近年では新車の納車遅れなどが原因となって中古車購入が話題になっているが、1990年代や2000年代の国産スポーツカーが高値を記録するなど旧車と呼ばれる車種に関しても注目されている。
旧車と呼ばれる車は現行の新車と比べると燃費やガソリンに関しても特徴がある。そこで旧車王では、旧車の燃費とガソリンについて選択肢を用意し調査した。
旧車のガソリンはレギュラーが多い?それともハイオク?
Q1.現在所有している、または過去に所有していた旧車の燃料を教えてください※2010年式以前の車を旧車と定義
所有している旧車の燃料に関する質問で最も多くの回答を集めたのは「ハイオク」で66.0%。回答者の約2/3が「ハイオク」と回答したことから、やはり旧車と呼ばれる領域で人気のある車種はスポーツタイプの車が多く、旧車に乗っているユーザーならではの特徴ではないかと考えられる。
また、首都圏で排ガス規制がある中でも「軽油」と回答したユーザーが7.5%いることから、地方でTOYOTAのランクルなどの旧車に乗るユーザーも一定数いるのではないかということが推察できる。
Q2.現在所有している、または過去に所有していた旧車の燃費を教えてください※2010年式以前の車を旧車と定義
所有している旧車の燃費に関する質問では「7~9km/l」という回答が最も多く、38.4%という結果に。
「10km/l以上」と回答したユーザーも28.3%で「4~6km/l」と並んで2位となっており、現行の車種に比べて燃費の良さに重点を置かれておらず、かつスポーツカーが多いとされている旧車でも特別燃費が悪すぎるというわけではないことが読み取れる。
一方で燃費が「10km/l以上」の旧車は3割未満という見方もできるため、現代の新車や高年式車と比較するとやはり旧車の燃費は見劣りしてしまうとも受け取れる。
Q3.よく利用するガソリンブランドを教えてください
旧車好きのユーザーがよく利用するガソリンブランドで最も多くの回答数を得たのは「ENEOS」で44.0%でした。国内で最も多い店舗数を誇るガソリンスタンドなので、多くのユーザーがENEOSを利用していることが伺える。
また、Q1で「ハイオク」と回答したユーザーが最も多く、ガソリンはレギュラーはブランドによって差はないが、ハイオクはブランドによってオクタン価が変わってくるなど走行性能にも影響してくることから、そのような観点でガソリンブランドを選択しているユーザーもいるのではないかと推察できる。
今回の調査で旧車の燃料や燃費、さらには旧車に乗っているユーザーがどんなガソリンブランドを選んでいるかがわかった。
旧車の燃料に関する質問では、「ハイオク」と回答したユーザーが最も多かったことから、やはりスポーツタイプの車に乗るユーザーが多いのではないかということが伺える。
燃費やガソリンに関する傾向は旧車に限らず今後も変化が続くと予想され、今後も市場やユーザーの動向に注目する必要があると言えるだろう。
調査対象:旧車に興味のある男女159名
調査期間:2022年1月7日~2022年1月13日
構成/ino.