日本のみならず、世界中に多くのユーザーがいる「iPhone」シリーズ。
誰でも簡単に使い始めることができて、シンプルな操作が特徴ということもあり、〝なんとなく〟iPhoneを使い続けているという人がいるかもしれません。
そこで今回は、iPhoneに搭載されている「iOS」というソフトウエアについて、わかりやすく解説していきます。
iOSの「OS」の意味は? 「Android OS」との違いとは!
iOSが何かを理解するにはまず、「OS」の意味がわかると便利です。
OSとは英語で「オペレーティングシステム」を略したものです。スマートフォンのシステム全体を動かすソフトウエアと思っていただければわかりやすいかもしれません。
「スワイプして画面を動かす」「アプリを起動する」といった動作は、OSが多くをコントロールしている……そう知ると、なくてはならないものだとおわかりいただけるかもしれませんね。
iPhone以外では、Androidスマートフォンに搭載されている「Android OS」がよく知られていますが。iOSはアップル製品にしか搭載されていませんし、逆にAndroid
スマートフォンにiOSは搭載されていませんので、ご確認ください。
Android OSはグーグルが開発しています。多くのメーカーが自由にスマートフォンへ搭載できるので、ソニーの「Xperia」シリーズや、シャープの「AQUOS」シリーズといった、有名なスマートフォンも、Android OSを搭載しています。
また、Androidスマートフォンは、スマートフォンメーカーがAndroid OSをもとに、自社でカスタマイズしたOSを搭載している場合があります。OPPOの「Color OS」などがこれに当たります。
【参照】OPPO/Color OS 11
ちなみに、アップル製品内でもiPadには「iPadOS」、Macシリーズには「macOS」といったように、デバイスに合わせたOSを搭載しています。いずれもアップルが自社でソフトウエアを開発することで、わかりやすく、互換性に優れたソフトとなっています。
現行の最新バージョン「iOS 15」では何ができる?
執筆時点(2022年1月中旬)では、iOSのいちばん新しいバージョンは「iOS 15.2.1」と呼ばれるものとなっています。ちょっと長い名前ですが、「15番目のiOS。そのセカンドバージョンでちょっとだけマイナーチェンジした」という意味としてご理解いただければ間違いないかと思います。
iOS 15は、2021年9月に行われた「iPhone 13」シリーズの発表と同時期に配信を開始したソフトウエアで、「iPhone SE(第1世代)」や「iPhone 6s」といった、比較的古いモデルでも利用できます。
iOS 15では、ビデオ通話アプリで人気の「FaceTime」にて、動画や音楽をシェアして楽しめる、「SharePlay」といった機能や、勉強や仕事をする時に便利な「集中モード」といった機能が多数追加されています。
また、インターネット上でGoogle検索したり、各社のホームページを調べたりするのに便利な、〝ブラウザアプリ〟と呼ばれる「Safari」のデザインも大きく変わりました。
「タブバー」が画面上部から下部に移動したり、アドレスバー部分を左右にスワイプするとタブの間を移動できたり、1つの調べ物をした時、タブをまとめておける「タブグループ」といった機能が追加され、さらに便利になっています。
【参照】アップル/iOS 15
自分のiPhoneのiOSバージョンを確認/アップデートする方法!
では、自分が使っているiPhoneにインストールされているiOSのバージョンを調べるのはどうすればいいでしょうか?
操作は簡単。一度覚えてしまえば、ラクラクです。
まずは、「設定」アプリを開き、そこから「一般」に進みます。
「情報」をタップし、「システムバージョン」という項目を確認しましょう。そこに書かれているのが、iOSのバージョンになります。
ご参考までに下の画像は、執筆時点での最新バージョンである「iOS 15.2.1」がインストールされていることを示しています。
もし、ご自身のiPhoneのiOSが古いバージョンで、更新がしたい場合も操作は簡単です。
設定アプリの「一般」から「ソフトウェア・アップデート」に進みます。
上の画像では最新の状態に なっているため、新しいバージョンに関する記載がありませんが、ここに最新バージョンの案内が出ている場合は、時間がある時にインストールすると、セキュリティ(安全性)が高まったり、便利な操作が追加されるはずです。
【参照】アップル/iPhone、iPad、iPod touch をアップデートする
※データは2022年1月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/佐藤文彦