冬のツーリングは寒さとの戦い! カブガールおすすめの防寒方法とは【カブガールが行く】
いよいよ2月。1年の中で一番寒い時期がやってきました!
真冬の間、ツーリングスポットで見かけるバイクはかなり少なくなります。
時々知人に「さすがに冬は乗らないでしょ?」と聞かれることがあるのですが……実を言うと、めちゃくちゃ乗りまくっています!
今回は「寒さに負けない!真冬ツーリングの防寒の秘訣」をご紹介します。
とっても暖かいので、バイクに乗らない方の服装選びにもきっと役立つはずですよ!
アウターは防風・耐水性能を重視
ツーリング中の服装でまず大切にしているのが、アウターの性能です。
全身に風を受けながら移動するライダーにとって、防風・耐水性能はまさに防御力そのもの。体に吹き込んでくる風をなるべくカットできるアウターを選ぶ必要があります。
また、意外と大切なのが透湿性能。汗をかいた時、蒸気を逃がさなければ身体を冷やしてしまうためです。
私が使用しているのは、モンベルのシャルモパーカ。
モンベルが開発したドライテックという素材が使われ、20000㎜以上の耐水圧がありながらも透湿性にも優れた中綿入りアウターです。
登山や釣り用のウェアは性能が良く、周りのライダーにも愛用者が多い印象です。転倒時に怪我をしないよう、外付けプロテクターとの併用が必須です。
もちろん、下半身に関しても同様。ワークマンの中綿入りのオーバーパンツを着ています。
暖かくて快適な一方、ご飯を食べたりトイレに行ったりする際、脱ぐものが多くて煩わしいのが冬ツーリングの悩みなんですよね。
ミドル&インナーウェアで保温する
風を防ぐのがアウターとすれば、保温するのはミドル&インナーウェア。
ミドルウェアは気温に合わせて脱ぎ着し、体温を調節する役目を持っています。
私の場合は、コンパクトに収納できるユニクロのウルトラライトダウンをミドルウェアに。その中に更にセーターを着ています。
たくさん着込んで動きにくいので、次の冬はより暖かいダウンジャケットに買い替えて、服の枚数を減らそうかな。
インナーウェアはヒートテックやメリノウールシャツなど、身体に密着するあたたかくて速乾性に優れた服を選ぶのがオススメです。
頭と手を完全ガードしよう
ヘルメットはもちろんフルフェイス。
SHOEIのEX-ZEROはシールドが完全に閉まらないという欠点がありますが、デザインがカッコいいのでお気に入り。ゴーグルを使うことで風をカットしています。
グローブはロング丈がマスト。アウターの袖を覆うことで、手首からの隙間風が少なくなりますよ!
使っているのはレッドバロンからいただいた、オリジナルブランドROMのゼロスグラブウィンター。
作業用やスキー用など防寒性能が高い手袋はたくさんありますが、フィット感・安全性・脱げにくさなどを考えると、絶対にバイク専用品を使うべきです。
また、地味に重要なのが首回りの防寒。ヘルメットとアウターの隙間風が当たって結構寒い場所なんです。
オススメはバラクラバ(目出し帽)。頭から鎖骨までを1枚で覆うことができ、あるとないとでは暖かさが段違いですよ!
小物でプラスアルファの温かさ
昭和レトロチックなアイテム、ハクキンカイロは現役で大活躍しているあったかアイテムです。
ハクキンカイロとは、ベンジンと白金の化学反応を利用したカイロです。
繰り返し使えるのでエコ&リーズナブル。その上使い捨てカイロの13倍の熱量を安定して発揮してくれる、優秀なアイテムです。
さらに予備として、ハクキンカイロをもう1セット&貼るカイロを数枚持ち歩いているため、陽が暮れて寒くなってしまっても安心です。
夏に氷を入れて愛用していたステンレスボトルは、冬にも大活躍。暖かいお茶を入れて使っています。
一口飲むだけで身体が内側から温まり、ホッと一息つくことができますよ。
路面にも気を付けて!
今回は服装やあったかアイテムで身体を温める方法をご紹介しましたが、実のところ冬のツーリングで一番怖いのは、冷えた路面!
タイヤは冷えると硬くなってしまうので、夏と同じような意識で運転すると転倒してしまうこともあるのです。
それだけではなく路面が凍っていたり、雪が積もっていたりとリスクもたくさん。
お出かけ前に道路情報やライブカメラをチェックして、暖かい恰好をしてお出かけしてくださいね!
文/高木はるか
アウトドア系ライター。つよく、しぶとく、たくましくをモットーにバイクとキャンプしてます。 愛車はversys650、クロスカブ110、スーパーカブ90。
高木はるかの記事は下記のサイトから
https://riding-camping-haruka.com
編集/inox.