洗剤を選んで欲しいと思っています」(粟野さん)。

こちらも、使用成分はパーム油、パーム核油、クエン酸、リンゴ酸、トコフェロール(天然ビタミンE)、精製水と全て天然成分で、 99.9 %生分解しますので、舐めても安全だそうです。また粟野さんによると、株式会社ヴィジョンズでは犬用、猫用と分けてサイトを作っていますが、「キッチンバブルをお求めいただくお客様は断然猫の飼い主さん」だそうで「猫の飼い主さんは安全なものへの意識がとても高いと思います」とのこと。食器を舐める猫ちゃんだけではなく、食器を洗う人間の手にもいいので、今まで手荒れが酷かった人、ゴム手袋無しでは洗えなかった人などが、この洗剤を使い始めてから手が荒れなくなったとの声が多数届いているそうですよ。

このお話をうかがってから、わが家ではまず、洗剤なしで汚れをからめとるメラミンフォームのスポンジ(「激落ちくん」などの商品名で売られています)でヌメりをよーーく落とし、それでも気になる時に猫用の洗剤を使うようにしています。またフードを食べきったらできるだけすぐにお皿を下げて、お皿を直接舐めないようにするよう注意しています。唾液の成分がお皿につきにくいせいか、洗うのもラクになったような気が。猫ちゃんのお皿のヌメりに悩んでいるお宅に、おすすめです!

取材協力/株式会社FLF 株式会社ヴィジョンズ

取材・文/桑原恵美子

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