麻布・白金ドッグビューティー通信
細部にこだわる!シュナウザーのカット術
カットバリエーションが多く、その性格も活発でファンが多いのがシュナウザー。カラーも、ソルトアンドペッパー、ブラックアンドシルバー、ブラック、ホワイトの4種類がありそれぞれのコントラストが魅力的です。
性格も賢く、丈夫で、飼い主さんと元気に遊ぶのが印象的ですね 。カットもクリッパー(バリカン)を使ったり、シザー(ハサミ)を使ったり、毛をプラッキング(毛を抜く)するなど、見せ方は様々です。そして一番の特徴なのが、みなさんご存知のまゆ毛と口のヒゲですよね。一見、おじいちゃんみたいな風貌もまた、それがシュナウザーらしく魅力的な部分でもありますね。
今回はそんなシュナウザーのカットスタイルをご紹介します。
STYLE 1
スタンダードスタイルのようなクール感はありませんが、目がパッチリ見えて、口の回りが短く汚れにくいので可愛くお手入れしやすい人気のスタイルです。
シュナウザーの耳に多いバリカンをかけたスタイル。この方法は一般的で耳の中の毛が多いシュナウザーにとっては通気性がよく見た目も快適そうです。一般的には1ミリをかけてペラペラにする方法が多いように思いますが、Doggie-Doではあえてバリカンのミリ数を2ミリや3ミリにしています。ほんの数ミリを変えることによって耳に厚みが出てより可愛らしさが強調できます。
耳の毛が薄い子は肌が透けてしまうのも防げますし、そのちょっとしたニュアンスの違いで見た目の差が変わってきますね。
シュナウザーの肢の毛はボディの毛と違いフワフワしていて毛が細く、もつれやすいのが特徴です。月に一回トリミングをしているというコでも、肢に毛玉やもつれがあるコがほとんどです。この肢の毛は、長さも程よく残して1ヶ月のペースであれば毛がもつれないスタイルになります。
写真で見ると太そうに見えますが、毛足は2.5センチほどにしてみました。そのかわり、脇の毛がこすれ合ってよく毛玉になってしまう所は短くして、足先に向かって末広がりに見えるスタイルに。その方がボディともバランスがとれて可愛く見えますね。
ボディがとても短いのでより可愛らしい部分をつくる為にこんなポンポンシッポもオススメです。シュナウザーは断尾していて尾が短いコがとても多いので、その特徴を活かして丸いシッポのスタイルも可愛いですね。
尾が長いシーズーなどは難しく、尾が短いヨーキーも毛質が違うのでこんな風に丸くは出来なかったりします。シッポをフリフリした時に小刻みに動く感じがとても可愛い印象です。
STYLE 2
シュナウザーのテディベアカットもやはり人気のカットスタイルです。長過ぎるお耳がちょっと苦手という飼い主様にオススメです。
お耳の長さは耳朶(じだ)ギリギリですが、耳のボリュームをそのまま残して丸くしています。他の犬種よりも毛量もとても多く、やや毛質がストレート気味なので実は一番ソロエにくく崩れやすいカットかもしれません。お耳は丸いシルエットにする事によってより可愛く、活発な印象にもなります。
トップの毛の長さが低いのと、シュナウザーの耳の付き方がもとから高いので、お耳がより強調されますね。まるで耳あてをしているようなかわいい印象になります。
まゆ毛は長くするとシャープでカッコイイ印象になりますが、短くすると目がパッチリと見えてまつ毛も見せる事ができますよ!
シュナウザーは目が大きいうえ、まつ毛も黒くてしっかりしているので、まつ毛を残すとチャームポイントになるんです。長さは好みにもよりますが、目にまつ毛が被さるようだったら切ってあげたほうが可愛いです。その方が目もパッチリ見えてきますよ。下がってきてしまうコは、長過ぎか、まゆ毛の毛量でまつ毛が下がって来る事が原因としてあるかも知れません。
お顔の毛のちょっとした長さで、キュートにもスマートにもワイルドにも見せられるシュナウザー。トリミングサロンに行った際には担当のトリマーさんによく相談していろんなスタイルにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?
『Doggie-Do 白金台』
店長 新井史歩
『Doggie-Do(ドギィドゥ)』
東京・麻布十番と白金台にある人気のリラクゼーション・トリミングサロン。ワンちゃんのコンディションや性格、体質などを見極めることでワンちゃんへのストレスフリーを目指したケアを行なう。送迎サービスやペット宿泊サービスなども気軽に相談することができる。
◆「麻布店」東京都港区南麻布1丁目15−5
OPEN11:00〜19:00/年中無休
◆「白金台店」東京都港区白金台3丁目16−2
OPEN11:00〜19:00/火曜定休
http://www.doggie-do.com/