「マキタ製コードレス掃除機CL141」3年間でのリアルな感想
ペットと暮らしていると、慎重になるのが「掃除機選び」。抜け毛や猫砂などをしっかりと吸い取るため、吸引力の高いものを購入したくなります。
そんな悩みを抱いた方が、一度は耳にしたことがあるのが「マキタの掃除機はペット家庭におすすめ」という言葉。業務用商品を数多く手がけている電動工具メーカーの掃除機であるからこそ、期待が持てると言われています。
そこで今回は、Amazonでも高レビューが多いマキタ コードレス掃除機CL141を約3年間使用してみた感想をレポート。
今回はリアルなメリットとデメリットをお伝えします。
軽量でハイパワー!マキタのコードレス掃除機CL141
マキタのコードレス掃除機CL141は使用バッテリー14.4で、集じん方式はカプセル型。満充電使用時間は「強モード」だと20分、「標準モード」で40分とされています。
吸込仕事率は「強モード」の場合29W、「標準モード」は10W。
コードレス掃除機を購入する際は重さも気になるものですが、本品は1.3kgと軽量。ワンタッチボタン式なので、トリガー式のように手が疲れてしまうこともありません。
ここが満足!実際に購入して感じたメリット
本品は充電したバッテリーを本体にはめて、使用する形式。
購入前はバッテリーを付けると重くなるのでは…と少し不安でしたが、実際使ってみると1.3kgの軽さに大満足。階段の掃除をする時や2階へ掃除機を持って上がる時、ストレスフリーになりました。
また、充電時間は22分と記されていますが、体感的には、いつもそれより早いなと感じています。そのため、愛猫が猫砂を散らかしたり、突然の喧嘩で毛がたったりした時など、こまめに掃除したい時にも手に取りやすい掃除機となるはず。
本品を使用する前、筆者宅では高い吸引力が謡われている某人気メーカーのコードレス掃除機を使用。しかし、なぜか1年もしないうちにバッテリーが持たなくなったり、壊れたりして悲しい思いをしました。
それ比べ、本品は長持ち。バッテリー交換や修理などせず、約3年間使い続けています。
長年使っているからこそ気になったリアルなデメリット
本品には、長年使っていると分かるデメリットも。例えば、ごみを集めるカプセル部分が掃除中にクルっと回ってしまうこと。掃除機の角度を変えた拍子に、はずみで回転し、外れてしまった時には歯がさを覚えます。
そして、吸い込み口やヘッドの左右に配置されている、ゴミ詰まりを防ぐローラは掃除をしないとゴミがこびりつき、茶色くなってしまうので定期的なメンテナンスが必要です。
また、木製の猫砂を使用している方は掃除機を滑らすだけでは猫砂が吸い取りにくいので、ややストレスを感じることもあるかもしれません。掃除機を滑らせず、猫砂の上に置くようにすれば、しっかり吸い取れますが、たくさん猫砂が散らばっていると、その動作が面倒に思えることがありました。
そして、カーペット掃除に向いていないのも本品の惜しい点。足腰が弱くなるシニア期は負担を軽減するため、カーペットを敷くペット家庭も多いかと思いますが、我が家ではカーペット上のゴミは満足にとれませんでした。
しかし、抜け毛や細かく崩れた猫砂を吸い取ってくれる、フローリングでの吸引力には大満足しているので、筆者宅ではカーペットは柄の長いコロコロで清掃し、フローリングのみ本品を使用しています。
より吸引力の高い「最新モデル」も併せてチェック
本品の使用感は、あくまでも個人の感想。デメリットも多々ありますが、1万円未満の価格で長く使い続けることができており、フローリングならば問題なく清掃できるので、個人的には買ってよかったと思っています。
とはいえ、本品は発売されてから年月が経っているモデルであるため、最新モデルよりは吸込仕事率が劣っているなどといったデメリットがあるので、コスパよりも吸引力の高さを求める方は最新モデルもチェックし、納得できる「掃除のお供」を選んでみてくださいね。
文/古川諭香