22年1月末までJR東の新幹線グリーン車がお得
※新型コロナウイルスの感染状況を鑑みて、長距離の移動は控えるなど各自で対策をお願いします。また、旅行時は感染対策を済ませたうえでお出かけ下さい。
JR東日本の新幹線では同社のポイントプログラム「JRE POINT」を使った普通車指定席からグリーン車へのアップグレードがとてもお得だ。
11月18日から2022年1月31日までの期間中に実施されている「JRE POINTためて、つかってキャンペーン」では、今年4月からサービスが開始された「新幹線eチケットサービス」利用時に、普通車指定席料金+JREポイントを支払うことでお得にグリーン車にアップグレードができる。通常でもJREポイントからのアップグレードも可能であるが、キャンペーン期間中は1000ポイント割引だ。
区間ではなく、列車名ごとにポイント数が決められており、東北新幹線「はやぶさ」利用で通常3500ポイントが2500ポイントとなるが、最も割安感を感じるのが東北新幹線「なすの」と上越新幹線「たにがわ」で通常1500ポイントが500ポイントで交換できるのだ。
東北新幹線で宇都宮や那須塩原、郡山、上越新幹線で高崎や越後湯沢まで乗車する時に特に重宝するこの車両に、わずか500円相当のポイントでグリーン車にアップグレードできる計算だ。
手続きも簡単でJR東日本のサイト「えきねっと」から「新幹線eチケットサービス」で予約することでアップグレード可能だ。交通系ICカードと紐づけることでチケットの受け取りも不要となっている。ビューカード利用をはじめ、駅での買い物などでも貯められる「JREポイント」を、この機会に活用してほしい。
東海道・山陽新幹線もポイントでグリーン車に
また東海道・山陽新幹線(JR東海・西日本)でも以前から、ネット予約サービス「エクスプレス予約」会員を対象にした、利用区間に応じてポイントが付与される「グリーンプログラム」がある。このポイントを貯めることで、普通車指定席の料金でグリーン車へアップグレードすることが可能だ。600ポイント以上の保有がアップグレードの対象で、「のぞみ」1000ポイント、「ひかり」800ポイント、「こだま」600ポイントで普通車指定席からグリーン車へアップグレードができる。「のぞみ」利用であれば、東京~広島や東京~博多などの長距離区間で使いたいところだ。
また800ポイントで「のぞみ」ではなく「ひかり」で利用するのも賢いだろう。東京~名古屋間であれば豊橋もしくは小田原のみ停車の「ひかり」を利用すれば「のぞみ」の通過待ちもなく、所要時間も大きく変わらないのでおすすめである。
ポイントに余裕さえあれば、この機会に追加費用をかけることなくグリーン車にアップグレードして、出張を楽しんでみるのもいいだろう。
JR東日本の新幹線ポイント一覧。東北新幹線「なすの」ではE5系、上越新幹線「たにがわ」ではE7系など全席コンセント付き車両が投入されることも多い。出張が決まったら早めのアップグレードを(写真はE5系の車体と客室内)。
画像提供:JR東日本
押さえておきたい3つのポイント
【Point 1】JR各社のポイント残高を確認
【Point 2】JR東日本なら短距離利用も
【Point 3】東海道・山陽新幹線は長距離利用
鳥海高太朗/航空・旅行アナリスト、帝京大学経済学部地域経済学科非常勤講師。