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知ってる?慣用句「鯖を読む」の意味と言葉の由来

2022.03.05

日常生活で見聞きすることもある『鯖を読む』には、どのような意味があるのでしょうか?意味とともに、なぜ『鯖を読む』というのか由来についても紹介します。使い方や似た意味の言葉もマスターしておけば、表現のバリエーションが広がるでしょう。

「鯖を読む」の意味は?

『鯖を読む(さばをよむ)』という言葉の意味を何となく理解していても、きちんと説明できない人もいるかもしれません。また、「魚に『読む』という言葉を使うのはおかしいのでは?」と感じている人もいるでしょう。『鯖を読む』の意味と由来を紹介します。

実際の数より多く、または少なく言うこと

『鯖』は魚の『サバ』のことで、『読む』には『数を数える』という意味があります。そのままの意味で考えると、『魚のサバを数える』ということになります。

実際は、『自分の都合のいいように、実際の数より多くまたは少なく言ってごまかすこと』を指す言葉です。メディアで芸能人が年齢をごまかしていたことによく『鯖を読む』が使われるため、耳にする機会は多いでしょう。

「鯖読みがバレてしまい、恥ずかしい思いをした」のように、『鯖読み』と名詞にして使われるケースもあります。

由来は江戸時代の魚市場

『サバを数える』という意味の『鯖を読む』が、なぜ『数をごまかして言う』ことを指すようになったのでしょうか?由来は諸説ありますが、いずれも江戸時代の魚市場と深い関係があります。

一つ目の由来は、魚市場でサバの数え間違いが多かったことです。サバは他の魚より傷みやすく、現在と違って冷凍設備がなかった時代には、素早く売りさばく必要がありました。急ぐあまりに数え間違いやすかったことからできた言葉という説です。

二つ目の説では、売る人がより多くの利益を得られるように、サバの数をごまかしたことが由来とされます。

三つ目は、魚市場で魚を数えることを『魚市読(いさばよみ)』といい、その略から『鯖読み(鯖を読む)』ができたという説です。

「鯖を読む」の使い方と例文

(出典) photo-ac.com

『鯖を読む』は、実際にどのような場面で使えるのでしょうか?日常生活で使われるシーンや、例文をチェックして会話に生かしましょう。

数をごまかしていることに対して使う

『鯖を読む』は、自分に都合よく数をごまかす行為に対して使います。鯖を読んでしまう主な理由は、本当のことを知られたくなかったり、見えを張ってしまったりする心理だと考えられています。

事実がそれほど重要ではないシーンで使われることが多いでしょう。例えば、街角のアンケート調査で、年齢・身長・体重・サイズなどをごまかすような場面です。

人によってはコンプレックスから、できれば本当のことを言いたくない場面に出くわすかもしれません。近年は年齢を実際よりも若く言うのではなく、あえて上に鯖を読んで「そう見えないですね」「若いですね」と言われたいケースもあるようです。

「鯖を読む」の例文

『鯖を読む』を使うのは、主にビジネスシーンではなく日常会話です。いくつかの例文をもとに、実際の生活で使いそうなシーンを思い浮かべてみましょう。

  • あの女優は年齢の鯖を読んでいたことがバレて、SNSで散々たたかれた。実際よりも若く見えるのだから、偽る必要はなかったのに。
  • 年収が高い方がモテると思っている男性は多い。合コンで女性にモテたいがために、年収の鯖読みをする男性もいるようだ。
  • 男性は身長、女性は体重の鯖を読むことが多いらしい。
  • 姉と貯金額の話になり、自分の貯金額があまりにも少ないことが恥ずかしくて、つい鯖を読んでしまった。
  • テストの点数が悪かったので親に鯖を読んで言おうと思ったが、どうせバレると観念して本当のことを伝えた。

このように、さまざまな場面で都合のいいように数をごまかすときに使われます。例文を見ても分かるように、あまりよいニュアンスでは使われません。相手の言動への指摘に使うのは避けた方が無難でしょう。

「鯖を読む」と似た意味の言葉

(出典) photo-ac.com

『鯖を読む』と似た意味の言葉には、何があるのでしょうか?類語によって微妙に異なるニュアンスも押さえて、バリエーション豊かな表現を目指しましょう。

ごまかす

『ごまかす』は、『でまかせを言ってその場を取り繕ったり、本心を見破られないように話をそらしたりすること』という意味の言葉です。『鯖を読む』と違って、数が関係ない事実を隠すときにも使います。

  • 父から「恋人ができたのか」と聞かれたが、気恥ずかしく彼氏がいることをごまかしてしまった。
  • 子どもの頃、母が大切にしていたイヤリングをうっかり壊してしまった。当時は弟だろうとごまかしたが、後からきちんと謝った。
  • 仕事でミスをしたときは、ごまかさずに素直に報告することが大切だ。

日常会話でよく登場する言葉なので、使ったことがある人が多いでしょう。『ごまかす』も『鯖を読む』と同じく、よくないニュアンスを持っています。

言葉を濁す

『はっきり言わずに曖昧にする』という意味の『言葉を濁す(ことばをにごす)』も、『鯖を読む』と似た意味の言葉です。

  • 人事部に上司のパワハラを報告したが、言葉を濁され何の解決にもならなかった。
  • 友人に恋人との関係を聞いたときに、言葉を濁したことが気になる。うまくいっていないのかもしれない。
  • 彼は結婚の話題になると言葉を濁すことが多く、なかなか交際が先に進まない。

また、似たような意味の言葉に『お茶を濁す(おちゃをにごす)』があります。

  • まだ社内稟議が進んでおらず、取引先から予算を聞かれてもお茶を濁すしかなかった。

このように、ある物事に対して曖昧なまま話題を終わらせようとするときに使います。『ごまかす』と同じく、数に関係のない事柄にも使える表現です。

下駄を履かせる

聞き慣れない言葉かもしれませんが、『下駄を履かせる(げたをはかせる)』は『数量などを水増しして、実際よりも多く見せる』ことを意味する言葉です。

  • あのバーは、お金に余裕がありそうな人には下駄を履かせた値段を請求しているらしい。
  • 芸能活動が忙しくてなかなか学校に通えなかったが、担任の先生が出席日数に下駄を履かせてくれて何とか卒業できた。
  • 注目を浴びたいがために、データに下駄を履かせて公表するのは卑劣な行為だ。

このように、故意に数を水増しする行為を表します。『鯖を読む』は実際より少なく言うときにも使えますが、『下駄を履かせる』は多くする場面にしか使いません。

構成/編集部

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