プロ野球のキャンプが2月1日より始まった。球春が到来し、今から3月25日の開幕が待ち遠しいというファンも多いに違いない。
そんな「プロ野球」に関する意識調査がこのほど、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」により、日本全国の男女を対象にして実施された。
プロ野球を観戦する人、しない人はそれぞれ約半数
日本/海外を含め、ふだん「プロ野球」を観戦することがあるかどうか、また自宅や録画での観戦も含め、観戦方法についても聞いた。
※今年のことだけではなく昨年より前のふだんの状況も含めて回答してもらった。
「ふだん、プロ野球は観戦しない」という人は全体で5割弱。10~30代では割合がやや高く、5割超となっている。全体で約5割はプロ野球を観戦しているが、男女別の割合をみると男性が59%、女性が42%で、男性のほうが観戦している人の割合が高くなっている。
また、男女ともに年代が上がるほど観戦する人の割合が高くなる傾向にあり、50代男性では71%、50代女性では50%となっていた。
次に観戦方法だが、全体のTOPは「テレビ放送(地上波 / BS)」で4割強。観戦している人の割合が高かった40~50代の割合が高く、50代ではもっとも高く5割超となっている。
全体2位は「スタジアムや球場に実際に観に行く」で2割。こちらも年代が上がるにつれて割合が高くなっていた。全体3位は「YouTube」。全体の割合は1割弱だが、他の年代と比べると10~20代では割合がやや高めだった。
全体4位以降は、DAZN(ダゾーン)、TVer(ティーバー)、パ・リーグLIVEなどの「インターネット中継 / 配信」や、「ラジオ中継」が1割弱で続く。「ラジオ中継」は年代が上がるほど割合が高くなる傾向にあり、40~50代では「YouTube」を抜いて3位となった。「スカパー!」や「WOWOW」などの、有料のスポーツ専門チャンネルでの観戦は3%程度にとどまっている。
好きな球団ランキング!全体TOP2は「読売ジャイアンツ」「阪神タイガース」
日本/アメリカのプロ野球球団の中で、好きな球団について聞いた。ふだんプロ野球の観戦をしない人でも、好きな球団があるかどうか回答してもらった。
好きな球団が「特にない」という人は全体で4割超。プロ野球を観戦する人の割合が高い50代では、「特にない」という人の割合も低くなっている。
また、女性は男性と比べて好きな球団が「特にない」の割合が高く、一方男性はどの球団の割合も女性よりも高くなっており、男性のほうが球団への関心が高いことがわかる。
そして、好きな球団の全体TOP2は「読売ジャイアンツ」「阪神タイガース」で、僅差となった。全体3位は「福岡ソフトバンクホークス」、4位は「ロサンゼルス・エンゼルス」、5位は「北海道日本ハムファイターズ」という結果となった。
6位以降は、「中日ドラゴンズ」「広島東洋カープ」「東北楽天ゴールデンイーグルス」と続き、「ニューヨーク・ヤンキース」が9位、「オリックス・バファローズ」が10位にランクインしている。
アメリカのメジャーリーグでは「ロサンゼルス・エンゼルス」が一番人気で、全ての年代で5位以内にランクインした。
年代別にみると、20~50代では「読売ジャイアンツ」「阪神タイガース」がTOP2となっているが、10代では1位が「阪神タイガース」、2位が「福岡ソフトバンクホークス」となり、3位に「ロサンゼルス・エンゼルス」となった。「読売ジャイアンツ」は僅差で4位にランクインとなった。
プロ野球を観戦している人の割合が高い50代男性では、「読売ジャイアンツ」が2割弱と他の年代よりも割合が高めになっている。また、ランキング外となったが、50代男性では他の年代と比べて「ニューヨーク・ヤンキース」「ロサンゼルス・ドジャース」の割合も高くなっていた。
<調査概要>
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~59歳の男女
実施時期:2022年1月7日~2022年1月11日
有効回収数:5252サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合がある
構成/こじへい