外国からやってきた王子様とニューヨーク下町の庶民的な美容師。格差と国籍を乗り越えて、二人は幸せになれるのか!?
1月20日よりNetflixで独占配信中の『ロイヤル・トリートメント』は、アメリカで製作されたラブコメディ。
主演は『パーフェクト・デート』『オースティン&アリー』のローラ・マラーノ、『アラジン』のメナ・マスード。
あらすじ
ニューヨークの下町にある美容室『ベリッシメ』の店主イジー(ローラ・マラーノ)。
ラバニアのトーマス王子(メナ・マスード)が訪米した際、ニューヨークで一番のセレブ御用達美容室『ベル』に予約を入れるよう命じられた執事ウォルターが、間違えて『ベリッシメ』を指名。
ウォルターに気に入られたイジーは、近々ラバニアで行われる予定のトーマス王子の結婚式でもヘアメイクを担当することに。
立場上“好きな人との恋愛結婚”をほぼ諦めていたトーマス王子だったが、思いがけずイジーと出会ったことで、気持ちに変化が生まれる。
みどころ
明るく優しく人気者の主人公が繰り広げる、ハイテンションでお洒落なTHEアメリカン・ラブコメディ。
冒頭から、イジーの人望の厚さが強調されるシーンが続く。
イジーはまだ若いのだが、“大阪のオバチャン”的なキャラクターだと言えば、お分かりいただけるだろうか。
トラブルにも全く動じず、言うべきことはビシッと言い、面倒見が良く、頼りになる。
相手が王子様だろうが、いつでもどこでも自分らしく堂々と振る舞い、媚びることもない。
トーマス王子をバシッと手で叩いたり説教をぶちかますシーンがあるのだが、その直後のトーマス王子の表情に注目。「おもしれー女……」と思ったのかもしれない。
「カップルは同レベル」「総合力が釣り合っている」とはよく言われることだが、イジーはごく普通の庶民的な美容師ながら、その人間力や器の大きさは、まさに王子様の相手にふさわしい。
似た作品としては、同じくNetflixの『シルバー・スケート』も真冬にピッタリでオススメ。
ロシア貴族の女性と貧しい青年の純愛を描いたロマンチックな恋愛映画だ。
Netflix映画『ロイヤル・トリートメント』
独占配信中
文/吉野潤子