猫のハーネス。犬用でも大丈夫…?
猫を外に連れて行く場合リードは必需品。ただし、猫は犬のように散歩に慣れていないこと、臆病な性格のためパニックになることを考えると、犬のような首輪にリードを付けることは難しく、しっかり固定されるハーネスがベター。しかし、そのハーネス選びも慎重にならなければなりません。
ペットショップに行くと、首輪とともにハーネスもたくさん並んでいます。ただし、猫というより犬向き。太郎君用にハーネスを買いに行ったとき、店員さんに「猫だけど犬用でも大丈夫?」と聞いたところ「大丈夫だ」と言う回答。そして、何も考えずデザインがかわいいハーネスを購入。
しかし…
犬と猫は基本的に骨格が異なり、体が柔らかい猫では、犬用の両足で固定する8の字ハーネスでは“すぽっ”と取れてしまいます。頭のよい太郎君は、一度取れ方がわかると次からすぽっ、すぽっ。さっぱり散歩ができませんでした。
少しばかり店員さんを恨みましたが、これもひとつの勉強と思い、次のハーネスを探しペットショップへ。そして今度は猫用の紐型ハーネスを購入。猫用は首と胴体で固定するため、抜けにくくなっています。
つけ方も簡単。ただし、このタイプは紐で固定しているため、強く引っ張ると食いこみ喉を傷めてしまうことも。なので、リードは伸び縮みするものを利用しています。
そして、弟、権平君には、もう少し進化型ダブルブロック仕様の猫用ハーネスを購入。これは、紐ではなく面で体をとらえているので多少引っ張っても体への負担が少ないです。ただし、猫は毛の感覚が鋭い動物。普段から服を着せている猫ですと問題ないようですが、慣れていない猫は装着すると“へっぴり腰”になることも。権平君は、おっとりさんで何をされても着せてもへっちゃら。しかもやんちゃんなので、一番脱げにくいダブルブロックのハーネスを愛用。
お兄ちゃんの太郎君にもダブルブロック仕様を着せてみましたが、服が苦手な太郎君は“へっぴり腰”。ですので、紐型のハーネスを使用しています(着け続けると慣れるようですが…)。
番外編ですが、ハーネスを忘れて出かけたとき、急遽購入したダイソーのハーネス。これは犬用で販売されていますが、首と胴で固定するタイプなので、権平君がまだ小さいときはこれで十分でした。ただし、驚いたときなど急に引っ張ると取れることはありましたが…。
また、犬用のベストタイプハーネスもちょっと工夫すれば猫でも使えます。まず、ダイソーなどで手頃な首輪を購入。それをハーネスに縫い付け、首周りを調節できるようにすれば“すぽっ”と首から取れません。
文/舟津カナ