ワイシャツをおしゃれに着こなすには、自分に合ったサイズを選ぶことがとても重要です。今回の記事では、ちょうどいいサイズのワイシャツを選ぶために、首回りや裄丈のサイズについて解説します。サイズ別におすすめのワイシャツもご紹介しますので、参考にしてください。
ワイシャツのサイズが合わない時にチェックすべきポイント
オーダーでシャツを作る時は、体の各部のサイズを細かく測りますが、既製品のワイシャツを購入する際には、首回りと裄丈が分かれば自分に合うサイズを選びやすくなります。
きつすぎたり、ぶかぶかだったりするワイシャツは見栄えが悪くなってしまいがちなので、自分に合うサイズのワイシャツを着用するように気を付けましょう。太ったり痩せたりしてサイズが変わることもあるので、今着ているシャツが合わないと感じた時は、サイズを測り直してみるといいでしょう。
【参考】サイズの正しい測り方を解説!メンズワイシャツを上手に着こなすテクニック
プラス1cmではきつい!? 首回りに余裕は何cmあるべき?
首回りを測る際には、のど仏の下を一周測ります。ワイシャツは洗濯の際に多少縮むことが多いので、少し余裕を持ったサイズにしておいたほうが無難です。
一般的には、自分の首回りのサイズにプラス2cmします。きつめのジャストサイズに近いワイシャツを選びたい人は、プラス1cmでもいいでしょう。ゆったりめのワイシャツが好みの人はプラス3cmにすることもあります。
ワイシャツのサイズを決めるもう一つのポイント「裄丈(ゆきたけ)」
裄丈とは、首の付け根の中心から肩を通って、手の付け根部分までの長さのことです。裄丈も洗濯で縮むことを考慮して2~3cm程度余裕をもっておくとよいでしょう。
購入したワイシャツの首回りを縮めることはできる?
サイズを間違えて購入したり、体形が変わったりしてしまった場合、ワイシャツのサイズは直せるのでしょうか。
ワイシャツのリフォームを請け負っている業者に頼めば、襟を交換して、その際に首回りを調節してくれます。ただしワイシャツの構造上、大幅な変更は難しく、特に首回りのサイズを縮めるのは困難です。
首回りサイズ別のおすすめワイシャツ
ここからは首回りのサイズごとに、おすすめのワイシャツをご紹介します。細身の人に合うサイズから大きめのワイシャツまで選定していますので、チェックしてみてください。
【参考】オシャレに見えるワイシャツの着こなし方とおすすめ商品
細身の人におすすめ! 首回り36cmのワイシャツ
ワイシャツの首回りは37cmから用意しているブランドも多いのですが、洋服の青山では一部の製品は36cmからサイズ展開されています。ご紹介する製品は、CHRISTIAN ORANI「レギュラーカラースタンダードワイシャツ SC1100S-7」です。
首回りが細い人は、襟の開きが小さい襟型のほうがスリムな体形が引き立ちます。こちらの製品のようなレギュラーカラーのワイシャツは、襟の開きが小さくおすすめです。生地には細菌の増殖を抑える機能があり吸水・速乾性も高いので、部屋干ししてもイヤなニオイがしにくくなっています。
海外ブランドの首回り42cmのワイシャツ
首回り42cmは、平均的なサイズより少し大きいですが、比較的一般的なサイズといえます。しかし、ブランドによっては首回り41cmの次は43cmというサイズ展開の場合があり、ジャストサイズのものが意外に見つからないこともあります。
このような場合は、海外ブランドから探してみるのも手です。こちらは、ブルックス ブラザーズの細かなストライプがおしゃれなワイシャツ。サイズ表記の首回り16が42.2cmになります。日本製生地が使用されていて、柔軟性・吸湿性に優れた製品です。
【参考】ブルックス ブラザーズ ジャパン公式サイト製品詳細ページ
がっちり体型の人に合う首回り45cmのワイシャツ
首回りが太いがっちりした体型の人は、襟が開いたワイドカラーやホリゾンタルのような襟型を選ぶと、すっきりして見えるのでおすすめです。ブランドによってはサイズ展開がないこともありますが、THE SUIT COMPANYでは首回り45cmのワイシャツも用意されています。
こちらは、襟が大きく開いたホリゾンタルカラーのワイシャツ。色はネイビーで、引き締まった印象です。形態安定加工が施されているので、着用時に型くずれしにくく、スマートに着こなせます。
【参考】THE SUIT COMPANY&UNIVERSAL LANGUAGEオンラインショップ
専門店ならラインナップが豊富! 首回り48cmのワイシャツ
首回り48cmくらいのサイズになると取り扱っていないブランドも増えますが、サイズ展開が幅広いショップや大きいサイズの専門店もあります。例えば、サカゼンは平均的なサイズのワイシャツも取り扱っていますが、3L以上のラインナップも豊富です。実店舗は首都圏を中心に展開していて、オンラインショップもあります。
こちらは、身ごろが落ち着いた色味のダルブルーのストライプで、襟と袖は白無地のクレリックカラーのワイシャツです。5Lサイズが首回り48cmとなっています。形態安定加工が施されていて、毎日のアイロンがけが楽です。
ワイシャツの首回りが汚れたらどうすればいい? しつこい黄ばみ汚れの落とし方
ワイシャツの首回りといえば、黄ばみ汚れが気になりやすい場所です。最後に首回りの黄ばみ汚れの落とし方を解説します。
首回りの黄ばみ汚れは、肌から分泌される皮脂が酸化することによって生じます。皮脂がワイシャツの生地に浸透してしまっているので落ちにくいですが、ちょっとしたコツを覚えればキレイにしやすくなります。
ワイシャツの首回りの黄ばみを落とす方法は?
落ちにくい黄ばみ汚れには、部分洗いが効果的です。
洗濯をする前に、襟や袖の汚れ専用の洗剤や洗濯石鹸を使って、首回りを洗っておきます。その後、洗濯機で洗えば、首回りの汚れはかなり落ちやすくなります。
この方法でも落ちない首回りの汚れは、漂白剤につけ置きすると目立たなくなることもあるので試してみてください。ただし、色柄や素材によっては漂白剤が使えないものもあるため注意しましょう。
首回りの黄ばみが落ちない時は、ワイシャツをクリーニングに出そう
家庭では落とせない首回りの汚れも、温水や高い洗浄力の洗剤を使って洗うクリーニングなら落とせる場合があります。通常のクリーニングで落ちない場合は、染み抜きで対応できる可能性があります。クリーニング店で相談してみましょう。
首回りのことを中心に、ワイシャツのサイズの測り方やおすすめの製品などについてご紹介しました。
ワイシャツをおしゃれに着こなすには、自分に合ったサイズのワイシャツを選ぶことが重要です。襟型によっても印象が変わります。この記事を参考に、自分にピッタリ合ったワイシャツを見つけてください。
※データは2022年1月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/ねこリセット