ユーザーが選ぶ本当に良い住宅ローンランキング2022
金利満足度、手数料などの諸費用に対する納得度、団体信用生命保険の満足度、銀行担当者の対応への満足度の4つの指標でユーザーにアンケートを実施。
「MFS」は、2019年から2021年に住宅ローンを借りた人を対象にアンケートを実施し、「ユーザーが選ぶ本当に良い住宅ローンランキング2022」を発表した。
1. 総合ランキング
僅差となったが、1位はソニー銀行。顧客対応の満足度や手数料などの諸費用の納得度が評価されている。三井住友銀行は3メガの中で最も高い評価となった。メガバンクの安心感と窓口対応力が高く評価されている。3位のauじぶん銀行は金利の安さや団体信用生命保険の保障内容高く評価されている。続いて、各4項目の結果だ。
2. 金利満足度
auじぶん銀行は、業界トップクラスの低金利と、無料で50%保障のがん団信と全疾病保障が付帯されることが評価された。さらにじぶん電気とau回線の契約で、金利を最大0.1%下げることも可能であり、圧倒的な低金利を誇っている。
住信SBIネット銀行も低金利であると同時に、無料で就業不能時を保障する全疾病保障がついていることに定評がある。一般的に全疾病では1年間以上働けない状態が継続した場合に住宅ローン残高が全額免除となる保障が多いが、さらに住信SBIネット銀行の全疾病は、がん・脳卒中・急性心筋梗塞などの8大疾病になった場合に、入院や自宅療養の状態に1日でもなると該当月のローンの返済額が免除になるという特徴を持っている。
三井住友銀行は、大手金融機関としての安心感が評価された。また、夫婦で団信に入れる夫婦連生団信にも金利上乗せで対応していて夫妻が安心して住宅ローンを組むことができる。
3. 手数料などの諸費用に対する納得度
1位のソニー銀行は、手数料が選択できる珍しい金融機関だ。一般的にネット銀行では借入金額×2.2%、メガバンクでは3万円の手数料形態が多い。ソニー銀行はこのどちらかを自身で選択することができる点が評価されている。
2位の楽天銀行は元本に関わらず一律33万円(税込み)となっており、高額の借り入れをされる方に人気だ。住信SBIネット銀行は繰上返済手数料や返済口座への資金移動に費用がかからない点が評価されている。
4. 団体信用生命保険の満足度
1位のソニー銀行は無料で50%保障のがん団信が付帯しており、100%保障も0.1%の上乗せだけと業界最低水準。ガン先進医療に対する保障も充実しており、それらの点が高く評価されている。
auじぶん銀行は無料で50%保障のがん団信と全疾病保障が付帯されることが評価された。3位の関西みらい銀行(りそな銀行グループ)は生活習慣病団信があり、糖尿病や高血圧性疾患といった生活習慣病になった場合の保障もある点が評価されている。
5. 銀行担当者の対応への満足度
1位と2位ともにメガバンクが占めた。全国に店舗網もあり、その点が高く評価されている。ソニー銀行はネット銀行ではあるが、専任ローンアドバイザーがつき、土日含めて対応する点が高く評価されている。
アンケート調査概要
対象:2019年から2021年に住宅ローンを借り入れた20歳から49歳の男女730名
男性619名、女性111名
20代:102名、30代:476名、40代:152名
インターネット調査
100の銀行及びモーゲージバンクが対象
調査期間:2021年12月27日~2022年1月3日
https://mogecheck.jp/articles/show/8Pd3k9OMq7Rj2gVveNlJ
構成/ino.