小学生のSDGs教育に関する調査2022
スカパーは、衛星画像を活用して、地球に存在する彩り豊かな美しい「色」から、地球を知ることで興味を持ち好きになってもらい、そして様々な環境問題を考えるきっかけを提供するプロジェクト“Satellite Crayon Project”を、2021年10月に始動。
プロジェクト企画第1弾として、子どもたちのはじめてのSDGs(持続可能な開発目標)としてもご活用いただける「海のクレヨン」を製作、1月より販売している。
この“Satellite Crayon Project”に因んで同社は、全国の小学生がSDGsに対しどのような意識を持ち、どのように学んでいるのかを把握するため、全国の小学生の保護者1,000名を対象に、2022年2月3日(木)~2月7日(月)の5日間で、「小学生のSDGs教育」についてインターネット調査を実施したので、その主な内容と結果を見ていこう。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)
SDGsの達成に役立つと思う技術 1位「リサイクル技術」2位「エネルギー技術」3位「農業技術」
SDGsの達成に向け、どのような技術に期待している人が多いのだろうか。全回答者に、SDGsの達成に役立つと思う技術を聞いたところ、「リサイクル技術」(44.5%)が最も高くなった。
資源の再利用を図り、高度な循環型社会の実現を推進する技術に期待を寄せている人が多いよう。次いで高くなったのは、「エネルギー技術」(40.6%)、「農業技術」(34.1%)、「バイオテクノロジー」(32.4%)、「漁業技術」(26.2%)という結果に。
男女・世代別にみると、20代男性では「ドローン技術」(23.8%)が他の層と比べて突出して高くなっている。
子どものSDGs教育の先生になってほしい芸能人 1位「HIKAKIN」2位「林修」3位「池上彰」
全回答者に、子どものSDGs教育の先生になってほしい芸能人を聞いたところ、1位「HIKAKIN」、2位「林修」、3位「池上彰」、4位「さかなクン」、5位「小島よしお」という結果に。
人気YouTuberのほか、テレビ番組などでわかりやすい解説や説明をしている姿が印象的な芸能人が上位に挙がった。
男女別にみると、男性回答では1位「池上彰」、2位「HIKAKIN」、3位「林修」、4位「さかなクン」、5位「所ジョージ」、女性回答では1位「HIKAKIN」、2位「林修」、3位「さかなクン」、4位「小島よしお」、5位「池上彰」となった。
子どものSDGsへの関心を高めるために、“SDGsアンバサダー”になってほしい! 芸能人1位「HIKAKIN」2位「あばれる君」「さかなクン」
SDGsについて多くの人に関心を持ってもらうための宣伝大使“SDGsアンバサダー”のイメージに合うのはどのような人なのだろうか。
全回答者に、子どものSDGsへの関心を高めるために、“SDGsアンバサダー”になってほしい人物を聞いたところ、芸能人では「HIKAKIN」がダントツで、2位「あばれる君」「さかなクン」、4位「林修」、5位「サンドウィッチマン」という結果に。
また、声優では、人気アニメ『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎役を務めた「花江夏樹」がダントツ、“七色の声を持つ男”とも称され『それいけ!アンパンマン』のチーズ役や『ルパン三世』の銭形警部役、『アラジン』のジーニー役など多数の人気作品で活躍している「山寺宏一」が2位となり、3位「梶裕貴」「高山みなみ」「野沢雅子」と続いた。
さらに、アニメ・マンガのキャラクターでは「ドラえもん(ドラえもん)」がダントツ、2位「竈門炭治郎(鬼滅の刃)」、3位「江戸川コナン(名探偵コナン)」、4位「野原しんのすけ(クレヨンしんちゃん)」、5位「アンパンマン(それいけ!アンパンマン)」となった。
環境問題に対する意識を高めるために子どもに見せたいアニメ 1位『風の谷のナウシカ』2位『天空の城ラピュタ』3位『ドラえもん のび太とアニマル惑星』
環境問題に対する意識を高めるために、子どもに見せたいと思うアニメを聞いたところ、1位『風の谷のナウシカ』(41.4%)となった。『風の谷のナウシカ』は、戦争により汚染された“腐海”が拡がる地球が舞台となる作品だ。
この作品が文明のあり方や自然との共生について考えるきっかけになるとイメージしている人が多いのではないだろうか。
次いで、科学の力で発展し高度な文明を持っていたが土から離れたことで衰退の一途を辿ることとなった王国“ラピュタ”が舞台となる『天空の城ラピュタ』(34.4%)が2位。
環境破壊や核戦争で荒廃した惑星からアニマル星へやってきた侵略者“ニムゲ”との戦いを描いた『ドラえもん のび太とアニマル惑星』(31.5%)が3位。
人間による大気汚染に対する報復として地上文明を洪水で滅ぼそうとする“天上人”との戦いを描いた『ドラえもん のび太と雲の王国』(31.3%)が4位。
海沿いの街を舞台に、人間になりたいと願うさかなの子と少年との出会いを描いた『崖の上のポニョ』(29.6%)が5位と、ジブリ作品とドラえもんシリーズがTOP5を占める結果に。
また、山犬に育てられた少女との出会いをきっかけに、主人公の少年が森と人間との共存を模索する姿を描いたジブリ作品『もののけ姫』(27.4%)は7位、異常気象が続く東京を舞台に、不思議な能力を持つ少女と出会った主人公が自身の生き方を選択する姿を描いた新海誠作品『天気の子』(25.5%)は8位であった。
関連情報:https://satellite-crayon.skyperfectjsat.space/
構成/Ara