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電動昇降ベッドに豪華キャプテンシートも!1000万円超でも納得の豪華キャンピングカー5選

2022.03.04

■連載/大森弘恵のアウトドアへGO!

2022年2月10〜13日、千葉・幕張メッセで「ジャパンキャンピングカーショー2022」が開催された。ジャパンキャンピングカーショーは、多くのビルダーがこの日を目指して新型車を開発する業界最大のビッグイベントだ。

初日は積雪予報のため出足が鈍ったものの、連休と相まって4日間で2万3775人もの人たちがいち早くキャンピングカーを見比べようと会場を訪れていた。

キャンピングカーの花形はやはり豪華装備で1000万円クラスが当たり前のキャブコン。今回は豪華装備のキャブコンを中心に、憧れ装備キャンピングカーをご紹介。

人気ビルダーの最新作は「江の島」

ダイレクトカーズ「江の島」(978万円〜/展示車両1090万7500円)。
カムロードベースで9人乗車・7人就寝。

木目が美しいリトリートシリーズが大人気のダイレクトカーズが、2021年7月に神奈川・厚木にショールームをオープンした。そこで本拠地である三重をイメージしたキャブコン「伊勢志摩」に続き、2022年に発表した最新キャブコンは「江の島」だ。

比較的取り扱いしやすい全長4990mm、幅2130mmのボディは江ノ島あたりの隠れ家にぴったりの派手すぎないブルー。大きく跳ね上がるバックドアも使い勝手がよさそうだ。

インテリアも白をベースにソファ&ベッドの青でさわやかに引き締める。

355Wソーラーパネル、リチウムバッテリー×2、走行充電システム、外部電源など電気系は充実しており、電子レンジや85L冷蔵庫搭載はあたりまえ。特筆すべきは電動昇降2段ベッドだ。

ベッドはボタンを押すと軽い音色とともにゆっくり昇降する。寝袋や着替えといった荷物をよけてからボードをずらす手間がないのはやはり楽ちん。それに天井ギリギリまでベッドが上がるので室内はゆったり感じる。

やっぱりアドリアは憧れバンコン

アドリア「ツインスポーツ600SPB」(1125万3000円〜/展示車両1236万4880円)。
フィアット/デュカトベースで4人乗車・4人就寝。

デルタリンクが扱うアドリア「ツインスポーツ600SPB」は、日本での運転も安心の右ハンドル。キャブコンとはひと味違うスポーティーなルックスと上質な乗り心地も魅力的だ。

バンコンとはいえ5998×2050×H2580mmという大柄なボディを武器に、温水シャワー室(カセットトイレ付き)、リアの常設ベッドルーム、ACフロアヒーティング、リア専用クーラーなど装備は充実。もちろんサブバッテリーとソーラーパネルも搭載。

ラグジュアリーなキャプテンシートは、くるっと反転させてそのままリビングのソファとして活用できる。

スライドドア脇にあるのはビルトイン2口コンロと広めのシンク。138L冷蔵庫、そして欧州生まれらしくガスオーブンまで搭載されている。

後部ベッドの下がラゲッジスペースで、ベッドを取り外して自転車などを収納することも可能だ。

カーテンを閉めても明るいスカイビュールーフウインドウ

アネックス「リバティ52DB」(1100万円〜/展示車両1194万8222円)
カムロードベースで7人乗車・5人就寝。

広く明るいダイネットとスライド式バンクベッド、リア2段ベッドというファミリーにちょうどいいレイアウトなのが「リバティ52DB」。今や常識とも言える常設2段ベッドをいち早く提案したモデルでもある。

中でもダイネットは壁掛けエアコンとFF床暖房のおかげで一年中快適に過ごせる仕様。一度床暖房の恩恵を知ると、手放せない装備になる。

また、ダイネットの上には大型のスカイビュールーフウインドウが付いている。キャンプ場や車中泊スポットのRVパークでは昼間でもカーテンを閉めて中が見えないようにするが、そうすると暗く、圧迫感を感じる。スカイビュールーフウインドウがあれば、カーテンで外からの視線を遮断しつつ、明るい車内で過ごせるというわけ。

ギャレーは出入り口の脇。電子レンジや85L冷凍冷蔵庫もあり、上部に薄型のレンジフードも付いている。

ギャレーの反対側はサニタリールームで、温水シャワーとカセットトイレが装備されている。

4時間走行でバッテリーが満充電になる!

ナッツRV「クレアハイパーエボリューションNEO 5.3X」(1140万円〜/展示車両1170万4700円)。
カムロードベースで7人乗車・6人就寝。

全長は5190mm、幅2080mm、全高2910mmの迫力ボディに、新型カムロード対応の超急速充電システム「ハイパーエボユニット」を搭載している。顔つきもどこか隈取りのような派手さとなった。

後部ベッド下に大型のラゲッジスペースを確保。外側3方向からアクセスできるうえ、室内からも荷物を取り出せるのがいい。

冷蔵庫(シンク下の木目扉)は容量が70L、ハンドルなどの出っ張りがなく後部のセミダブルベッドへの行き来で邪魔にならない。冷蔵庫の脇にはペットボトルストッカーも!

後部ベッドはウッドスプリングで、湿気をためにくいうえ極上の寝心地を約束する。ベッドの下はラゲッジで内扉からのアクセスも可能だ。

もちろんベッドスペースにエアコンを装備しており、熱帯夜とは無縁。

ちなみに2022年モデルはFFヒーターのマルチコントローラーが標準装備となっている。

超急速充電システム「ハイパーエボユニット」とリチウムイオンバッテリーを運転席の後ろのシート下に搭載。4時間の走行でリチウムイオンバッテリーが満充電になるので、長期間にわたる旅でも不安なく家電を使える。

80%に押さえる“いたわり充電”と“フル充電”の切り替えができるのもうれしい。

番外編。ハイラックスをスタイリッシュなトラキャンにする〝キャンパーシェル〟

M.Y.Sミスティック「デシエルト De01」(279万8000円〜/展示車両299万9520円)。
ハイラックスに載せる着脱式シェルで、就寝人数は3人。

日本では珍しい、ピックアップトラックに載せるキャンパーシェルを販売しているミスティック。会場では新型のデシエルトを発表していた。

トラキャンのシェルは直線的で、いかにも“小屋を載せてます”といったデザインだったが、デシエルトはポップアップを閉じればかなり薄くなりスポーティーな印象だ。また、後部のパネルもゆるやかな弧を描いており、ドアは上下観音開き。下側はステップとなるなど小屋というよりは基地のよう。

サイドオーニングが電動なのも気が利いている。

ダイネットソファーとバンクベッド、ギャレーというシンプルなレイアウトだが、ポップアップルーフのおかげで広々。シートの下にカセットトイレを収納できるのがおもしろい。

角を利用したL字型のギャレーで2口コンロと冷蔵庫を装備。付属のシャワーホースを使って外部シャワーとしても使える。

ゆったり眠れる常設ベッドと2口以上のコンロをもつギャレー、そしてソーラーパネル&サブバッテリー付きのキャンピングカーは、旅はもちろんリモートワークの書斎、そして災害時の避難場所としても注目されている。

事務所や趣味の隠れ家、家族の憩いの場として別荘やワンルームを買おうと考えれば、憧れキャンピングカーは同等かそれ以上の価格が必要だ。そう考えればキャンピングカーは決して高すぎるというものではない。

取材・文/大森弘恵

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