状況が落ち着いたらせめて国内旅行くらいには行きたいと思っている方は、この期間に「国内旅行保険」について考えてみませんか。
国内旅行はその通り、馴染みのない日本国内の地を観光する旅行となっていますが、国内ということもあって、わざわざ保険に加入するという意識は薄い傾向があります。
2018年に行なわれた旅行保険に関する調査では直近5年間の国内旅行傷害保険加入状況は、6.2%でした。
画像元/https://www.myvoice.co.jp/biz/surveys/24308/index.html
日本国内の旅行だからと言っても、家族のうちの誰かがケガをしてしまったり、宿泊先の備品を壊してしまったりということはないとは言い切れません。
大きな支払いになったときでも、安心できるように国内旅行保険への加入は検討しておくと良いでしょう。
そもそも国内旅行傷害保険ってどんな補償をしてくれるの?
国内旅行傷害保険は、日本国内の旅行中に起きてしまった事故、ケガ、死亡後遺障害、手術、入院で発生した費用を保険金から支払ってくれるものです。
<例>
□スノーボードをしている最中に派手に転び骨折したときの入院と通院代
□ホテルの階段に足を引っかけてしまい打撲となった治療代
□お土産を買っている最中にカバンが棚にぶつかり、商品が床に落ちて破損したときの弁償
□気に入っていた高価なシャツが新幹線の座席に引っ掛かり破れてしまった衣服代
□搭乗した飛行機が飛ばず欠航となり現地で1泊することになったときの宿泊代
予想もできないアクシデントやトラブルに対し、保険内で補償をしてくれるのが国内旅行傷害保険です。
ただ加入する保険プランにより、上記の例すべてが補償されるというわけではありません。
補償が手厚くなるほど、保険料も上がるということだけは理解しておくできでしょう。
参考/https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/service/travel/kokunai/plan.html
(東京海上日動)
国内旅行傷害保険の注意点を挙げるとすれば、旅行先で腹痛となり病院へいったというような病気や病気に起因するケガは保障されないということです。
また旅行のためにレンタルしたものや友人から借りたというものも対象にはなりません。
国内旅行保険を無料で付けられる方法もある
国内旅行傷害保険は損保会社で有料にて加入することになりますが、実はツアー代支払いで国内旅行傷害保険が適用となるクレジットカードもあります。
ここでは国内旅行傷害保険が付帯されている3枚のクレジットカードを挙げて見ました。
■イオンSuicaカード
年会費無料なので負担なく持ち続けられるクレジットカードです。
旅行保険は海外旅行傷害保険(自動付帯)のほか、国内旅行傷害保険(利用付帯)がついています。
年会費無料で国内外旅行傷害保険が付いているものもありますが、イオンSuicaカードのように手術、入院、通院まで補償してくれるものは多くありません。
国内旅行傷害保険は切符や旅行商品の購入が条件となっているので、利用するときは忘れずに使いましょう。
年会費無料タイプでは充実した内容となっています。
■リクルートカード
年会費無料のクレジットカードでポイント還元率が1.2%という魅力を持った1枚です。(1万円利用で120円分のポイント還元)
海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険がどちらも利用付帯でついていますが、国内旅行傷害保険は死亡・後遺障害のみとなっています。また旅行前にはツアー料金、航空券、電車、バスなどの支払いをリクルートカードで支払うことが条件となっているので注意しましょう。
リクルートカードは国内旅行傷害保険では手術、入院、通院の補償はありませんが、ショッピング保険が200万円付いているというメリットを持っています。
■横浜インビテーションカード
カード名には横浜と付いていますが、横浜を含め全国23万点で会員優待が受けられるJ‘sコンシェルサービスが利用可能です。
200円ごとに1ポイント付与のポイントは、年間ショッピング利用額により次年度のポイントアップも見込めるほか、カード利用額に充てることもできます。
補償額の高さも魅力的な1枚となっています。
クレジットカードの国内旅行傷害保険だけでは、賠償責任(お店や宿泊先でのアクシデント)はカバーすることはできません。
そのため、ケガや入院よりもそちらの方が気になるというときは、損保会社の国内旅行傷害保険に加入しましょう。
旅行を少しでもお得にしたいときはクレジットカードの特典を使おう
国内旅行傷害保険と年会費だけを比べるとこのような形にはなりますが、クレジットカードには旅行傷害保険にも旅行をお得にする特典もついています。
「旅行へ行くときのパッケージツアーは高額になるからなるべくポイントを貯めたり、特典があるものを選んだりしたい。」という方は、イオンSuicaカードのようにイオントラべルモールといった会員特典つき旅行サービスを利用してみるといいでしょう。
・イオントラベルモール
画像元/https://www.aeon-tabi.com/
イオントラベルモールでは大手旅行会社のパッケージツアーが最大5%オフ、WAONポイントが基本の2倍貯めることが可能です。
また横浜インビテーションカードにもジャックスによるトラベルデスクがあります。
こちらも各種パッケージツアーが最大5%オフとなっているので、旅行計画前にちぇっくしてみると良いでしょう。
画像元/ https://www.jaccs.co.jp/service/cardservice/travelservice/
このように旅行へ行くときは、旅行の内容、料金、保険のありなし、ある場合はどうすれば適用となるのかと事前に確認をして、少しずつ整えていくのがおすすめです。
文/クレジットカード研究Lab 編集責任者 志田愛仁
運営会社 株式会社バリューファースト
紙媒体の編集者を経て、フリーライターとして独立後WEBと紙媒体のライターに携わり、クレジットカード研究Labの編集責任者となる。情報の大切さを知るからこそ、信ぴょう性ある情報発信中。