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自分の歓迎会や送別会、してもらいたい?してもらわなくていい?

2022.03.01

歓送迎会、自分がされる側だったら…?

3月の声が聞こえてくると、出会いと別れの季節も間近。職場でも人事異動が多く行なわれる時期。

人事異動といえば歓送迎会。この時期ならではの光景だが、コロナ禍ということもあって開催を自粛するケースは少なくない。

とくに最近は、会社での飲み会を敬遠する向きもある。いまや歓送迎会は必要ないものなのだろうか?

カクヤスは、カクヤスメールマガジンに登録しているお酒好きな“酒吞み”ユーザーを対象に、「歓送迎会について」、もし自分が“される側”だったらどうしてもらいたいか、アンケート調査を行なった。

歓送迎会は絶好のコミュニケーションの場

今回アンケートを実施するにあたり、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いていると仮定し、歓送迎会は職場での飲み会に限定。趣味やサークルの場合は除いた。

まず、自分が歓送迎会を“される側”だった場合、歓送迎会を開催してもらいたいかを聞いてみたところ、「送別会も歓迎会もどちらも開催してもらいたい」が45%で、「どちらも開催しなくてよい」の38%を7ポイント上回った。

また、歓迎会もしくは送別会のどちらか一方だけの開催を望む派も一定数いた。

「歓迎会は開催してもらいたい」は9%、「送別会は開催してもらいたい」は8%という結果に。これらに「どちらも開催してもらいたい」の45%を加えると、「してもらいたい」派は62%となり、6割を超えた。

そこで、「してもらいたい」派に対してその理由を複数回答可で聞いたところ、最も多かったのは「歓迎会の場合、新しい職場に早く打ち解けたいから」で75%、次いで「送別会の場合、お世話になった方にお礼を伝えたいから」が68%で、この二つが他の理由を圧倒。「恒例行事だから」という理由はわずか5%だった。

とくに歓迎会については、「ご挨拶を兼ねるためと名前と顔を早く覚えたいから」「お酒の席だと人柄がわかりやすくなると思うので、どんな人かを知るため」といった意見もみられ、「してもらいたい」派においては新しい環境に慣れるための絶好のコミュニケーションの場としてとらえているようだ。

親しい仲間を集めて自主開催するケースも

そんな「してもらいたい」派に対して、もし歓送迎会を開催してもらえなかったら、どう思うかを複数回答可で聞いてみた。

これはかなり回答結果が割れた。「『仕方がない』とあきらめの気持ちになる」と「『開催してほしかったな』と残念に思う」が同率で36%。次いで「そのときになってみないとわからない」が21%、そして「『自分に人望がなかったのか』と落ち込む」と「とくに何も思わない」が同率18%で続く。

「『これまでは開催していたのに』と不満に思う」は7%に過ぎず、「本音は開催してもらいたいが、無理強いはできない」と考える人が多いようだ。

一方、「どちらも開催しなくてよい」と回答した人に対して、その理由を複数回答可で聞いてみたところ、こちらも回答結果が割れた。

その中で最も票を集めたのは、「仕方なく参加する人たちもいるから」で39%、次いで「面倒くさい」が36%、「主役になるのが気恥ずかしいから」が27%、「時代錯誤な行事だから」が25%、「会社での飲み会は好きではないから」21%と続く。

興味深いのは、「好きな仲間だけで飲みたいから」「特定の人たちとだけで気軽に飲みたいから」という意見があったこと。

義務感で参加してもらうのではなく、気心の知れた仲間だけでお酒を飲みたい。そう考える人は少なくないようだ。

実は、先述の「してもらいたい」派においても、「(歓送迎会を開催してもらえないなら)親しい人だけで自分で開催する」や「飲みたい相手だけ自ら個人的に誘う」という意見があった。

つまり、会社での形式的な歓送迎会には否定的だが、個人的にコミュニケーションをとりたい人がいる場合には、自らが幹事になって歓送迎会を開催するようだ。

人生を彩る、出会いのお酒、別れのお酒

今回、出会いと別れの季節にちなんで、「出会いのお酒」や「別れのお酒」について聞いてみたところ、さまざまなエピソードが寄せられた。

まずは「出会いのお酒」から。

「生涯の友も夫も、まずは一杯のビールの乾杯から始まりました」
「ヴーヴクリコは、主人との最初の食事で飲んだお酒」
「初めて大きなプロジェクトに入り九州に長期出張した際、現地の支店員たちとなかなか打ち解けられず、支店部長が半ば無理矢理皆を連れて歓迎会を開いてくれました。その時にそれまで飲めなかった焼酎(黒霧島)をしこたま飲んだら、支店員たちと打ち解けられ、協力してくれるようになりプロジェクトはスムーズに完遂。仲立ちをしてくれた部長と黒霧島は最高の思い出です」

一方、「別れのお酒」では切なくほろ苦いエピソードが多い結果に。

「伊佐美は、前の会社を退職するときに、先輩が注いでくれた思い出のお酒」
「同棲していた彼と別れるとき、最後に一緒に飲んだお酒がグラスホッパー。カクテルで甘いはずなのになんだかほろ苦く感じて沁みました」
「酒大好きだった父が介護病院で亡くなるとき、看護師長さんが最期に赤ワインを薄めて飲ませてくれた。普段の信頼関係があったからこそ、感謝しています」

なかには、「出会いのお酒」も「別れのお酒」も「ボンベイサファイア」と言う人も。

「ボンベイサファイアは最も飲んだ酒。仲間と話し合うとき、相方はクエルボコーク、私はボンベイライム。大学時代だけで100本以上は飲んだ。最後までこの酒だった」

どのエピソードもお酒が登場することで映画のワンシーンのようだ。お酒は人生という長いストーリーを豊かに彩ってくれる名脇役ではないだろうか。

【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査対象:カクヤスメールマガジンに登録しているユーザー
調査期間:2022年1月28日(金)~2月1日(火)
回収サンプル数:319

関連情報:https://kakulabo.jp/serial/kl20220215.html

構成/DIME編集部

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