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セブン-イレブンの「触らないレジ」の先にある「人が居ないレジ」の未来

2022.02.10

【連載】もしもAIがいてくれたら

【バックナンバーのリンクはこちら】 
第1回:私、元いじめられっ子の大学副学長です
第37回:iOS 15.4で可能になった「マスクでもFace ID」顔認識AIはどこまで進化する?

レジだけじゃなく「エレベータ」も非接触に?

セブン-イレブンの都内6店舗で、非接触・空中ディスプレイ技術を採用したキャッシュレスセルフレジ「デジPOS」の実証実験が、2月1日から開始されたということで、ニュースになっていますね。

空中ディスプレイ自体は、以前からデジタルサイネージなどで展開されていましたが、空中ディスプレイをPOSレジに導入したことで、ディスプレイに触らずに、空中に浮かんだ映像型パネルの操作で、「触らずに会計が全て終わる」ということが嬉しいです。

コロナ禍で、外出時に何も触りたくないと思っている人は多いのではないでしょうか。

特に、不特定多数が触れるボタンは抵抗がありますよね。

エレベータのボタンの非接触化は、もっと以前から開発が進んでいるようですが、なかなか見かけることがありません。すでに設置されているエレベータに導入するのは大変なのだろうと思います。新しい技術は、導入コストが大きいとなかなか進まないことは、私自身も会社を起業しているので実感しています。

今は「有人レジ」のほうが人気があるけれど……

無人レジというと、2018年1月にアメリカのシアトルに1号店が公開された頃日本でも話題になったAmazon Goが思いつきます。Amazon Goは、画像認識系のAIなどにより、客が棚から商品を手で掴んだときや棚に戻したときを自動的に検知し、仮想カートの中に商品を記録していくため、決済のための操作が一切不要です。その後、こういったタイプの無人決裁型店舗が日本でもお目見えしました。

しかし、こういった無人店舗は、客の行動を追跡するのに十分な数のカメラを各種、天井に設置し、商品棚に重量センサーも設置し、来店客がどの棚のどの商品を何個取ったか、画像処理系AIで認識する、ということでかなり大がかりです。

それに対し、今回のような非接触型セルフレジは、場所さえ確保できれば導入しやすそうです。スーパーは比較的スペースにゆとりがあるところが多いと思うので問題ないと思いますし、すでにセルフレジが設置されているところは多いと思います。

ただし、セルフレジと有人レジを比較してみると、たとえ列が長くても、有人レジの方が人気があるように思います。

セルフレジは、客自身が購入商品のバーコードを読み取らせたり、会計に伴う一連の操作をする必要があります。操作に慣れていない人が前にいると、待っている人数は少なくても、なかなか順番が回ってきません。セルフレジの人気を高めるには、商品の読み取りなどの認識が素人でもスムーズにできること、インタフェースなど操作が簡単でわかりやすいことが必須だと思います。

スーパーやコンビニのレジが、自販機や銀行のATMのように、無人であることが当たり前なくらいになるのかどうか、注視したいと思います。コロナ禍で、何にも触れたくない、という気持ちが強い今がチャンスなのかもしれません。

坂本真樹(さかもと・まき)/国立大学法人電気通信大学副学長、同大学情報理工学研究科/人工知能先端研究センター教授。人工知能学会元理事。感性AI株式会社COO。NHKラジオ第一放送『子ども科学電話相談』のAI・ロボット担当として、人工知能などの最新研究とビジネス動向について解説している。オノマトペや五感や感性・感情といった人の言語・心理などについての文系的な現象を、理工系的観点から分析し、人工知能に搭載することが得意。著書に「坂本真樹先生が教える人工知能がほぼほぼわかる本」(オーム社)など。

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