テレワークを導入する企業が増えたこともあり、オンライン会議などでイヤホンを装着する機会が増えた人も多いでしょう。長時間耳にイヤホンを着けていると、耳を圧迫することで疲れが出てしまうという人はいませんか?
そんな人には、「開放型」と呼ばれる形状のイヤホン製品が便利かもしれません。この記事では、開放型イヤホンの特徴や、おすすめ製品を紹介していきましょう。
イヤホンの「開放型」「密閉型」とは? それぞれの特徴や違いを確認!
まずは、「開放型」「密閉型」の違いや特徴を確認していきましょう。
「開放型」は「オープンイヤー型」とも呼ばれます。イヤホンの本体を耳のくぼみに引っ掛けるように装着する製品で、耳の穴を塞ぐわけではないため、周りの音が聴こえやすく、圧迫感が少ないといった特徴があります。
一方、「密閉型」とは、別名「カナル型」とも呼ばれる形状で、イヤホン本体にイヤーピースを取り付け、耳の穴を塞いで装着する製品です。耳栓のように耳の穴が塞がるため、遮音性が高く、音の迫力が出やすいといった特徴があります。完全ワイヤレスイヤホンの多くは、密閉型を採用しています。
どちらの形状にもメリット、デメリットがあり、製品選びは好みの部分も大きいのですが、「イヤホンの圧迫感が苦手」「長時間使用するので、疲れにくいモデルが欲しい」という人には、開放型の製品がおすすめです。
【参照】JVC|カナル?オープンイヤー?イヤホンの「カタチ」<第2回>
では、開放型のおすすめイヤホン製品を紹介していきましょう。
開放型なのにノイズキャンセリング機能搭載! 豆粒みたいなかわいいデザインのイヤホン【Galaxy Buds Live】
開放型の快適な装着感を味わいながら、ノイズキャンセリング機能の力で、周囲の音を気にすることなく音楽に集中できる「Galaxy Buds Live」。執筆時点(2022年2月中旬)で、Amazonより1万3930円で販売されています。
3色のエレガントなカラーバリエーションも魅力ですが、目を引くのは独特な形状でしょう。豆粒のような形のイヤホン本体は、人間工学に基づいたデザインとなっており、耳のくぼみにすっぽりと収まるように設計されています。
バッテリーはイヤホン単体で最長6時間、充電ケース併用で最長21時間の連続再生に対応。イヤホン本体は約5分の充電で、約1時間の連続再生が可能な急速充電に対応しており、充電ケースはワイヤレス充電も可能です。
【参照】Galaxy Buds Live
耐水仕様でランニング時にもおすすめの開放型ワイヤレスイヤホン【HUAWEI FreeBuds 4】
「HUAWEI FreeBuds 4」は、人間工学に基づき、耳にフィットするように成型されており、イヤホン単体で質量は約4.1g(片耳)。快適な装着感が魅力な上に、開放型を採用することで、長時間使用していても耳が疲れにくくなっています。
本製品には「ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング」機能を搭載。バッテリーはイヤホン単体で約4時間(アクティブノイズキャンセリングオン時は約2.5時間)、ケース併用で約22時間となります。
また、イヤホン本体はIPX4の耐水仕様になっているので、ランニング時にも汗や雨による故障の心配があまりありません。販売価格は、HUAWEI公式オンラインショップで、1万8480円となっています。
着けたまま会話も快適にできる!? ソニーのネックバンド式開放型イヤホン【ソニー/SBH82D】
ソニーの「SBH82D」は、ネックバンド式のワイヤレスイヤホン。ソニー独自の「音導管設計」を採用しており、プレーヤーからの音楽と、周囲の音のどちらも聞き取れるようになっています。
バッテリーは1回の充電で最大7.5時間の連続再生に対応。イヤホンは全体で25.5gと軽量になっているので、首に大きな負担がかかる心配もいらないでしょう。
コード部分についているリモコンでは、ボイスアシスタントの起動やハンズフリー通話ができます。NFC対応なので、スマートフォン(対応機種)であればワンタップで接続できます。ソニーストアでの販売価格は1万450円となっています。
【参照】ソニー/SBH82D
約2000円で買える有線タイプの開放型イヤホン【オーディオテクニカ/ATH-C200iS】
オーディオテクニカの「ATH-C200iS」は、公式オンラインストアでの販売価格が2178円と、かなり安価に購入できる開放型イヤホンです。
低価格の製品ながら、マイクも内蔵されているので、オンライン会議に用いても良いでしょう。本体にはシリコン素材が採用されているので、耳当たりが良く、使用中にズレる心配も少なくなっています。
※データは2022年2月上旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦