名前からは想像できない郷土料理ランキング
「生活ガイド.com は、みんなのランキング第30回「名前からは想像できない郷土料理ランキング」のトップ10を発表した。
このランキングは、名前からは想像ができない地域独自の郷土料理を生活ガイド.comが厳選し、その中から「変わった名前だな」と思う郷土料理を生活ガイド.com会員に投票してもらい決定した。
今回1位に輝いたのは、山形県の「もってのほか」。
甚だしい、けしからん!と言われているのではない。「もってのほか」とは、色鮮やかな淡紫色が特徴的な食用菊の一種だ。名前の由来は「天皇家の御紋を食べるとはもってのほか」から由来されている説と、「もってのほかおいしい」という説がある。
シャキシャキとした歯ごたえが特徴で、和え物やお浸し、天ぷらやお吸い物にして食べられている。
「もってのほか」を選んだ方からは「すんごい名前(笑)」(50代女性)、「まず、【食べ物】とは思わないから。」(40代男性)、などの声があった。
1位の受賞コメント
みんなのランキング「名前から想像できない郷土料理ランキング」で「もってのほか」が1位となりましたこと、大変うれしく思います。
山形県は食用ぎくの生産が盛んで、特に独特の香りと味の良さで「食用ぎくの横綱」と評されるのが「もってのほか」です。ちらした花びらを酢を少々加えたお湯でさっと茹でた後、水で冷やし、お浸しで食べるのが一般的です。
花びらが筒状に丸まっているので、しゃきしゃきした歯ごたえがあり、ほのかな香りや甘み、ほろ苦さが特徴。
もってのほか以外の山形県の郷土料理のご紹介
山形の郷土料理の代表格といえば、「芋煮」だ。県内でも地域によって味付けや具材が異なりますが、里芋・牛肉・ネギ・こんにゃくを大きな鍋で煮て、醤油、砂糖、酒で調味したものが一般的。
日本海側の庄内地方では、肉は豚肉、味付けは豚肉を引き立てる味噌味になる。秋には、県内各地域の河原で芋煮会が行われ、年間行事として欠かせないイベントとなっている。
山形県の特産品のご紹介
全国生産量の約7割を占める「さくらんぼ」は、山形県を代表する果物。艶やかなルビー色でたっぷりと甘く、人気ナンバーワンの「佐藤錦」、佐藤錦より大玉で甘みが強く、日持ち性が良いのが特長の「紅秀峰」など多くの品種がある。
さらに今年は、果実が500円玉より大きい新品種「やまがた紅王(べにおう)」が先行販売される予定だ。
山形県のご紹介
山形県は、蔵王や山寺、母なる最上川など四季折々に表情を変える豊かな自然や、出羽三山ややまがた出羽百観音(最上三十三観音、庄内三十三観音、置賜三十三観音の総称)に代表される精神文化など、数多くの見逃せないスポットがある。
また、日本一の生産量を誇るさくらんぼをはじめとしたグルメや、県内51の酒蔵・18のワイナリーが作る世界的にも評価の高いお酒等を贅沢に堪能できる「美食・美酒」の宝庫でもある。(1位コメント内:写真提供 山形県)
調査概要
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021/10/25~2021/12/12
調査対象:生活ガイド.com会員10代~80代の男女198名
みんなのランキング第30回「名前からは想像できない郷土料理ランキング」結果発表はこちら
https://www.seikatsu-guide.com/rank_minna/result/30
構成/ino.