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焼き芋好きが集結!アツアツで盛り上がった「さつまいも博2022」潜入レポート

2022.03.03

前回は、4日間に約5万人の入場者!「さつまいも博2022

2020年に第1回目が開催され、4日間で約5万人もの入場者を集めた「さつまいも博」。昨年はコロナ禍で開催が見送られたが、今年は厳重なコロナ対策を施し開催された。期間は2022年2月23日(水・祝)から27日(日)まで、場所は「さいたまスーパーアリーナ けやきひろば」。

全国各地の人気店の焼き芋を求めて長蛇の列ができた第1回目と違い、今回はコロナ対策として入場規制も設けるため、入場できなかった人や、コロナへの不安から行くのをあきらめた人も多かったのではないだろうか。そんな方たちのために、直前に行われたプレス試食会の模様をレポートしよう。

▲「さつまいも博2022」のポスター

開催日:2022年2月23日(水・祝)~2月27日(日)

開催時間:11:00~19:00(最終日のみ18:00まで)

会 場:さいたまスーパーアリーナ けやきひろば

同時開催イベント:日本さつまいもサミット/全国やきいもグランプリ

▲新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、一部エリアは定員制に。

参加店は、全国から選りすぐりの焼き芋店18店舗

会場は、JR東日本の東北本線「さいたま新都心駅」とデッキでつながっている「さいたまスーパーアリーナ」の「けやきひろば」。改札を出て左のデッキに進めば、白いテントが見えてきた。

今回出店していたのは、日本全国から集まった焼き芋店18店。さつまいも博実行委員長の若林勇介氏(株式会社ファンタグラフス代表)によると、焼き芋ブームでお店が大幅に増えているため、出店を希望してもかなわなかった店も少なくなかったとのこと。「前回グランプリを受賞したお店がその後、大ブレイクしたという経済効果もあると思います」(若林氏)。

今回、参加していたお店は以下のとおり。

①「よっしーのお芋屋さん」(神奈川県藤沢市)は諸般の事情で出店キャンセル。

▲②「いもこのやきいも 阿佐美や」は、香川県の生産者が無農薬で大切に育てている特別栽培の「金時芋」を、じっくり焼き上げる壺焼き芋・大釜を使用した本格石焼き芋などで提供

▲「倉田屋お芋Sweets」は、大正10年創業、現在の店主は3代目という老舗焼き芋店

▲2020年グランプリ戦では、「さつまいも特選農家賞」を受賞

▲④「やきいもコロ」は、愛知県を中心にキッチンカーで販売

▲2021年12月から新発売している「焼き芋コロッケバーガー」が注目されそう

▲⑤「えるろこロド芋!」は横浜名物のスポーツカーで売る焼き芋やさん。蜜が爆発するまで焼き上げた「べにはるか」が人気だ

▲⑥「Rest逢夢」は、鹿児島産にこだわり、3種類のさつまいもを厳選して使用

▲加工品にも力を入れていて、自家製芋じゃむ、芋氷菓も人気が高い

▲⑦「sweet&healthy SAZANKA」は、独自の熟成技術による最高糖度78度の「極蜜熟成やきいも」が人気。「焼き芋の概念が変わる」といわれるほどの甘みに注目

▲⑧「oimo lab.」は、カフェの聖地・東京の清澄白河のお店

▲土地柄にふさわしい上品で洗練された芋スイーツが人気

▲⑨「oimo café & bar apollo」は、種子島産の安納芋の焼き芋が看板商品。安納芋好きが攻めるなら、ここ

▲⑩「超蜜やきいもpukupuku」は、甘さを追求し、10年以上も”超蜜やきいも”を作り続けているお店

▲2020年グランプリ戦では「実行委員会賞」を受賞している

▲⑪OIMO cafe」は、埼玉県入間郡三芳町で、江戸時代から320年以上続くさつまいも農家による、さつまいもカフェ

⑫「あめんどろや」は諸般の事情で出店キャンセル。

▲⑬「C&M's 銀座いもっ娘」は、種子島産の「本物の安納芋」を使ってじっくり焼き上げた焼き芋や、銀座らしい洗練されたスイーツを販売

⑭「焼き芋専門店 芋姫」は、秋田市で初となる焼き芋専門店。定番のお芋から、入手困難なお芋まで、幅広くとりそろえている

⑮「やきいも処DoCo? 弐番館」は、山形県鶴岡市で、焼き芋メニューの多さ日本一を誇る”進化系やきいも専門店”。

⑯「café NETAIMO」は千葉県香取市で、さつま芋の生産から加工・販売まで一貫して行っているお店。寝かせて熟成させた「寝た芋」は、他と違う甘みがあると評判

▲⑰「らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ」は、廃校となった小学校をリノベーションして作られた体験型農業テーマパーク。芋を使ったユニークな商品が多い

▲⑱「農家の台所」は、さつまいも博初出店で、今回トップの注目店

▲全国から厳選したさつま芋を、桜島用岩石で職人が3時間かけて焼き上げた焼き芋や、皮までおいしい「塩焼き芋」、わんちゃん用の焼き芋スナックなどを販売

▲⑲「芋と野菜」は、金閣寺や北野天満宮に近い京都・衣笠で人気のお店。

▲京都の人気ベーカリーとコラボした芋サンドは必食!

▲⑳「patatabase」は、南浦和の産業道路沿いで営業している、炭火壺焼きの焼き芋専門店

▲「神戸芋屋 志のもと」は、前回、みごと日本一に輝いたお店で、殿堂入りとして今回はグランプリ不参加。”日本一の芋師”と呼ばれる野元篤志さんが厳選した焼き芋は、一度食べたら忘れられないインパクトのある美味しさ

ご存じのように、焼き芋は案外当たり外れがあるものだが、全国の焼き芋店から選び抜かれただけあって、いずれもはずれのない美味しさ。その中から特に印象に残った4店を紹介する。

前回のグランプリ店「神戸芋屋 志のもと」の超絶美味の秘密

前回は、全店のお芋が食べられる「食べ比べセット」が販売され(今回は無し)、全店を味わった人が、店名をふせられた上で最も美味しかった焼き芋を投票している。そこで最も多くの人が「一番美味しかった」と投票したのが「神戸芋屋 志のもと」。同店は2017年に神戸湊川てに「芋屋HUG」として開店し、地元では大人気の店だったが、「焼き芋グランプリ」で日本一受賞以降は全国的に注目が集まり、多店舗展開をしている。

同店を運営する「株式会社アイエムオー」代表の野元篤志さん(写真上)は、農業に興味を持ったことがきっかけで熟成芋に出会い、その魅力にハマって焼き芋店を始めた。熟成に使用しているのはシルクスイート。よく見かける品種だが、野元さんは産地指定だけではなく、農家指定、さらには畑指定までして選び抜いている。まるでワインのような厳しさだが「あぜ道ひとつ超えただけで、芋の味が全く変わってしまう。使う芋はすべて、自分で味わって納得したものだけです。値は張りますが、味の違いは歴然としています」(野元さん)。

また「焼き芋は常温が一番美味しい」ため、朝5時から焼き始めて、販売時に常温になるように調整している。運よく購入できて持ち帰っても、温め直しはせずにぜひ、常温のまま味わって欲しい。

▲グランプリを受賞した「神戸芋屋 志のもと」の「長期熟成シルクスイート」。コクのある甘みはもちろんのこと、香りに「アロマ」と呼びたいほどの奥行きがあり、まさに焼き芋観がくつがえるほどの味だった

元・ジムトレーナー、元・理科教師…さまざまな経歴から新しい芋スイーツが生まれている

「芋と野菜」代表の中村佑さん(上の写真左端)の前職は、なんとパーソナル・ジムトレーナー。ボディビルコンテストに入賞するほどの実力だったが、コロナでジムが休業に追い込まれたのをきっかけに、以前から体重管理によく食べていて味にもこだわりがあった焼き芋の販売を昨年、始めたという。「意外に思われるかもしれませんが、トレーニングに必要なエネルギーに必要なのは糖質で、食物繊維の多い焼き芋を愛食しているボディビルダーは多いのです」(中村さん)。

▲「芋と野菜」の「蜜芋サンド」(写真上)は、「体にいいお芋を、ケーキ感覚で食べてほしい」ということで開発した商品。熟成蜜芋に、北海道産の生クリーム、沖縄産の黒蜜、お芋の蜜、京都・山科で人気のベーカリーのパンを使用している

「倉田屋お芋Sweets」はなんと、大正10年から3代続く焼き芋屋さん。3代目の店主・見附豊和さん(写真上・左)は元・理科教師で、リタイア後に品種ごとに甘味の異なるさつま芋の面白さに目覚め、元教え子(同右)に手伝ってもらい、いろいろな焼き芋を販売するようになった。

▲2代目である見附さんのお父さんが、和菓子店で修業をして作りあげたという「芋ようかん」。「うちの芋ようかんは旨いよ!ぜひ食べてみて」と豊和さんが太鼓判を押すだけあって、上品な甘さとともに、3種類のお芋のデリケートな食感と甘さの違いがはっきりとわかる逸品だった

ここでしか買えない希少品がずらり!「干し芋」の沼にハマりそう…

焼き芋店だけでも、これだけ名店だらけだと追いきれないが、干し芋の専門店「ほしいもの百貨」(写真上)もすごかった。同店を運営する「株式会社ほしいもの百貨」代表の杉山彰啓さんは、もともとは銀座にある茨城県のアンテナショップで働いていた。さつま芋というと九州のイメージが強いが、実は茨城は隠れた干し芋王国で、国産干し芋の約8割は茨城産。そうしたことから同アンテナショップでも干し芋の売上比率が高かったが、品質にバラつきもあり、「自分が選んだ本当に美味しい干し芋だけを売りたい」と、専門店を立ち上げた。

最近はコンビニでもよく見かける干し芋だが、原料表示を見ると実は中国産のものも多い。同店が扱っているのはすべて国産で、しかも希少品が多いのが特徴だ。干し芋は商品により甘さにかなり差があるが、同店では、陳列品の右から左に進むほど甘さが濃厚になっている。「最近の干し芋は甘すぎる」と感じている人なら、真ん中から右側を選ぶといいそうだ。

甘味が最も少ないのが、「玉豊」という品種の干し芋。「昔よく食べられていた干し芋です」(杉山さん)。噛むほどに増していく素朴な甘みを懐かしんで探している人も多いが、現在はほとんど栽培されていないため、入手困難なのだとか。

杉山さんの一押しは「金上黄金」という品種の干し芋。品種改良で偶然にできたお芋で、まだ栽培している農家が2軒しかないため、稀少な品。中でも丸ごと3週間かけて干した「丸干し」は大人気で、地元だけで売り切れてしまうため、なかなか都内には出回らない希少品だという。「栗のような独特の甘みがあるお芋ですが、丸干しにすると、さらに甘みが濃厚に感じられます」(杉山さん)。

干し芋に関する杉山さんの蘊蓄を効いていると、こちらも干し芋にハマりそう。もうコンビニの干し芋では満足できなくなりそうだ。

盛り上がるばかりの焼き芋ビジネスに、若い層が熱視線!

埼玉県入間郡三芳町で、江戸時代から320年以上続くさつま芋農家が運営している「OIMO cafe」代表の武田浩太郎さん(写真上)は、「ここ数年、焼き芋の盛り上がりはすごい。イベントも急増しているし、さつま芋全体の売り上げもすごく伸びている」と驚きを隠せない。

特に驚いているのが、焼き芋ビジネスに興味を持つ若い人が増えていること。同カフェにも、焼き芋に興味を持ち自分でもやりたいという若いスタッフが立ち働いていた。キッチンカーなどの小資本で開業でき、大きなブレイクも期待でき、自分のこだわりや企画力も発揮できる「焼き芋ビジネス」に若い層が熱視線を向けているのを感じた。

グランプリは入場者が入場時に渡される2枚のコインを、どの店のボックスに入れるかで決定するのだが、発表は2月27日に行われ、全国焼きいもグランプリには「農家の台所」が決定したそうだ。

今後も続く熱き‟焼きいもの闘い”から目が離せない。

取材・文/桑原恵美子

取材協力/さつまいも博実行委員会

◎関連サイト

公式HP: https://imohaku.com/

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編集/inox.

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