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本音は割り勘にしたい?デート代の支払いに見え隠れする男女の本音

2022.02.14

デート代の支払いから見える男女の本音

男女間の「奢る・奢られ論争」はたびたび話題になり、なかなかスッキリとした結論が出ないテーマだ。

そこでネクストレベルが運営するマッチングアプリ大学では、20~40代の独身男女227名にデートにおける飲食代の支払いに関する価値観についてアンケート調査を行った。

初デートでは、「男性が多く支払う」を希望する男女が多い

男性に対し「初デートにおける飲食代の支払い」についての考え方を尋ねたところ、「自分が全額奢りたい」が48.5%で最も多く、「自分が少し多めに出したい」が23.8%、「割り勘にしたい」が16.8%と続いた。

女性は「割り勘にしたい」が40.5%で一番多く、次に「相手に全額奢ってほしい」が28.6%、「相手に少し多めに出してほしい」が25.4%という結果だった。

回答自体は「割り勘にしたい」が最も多いものの、「相手に全額奢ってほしい」「相手に少し多めに出してほしい」「自分は少しだけ出して残りは相手に出してほしい」を合計すると59.6%であり、男性に多く支払ってほしい女性のほうが20ポイント近く多いことがわかった。

「初デートで割り勘にしたい」男性の割合は、30代が25%で最も多い

初デートの支払いについて、男性の回答を年代別に分析してみた。

男性に関しては、どの年代でも「自分が全額奢りたい」の割合が突出して多い結果に。特に40代では5割を超えており、他の年代と比べて多い割合を示している。

一方、「割り勘にしたい」という考えに関しては30代がもっとも多く25.0%で、もっとも少ない40代の7.7%と比較すると17.3%もの差があった。

30代男性は婚活市場ではもっとも有利となりえる存在だ。男性の中では30代が「割り勘にしたい」確率がもっとも多いのは、もしかするとそういった背景が関係している可能性もあるのかもしれない。

30・40代女性は「男性に多く出して欲しい派」、20代は「割り勘派」が多数

初デートの支払いに関する女性の回答についても、以下の表で年代別に分析した。

女性の20代・40代では「割り勘にしたい」が一番多いが、30代では「相手に全額奢ってほしい」が大差はないものの最も多い結果だった。女性に関しても、男性と同じように30代のみ異なる傾向が見られる。

また30・40代の女性に関しては、割り勘派よりも男性に多く支払ってほしい派のほうが割合が多いのに対し、20代においては相手が多く出すよりも割り勘を望む割合のほうが多く見られた。初デートの支払いに対する女性の価値観は、30歳を境目に異なる傾向があるようだ。

女性よりデート代を多く支払いたい男性は「男性だから」「相手によく見せたい」人が多い

初デートでの支払いに関して、なぜそう考えるのか理由についても尋ねてみた。男性のなかで回答が多かった「全額奢る」「少し多めに出す」「割り勘」の上位3つについて理由を比較したのが以下の表だ。

自分が全額奢りたいと思っている男性で、もっとも多かった理由が「初デートは男性が頑張るものだから」(26.5%)。次に「初デートだから相手に少しでもよく見せたいため」(22.4%)、「相手に気を使わせたくないから」(18.4%)と続いた。

自分が少し多めに出したいと考える理由では、「初デートだから相手に少しでもよく見せたいため」が33.3%で一番多く、次に多かったのは「初デートは男性が頑張るものだから」「初デートだけ無理しても続かないと思うから」「それが当然だと思っているから」がそれぞれ16.7%。

割り勘にしたい理由では、「相手に気を使わせたくないから」が41.2%で最多となった。

ここで注目したいのは、全額奢りたい理由の3位と割り勘にしたい理由の1位が同じ「相手に気を使わせたくない」であることです。同じ理由でも、自分が多く支払いたい人もいれば割り勘にしたい人もおり、行動が異なることがわかった。

また、自分が全額奢りたい・自分が少し多めに出したい男性は、「初デートは男性が頑張るもの」「初デートだから相手に少しでもよく見せたい」という理由が多く、女性からの評価を意識するがゆえの行動であることがうかがえた。

男性に多めに負担してほしい女性は「初デートは男性が頑張るもの」という認識強い

女性に対しても初デートでの支払いに関して、なぜそう考えるのか理由についても尋ねてみた。女性のなかで回答が多かった「相手が全額奢る」「相手が少し多めに出す」「割り勘」の上位3つについて理由を比較したのが以下の表だ。

女性が割り勘にしたい理由に関しては、「フェアなほうが良いから」が一番多く39.2%で、「相手に気を使わせたくないから」21.6%と続いた。

相手に全額奢ってほしいという女性の理由では、「初デートは男性に頑張ってほしいから」が63.9%で最も多く半数以上を占めている。

相手に少し多めに出してほしい女性に関しても、その理由は「初デートは男性に頑張ってほしいから」が一番多く34.4%で、次が「それがカッコいいと思うから」が15.6%だった。

女性に関しては理由についても二極化しており、割り勘派がフェアな関係や相手への気遣いを挙げた一方で、男性に多めに支払ってほしい派では「初デートは男性が頑張るもの」という期待が大きいことがわかった。

交際前までのデートでは、奢りたい男性・割り勘にしたい女性が多い

次に男性に対して「2回目から交際前のデート」の飲食代の支払いについて考えを聞いたところ、「自分が全額奢りたい」が最も多く28.7%、続いて僅差で「自分が少し多めに出したい」が27.7%、「割り勘にしたい」が24.8%。初デートでは「自分が全額奢りたい」という男性は48.5%でしたが、2回目以降のデートでは大幅に減少している。

また初デートに比べ「自分が少し多めに出したい」「割り勘にしたい」の割合が増加しており、初デートで全額奢りたい人がその2つの回答に移行していることがうかがえた。

同じく女性に「2回目から交際前のデート」の飲食代の支払いについて尋ねたところ、「割り勘にしたい」が最も多く44.4%、その次に「相手に少し多めに出してほしい」が28.6%、「相手に全額奢ってほしい」が11.9%と続いた。

「割り勘にしたい」「交代で奢りたい」の割り勘派を合計すると52.3%、「相手に少し多めに出してほしい」「相手に全額奢ってほしい」「自分は少しだけ出して残りは相手に出してほしい」の男性に多く出してほしい派を合計すると46.8%で、交際前までのデートでは割り勘(平等に負担)が良いと考える女性の方が多いことがわかった。

調査概要
調査方法:インターネットアンケート
母数:計227名
実施時期:2021年11月19日~11月24日
調査実施主体:マッチングアプリ大学
調査会社:ネクストレベル

構成/ino.

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