DIME MAGAZINE
猫に出会えるコワーキングスペース３選
「自由気ままな感じがいい」「独特のしぐさがかわいい」「見ているだけで癒される」などの理由で愛される猫。多くの人々から愛される猫の鳴き声の「にゃん」が並ぶ語呂合わせで、2月22日は「猫の日」として記念日に制定されている。
さらに今回は「2022年2月22日」という、これまでで最も「2」が並ぶ貴重な記念日。近年、「猫と一緒に出勤できる」「福利厚生として猫手当が支給される」「オフィスで猫が生活している」など、生活空間だけではなく、働く空間に猫がいることも多く見られるようになった。
そこで、さまざまな特徴をもつコワーキングスペースと提携している株式会社いいオフィスは、2月22日の「猫の日」にちなんで、猫に出会えるコワーキングスペース３選を公開した。
一匹でも多くの猫を幸せにする「いいオフィス三軒茶屋 by 猫が邪魔するSANCHACO」
一つ目に紹介するコワーキングスペースは、東京の三軒茶屋駅より徒歩５分の場所にある「いいオフィス三軒茶屋 by 猫が邪魔するSANCHACO」。
暮らしや働き方を通して、「一匹でも多くの猫を幸せにしたい」という思いから誕生した複合施設の1階にあるワークスペースだ。
ここで出会える猫は、保護団体と連携して預かる保護猫。飼い主の高齢化など、さまざまな事情によって行き場をなくした猫たちが、自由気ままにワーキングスペースを歩き周る。
現在、店内にいる猫は5匹。上層階の賃貸物件で暮らす住人が飼っている猫が4匹いるため、時々遊びに来ることもあり、最大でなんと9匹の猫に囲まれることも。SANCHACOは、数ヶ月かけてじっくりと猫たちとの暮らしを想像しながら働ける場所だ。
くつろいでいるときも仕事をしているときも関係なく、甘えてきたり、じゃれてきたり。元々は別の飼い主によって飼われていたため、人に慣れている猫ばかりなので、猫に慣れていない人も安心。
ワークスペースの座席は10席。パーテーションで区切られたスペースもあるため、ちょっとした会議のときも利用可能。新しいアイデアの源として、オンライン会議を和ませる存在として、保護猫たちが大活躍！また、一息したいときは気ままな猫たちと遊ぶことで頭をリセットすることができる。
施設内にはコワーキングスペースの他に、保護猫の譲渡を受けることを推奨するメゾネット型賃貸住宅4戸、およびカフェやスナック等のレンタルスペース「猫の額」を併設。賃貸だって猫と一緒に暮らしたい、働くところにだって猫がいてほしい、猫が取り持つご縁で身近な人たちと知り合いたい、そんな“ネコファースト”な人たちにとって最高な生活空間。
■運営担当者よりメッセージ
「SANCHACOでは、高齢化や単身世帯の増加など、地域課題と呼べる都市型ライフスタイルの孤立化に対して、猫の存在を通じて地域コミュニティを形成する実証実験を始めています。また、賃貸入居者や地域住民、施設利用者が共同での保護猫たちの世話を通じ、緩やかな連帯の下に飼養責任のシェアや日々の情報交換を行なっています。
実際に、SANCHACOをキッカケに、施設利用者様や近所にお住いの方々が主体的に企画したDIYやお茶のワークショップなど、さまざまな取り組みが行われています。猫好きに悪い方はいないと思っています（笑）同じ空間に猫がいることによって共通の話題ができて、繋がりもできます。保護猫の飼い主を見つけることも大事ですが、猫がつくる縁も大事にしていきたいので、お気軽にご利用ください。」
■店舗情報
いいオフィス三軒茶屋 by 猫が邪魔するSANCHACO
住所：世田谷区太子堂４丁目６－６
営業時間：8:00 – 20:00
HP：https://e-office.space/spaces/kanto/tokyo/setagayaku/sangenjaya-by-sanchaco
※事前予約制。問い合わせフォームより予約。
人懐っこいモフモフした猫が暮らす「いいオフィス名古屋今池 by mofutto」
ロシア原産の猫で、極寒のシベリアで育ってきたため豊かな被毛が特徴のサイベリアン。「いいオフィス名古屋今池 by mofutto」は、猫アレルギーの症状が出にくいと言われるサイベリアンと遊びながら働くことができるコワーキングスペース。
質感の異なる3種類の毛に覆われたサイベリアンは、全体的にたっぷりと厚みがあるフォルムで、店名「mofutto」の名の通り、もふもふした毛並みが特徴。
店内では、10匹ほどの猫がお出迎え。「黒王」や「ゼッド」、「栗坊」など、それぞれの特徴を表して一匹一匹に名前がついている。お店の運営スタッフが自宅で飼っている猫の中から体調に応じて数匹を連れてくるため、お店で出会える猫は日によって異なる。どうしても会いたい猫がいれば、事前予約も可能。Instagramでその日の出勤状況が分かるので、事前に確認することもできる。
ワークスペースは個室4部屋を含めた約20席。店内には猫がのびのびと暮らせるような工夫が満載。カウンター席の椅子を猫が入れるような形状にしたり、仕事をするみんなを見守れるスペースを作ったり、猫とビジネスパーソンが共存できるコワーキングスペース。
また、店内にはサイベリアンの他に、インデアンスコップオウル2羽が暮らしている。さらに、リクエストに応じてポメラニアンも出勤可能。猫好きはもちろん、動物好きの方も楽しめるワークスペース。
■運営担当者よりメッセージ
「猫に癒されながら仕事ができたら心が豊かになるのでは？と思ってお店をOPENしました。サイベリアンは、猫の中でも猫アレルギー原因物質の値が少ない猫種のため、多くの方に楽しんでいただけると思います。とても人懐こい性格なので、膝にも乗ってくれる子が多く、たくさん遊んでくれると思います。是非この機会にサイベリアンの良さを知っていただきたいです。」
■店舗情報
いいオフィス名古屋今池 by mofutto
住所：名古屋市千種区内山3−31−14 サンシャイン今池7階
営業時間：12:00 – 20:00
HP：https://e-office.space/spaces/tokai-kinki/aichi/nagoyashi/imaike-by-mofutto
歴史的な街並みが残る‟にゃらまち”に佇む「いいオフィス奈良 by ならまち創房」
世界遺産である元興寺の旧境内を中心とする地域で、江戸時代から明治時代にかけての町屋が多く立ち並ぶ「ならまち」。今も歴史的な町並みを残す街には昔から多くの猫が暮らしていて、「にゃらまち」とも呼ばれるようになった。
また、ならまち周辺の店舗が中心となって毎年“猫”をテーマにしたアートイベント「にゃらまち猫祭り」を開催。地域の猫好きの商店主たちが、“猫”にまつわる様々な商品やサービス、作品展示、イベント、体験メニューなどを繰り広げる取り組みが地域一体となって行なわれている。【にゃらまち猫祭り】https://nyaramachi-nekoart.jimdofree.com/
その一角に佇むのが「いいオフィス奈良 by ならまち創房」。さまざまな創造がこの場「ならまち」から生まれて育っていくようにという願いを込めて「ならまち創房」と名付け、カフェと図書館の中間程度の騒がし過ぎず静か過ぎず、作業や読書に集中できる落ち着いた場所を目指している。
本業・副業（複業）・起業・趣味のための拠点として、プロダクトやサービスの開発・制作や、そのために必要な技術・知識の研鑽などに利用できるコワーキングスペース。
「奈良に着いたのは良いけれどチェックインまで時間がある」「とりあえずネットと電源を確保したい」など、ワーケーションの拠点としても、利用が可能。また、テクノロジー系の書籍を中心に蔵書を強化中。独学や自習のツールとして、活用できる。
■運営担当者よりメッセージ
「ならまちは、猫好きな方にとって最高の街です。かわいい猫と戯れながら楽しめる猫カフェや築100年近くの古民家を舞台にした小さな猫美術館、猫雑貨を集めた専門店など、猫を堪能できるスポットが歴史的な街並みに溶け込んでいます。当店はコワーキングスペースとして仕事をする方はもちろん、旅の拠点としてご利用いただけます。道端で寝転ぶ猫を撮影して店内で編集したり、一息つきながら旅人同士でオススメの猫スポットを語り合ったり、猫を巡る拠点としてご活用ください。」
■店舗情報
いいオフィス奈良 by ならまち創房
住所：奈良県奈良市小川町 1-5 1階
営業時間：9:00 – 17:00
HP：
https://e-office.space/spaces/tokai-kinki/nara/narashi/nara-by-naramachi-craft
※事前予約制。問い合わせフォームより予約。
構成／DIME編集部
最新号
