「NETFLIX」や「Amazon Primeビデオ」など、自由に動画が見られる、いわゆる〝サブスク〟コンテンツが人気の今、スマートフォンの画面サイズでの視聴は物足りなく感じている人もいるのではないでしょうか。
近年はインターネットに接続できるテレビなどもありますが、ベッドで横になったり、電車で移動中といったシーンでも、比較的大きな画面で動画を見たいというニーズを満たせるのが、タブレットです。
今回は、外出中にも手軽に動画や電子書籍が大画面で楽しめる「LTE通信対応」のSIMフリータブレットから、おすすめ製品をOS別に紹介していきます。持ち運びできるサブPCのようにも利用できるので、ビジネスパーソンにもおすすめですよ。
Windows 11がインストール可能な2in1ノートPCはSIMフリータブレットとしても使える!?【Surface Pro X】
タブレットとしてだけでなく、タイプカバーを装着するとノートPC感覚で利用できる、〝2in1〟タイプの先駆け的シリーズであるマイクロソフトのSurfaceです。
ディスプレイサイズは13インチとなっており、タブレットとしては大型で、ビジネスシーンでもプライベートでも活躍できるサイズ感。一般的なノートPCで採用されることが多い画面比率、16:9と違い、3:2という縦横比率になっているので、タブレットとしても扱いやすくなっています。
初期搭載OSはWindows 10ですが、これから購入する場合には、Windows 11の無料アップグレードがプレインストールされているため、購入後すぐにWindows 11にすることができます。
厚さ約8.2mm、質量約460gのAndroid搭載SIMフリータブレット【Lenovo Tab K10】
PC製品や周辺機器を多く展開することで人気のレノボからは、Android OSを搭載した「Lenovo Tab K10」が発売されています。LTE通信対応モデルは3万5800円(レノボダイレクト価格)と、比較的手に取りやすい価格の製品です。
ディスプレイは10.3型となっているのですが、厚さ約8.2mm、質量約460gの薄型・軽量が特徴。扱いやすく設計されているため、電車移動時に動画を見るといった使い方におすすめです。
メモリは4GB、ストレージは64GBで、スマートフォンと置き換えて考えると、ミドルレンジ程度のスペックです。初期搭載OSはAndroid 11となっているため、普段Androidスマートフォンを使っている人は、戸惑うことなく操作できるでしょう。
いわずと知れた大人気タブレットシリーズから片手で扱えるコンパクトモデルを紹介【iPad mini(第6世代)】
タブレットというと、真っ先に思い浮かぶのがアップルのiPadシリーズ、という人は多いかもしれません。PCに匹敵する高性能を搭載した「iPad Pro」や、比較的大画面ながら軽量なボディが魅力の「iPad Air」などがありますが、今回はコンパクトモデルの「iPad mini(第6世代)」を見ていきましょう。
iPad mini(第6世代)は、本体サイズが195.4mm×134.8mm×6.3mm、質量297g(Wi-Fi+Cellularモデル)で、多くの人が片手で握ることができるサイズ感。ディスプレイサイズも8.3インチと、タブレットとしてはコンパクトになっているので、移動時でもストレスになりにくいのが特徴です。
搭載チップセットには、iPhone 13シリーズと同様の「A15 Bionic」が採用されており、3Dグラフィックを伴うアプリゲームなどもサクサク動かせる高性能。Apple Pencil(第2世代)にも対応しているので、手書きで絵を描いたり、メモを取るといった使い方も可能です。
初期搭載OSはiPadOS 15となっており、ほかのアップル製品との互換性の高さも特徴。連絡を取るためのツールには、5Gスマートフォンとしてかなりのコンパクトさを誇る、iPhone 13 miniを使い、動画視聴や電子書籍の閲覧は、スマートフォンよりも大画面の、iPad mini(第6世代)を用いるといった使い分けもおすすめです。
オーディオ性能にもこだわられたHPの2in1ノートパソコンはタブレット運用もあり!【Chromebook x2 11】
比較的安価ながら、起動スピードの速さやブラウザベースの作業の簡単さなどから、近年注目を集めているのがChromebook。今回紹介する、HPの「Chromeブック x2 11」は、ノートパソコンではありますが、キーボードとディスプレイが分離し、タブレットのように利用できる、2in1タイプの製品です。
ディスプレイ側の本体質量は約560g、キーボード装着時も約1.03㎏と、ノートPCとしては軽量になっているため、持ち運びも快適でしょう。安価な代わりに低スペックなことも多いChromebookですが、本製品のLTE通信対応モデルは、メモリ8GB、ストレージ128GB eMMCを搭載しており、動作の快適性も十分です。
搭載OSはChrome OSというもので、ほとんどの作業をブラウザ上で行い、データはクラウドに保存するという特徴があります。また、本製品はオーディオブランド「Bang&Olufsen」のチューニングが施されたデュアルスピーカーを搭載しており、動画視聴の際などにも、迫力のある音質に期待ができます。
※データは2022年1月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。
文/佐藤文彦