2/16発売のDIME4月号は話題の「メタバース」を大特集! 本記事では発売に先駆け、VRゴーグルの最新モデルを解説していきます。
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現在、VRゴーグルとして最も売れているMeta『Quest 2』に続くように、様々なデバイスの開発が進んでいる。それぞれの特徴を、VR機器に詳しい久保田瞬さん(Mogura)が解説。各デバイスに関する期待値、先進性、実現度(発売されるまでの早さ)、値頃感(発売時の予想)についても評価してもらった。
体感レベルをアップさせる〝三種の神器〟
メタバースのコアユーザー向けに登場したのが、パナソニックで開発が進められ、同社傘下のShiftall(シフト―ル)が今春発売予定の国産VRヘッドセット&アクセサリーだ。眼鏡型のVRヘッドセット『MeganeX』は両目で5Kの解像度を誇り、HDRにも対応。小型軽量でありながら性能はピカイチだ。ほかにも、メタバース内の温度が伝わる『Pebble Feel』と、周囲への声の漏れを防ぐ『mutalk』も商品化。3つセットで使えば、周囲を気にせずに、没入感がさらに高いメタバースを楽しめそうだ。
Shiftall
『MeganeX(メガーヌエックス)』
販売予定価格10万円未満
ゲームプラットフォーム「SteamVR」に対応し、幅広いメタバースを利用可能。スピーカー内蔵のフレームはコンパクトにたためる。リフレッシュレートは120Hzで、映像はなめらか。USB-Type CまたはDisplayPort+USB 2.0の有線ケーブルでPCにつないで使う。
Shiftall
『Pebble Feel(ぺブル フィール)』
販売予定価格2万円前後
小ぶりな本体には高性能ペルチェ素子を含み、冷却(最低9℃)と加熱(最高42℃)に対応。SteamVR用のアドオンとの連携によって、例えば「VRChat」のようなメタバース空間内における寒さや暑さを感じられるようになる。最長使用時間は、冷却モード「中」の場合で約15時間程度。
Shiftall
『mutalk(ミュートーク)』
販売予定価格2万円前後
音漏れ防止機能付きのBluetoothマイク。口元をすっぽり覆って声をしっかりと遮断するので、メタバース内でのボイスチャットや会話がしやすい。メタバース以外に通常のビデオ会議でも重宝する。ヘッドバンドが付属するため、ハンズフリーでも使用可能だ。連続で最長10時間使える。
ゲームプラットフォーム発の先進ヘッドセット
ゲームプラットフォーム「Steam」を運営しているValveの次世代デバイスとして、登場が噂されているVRヘッドセット。〝Deckard〟というコードネーム名でしかなく、公式に発表もされていないが、ワイヤレスでPCにつなぐ、または一体型になるとの予想だ。どのようなヘッドセットになるのか続報に期待!
Valve〝Deckard〟
価格未定
Valveが展開している現行VRヘッドセット『Valve Index』(6万9080円)(上写真)は、最大130度の視野角と高精細な映像による没入感の高さが圧巻。〝Deckard〟ではどんな進化を遂げるのか。登場するのが待ち遠しい。
表情の動きを高精度にトラッキング!
『Quest 2』が好調なMetaが開発を進める次世代VRヘッドセットの大本命。スタンドアローンで使える一体型だが『Quest 2』の後継機ではなくハイエンドデバイスになるらしい。2021年10月に発表され、発売時期は未定だ。
Meta『Project Cambria』
価格未定
現段階で公開されているのは、視線や顔のトラッキング機能が搭載されること。ユーザーとアバターの表情がよりシンクロするようになるほか、AR機能も強化される模様だ。
ゲームのバーチャル体験がさらに進化!
「CES 2022」にて予告された『PlayStation VR2』は『PlayStation 5』対応の次世代VRヘッドセット。有線ケーブルで『PlayStation 5』と接続する点は変わらず、トラッキング性能が飛躍的に向上する模様だ。発売は2022年以降。
ソニー『PlayStation VR2』
価格未定
両目にはそれぞれ4K/HDRのディスプレイが備わる予定。告知されている対応ゲームの映像を見るに〝PS VR2〟の体験は従来機とは比べものにならないものになりそうだ。
2月16日発売のDIMEは「メタバース超入門」を大特集!
取材・文/久保田瞬(Mogura)