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主役は女性と若者、ガラケーカルチャーとは何だったのか?

2022.02.11

ケータイ小説

大人の知らない世界で芽吹いた独自の若者文化

「3Gが始まると、ケータイではPCとは全く違うインターネットの使われ方がされるようになった。PCは当時まだ高額で、主に利用していたのは大人の男性だった。しかし、ケータイの登場でそれまでインターネットに触れてこなかった若者や女性が手軽に利用できるようになった」と話すのは、『大人が知らない携帯サイトの世界』(マイコミ新書)の著書もある、ライターの佐野正弘氏だ。

 例えば音楽。「着メロ」がやがて「着うた」から「着うたフル」となり、レコード会社による音楽配信サービス「レコチョク」が大人気に。若者の間で瞬く間に、ケータイで音楽を聴くのが当たり前になった。また画像や絵文字を使ったリッチなメールが送れる「デコメール」は女性を中心に大ヒット。キャラクターを用いたイラストや絵文字などの配信サービスは、今のLINEスタンプにもつながるといっていいだろう。

キャリアが提供する公式サービスを超えて拡大

 中でも当時、若者を中心に盛り上がりを見せていたのが、掲示板やチャット、ブログ、プロフィールなどのサービス。当初ケータイではiモード、EZwebなどの公式サイトしか利用できなかったが、「jigブラウザ」などのフルブラウザーが使えるようになると、「勝手サイト」と呼ばれる公式外の交流サイトが人気を集めていく。

「そこへ参入し、多くのユーザーを獲得したのが、DeNAの『モバゲータウン(現モバゲー)』や『GREE』などのSNS」と佐野氏。「GREE」がauと提携し公式サイトとなった、2006年頃がガラケーのひとつの転機になったという。ホームページ作成サイトだった「魔法のiらんど」から生まれたケータイ小説『恋空』が大ヒットしたのも、同じ頃だ。

「一方で、出会い系が社会問題となり、翌年にはいわゆる『青少年ネット規制法』が施行されています。大人が入ってこなかったからこそ、独自のカルチャーが生まれたが、それを悪用する大人が現われ、危険という烙印を押されることになってしまった。SNSはゲームへと軸足を移さざるを得なくなり、それが今のソーシャルゲームにつながっています」(佐野氏)

着うた

着うた

着信時に鳴る短い「着うた」が、1曲まるごとの「着うたフル」に。2004年に「レコチョク」がau向けに配信を開始した。有料ダウンロード数が10億を超えるなど大ヒットした。

デコメ

デコメ

デコメール、デコレーションメール、デコレメールなどの名称で提供されたサービス。HTMLメール化により、写真や絵文字、イラストなどで装飾したグリーティングメールが可能に。

ケータイ小説

■ シリーズ累計730万部も!

ケータイ小説

ケータイを使って執筆、閲覧される小説。ホームページ作成サイト「魔法のiらんど」で投稿小説がブームとなり、のちに映画化された『恋空』などヒット作品が多数生まれた。

SNS

■ 若者たちの交流の場に

SNS

「モバゲータウン(現モバゲー)」などが提供。ミニゲーム、アバター、チャットや日記、伝言板、メールなどを介してコミュニケーションできる仕組みが若者を中心に支持された

ガラケーカルチャーの転機となった2006年

iモードやEZwebの公式サイトは、当初キャリアの厳しい基準を満たすものだけに閉じられていたが、徐々にオープン化が進んでいく。2006年にはauがGoogle検索を導入。また検索機能を備えた「Yahoo!ケータイ」も、同じ年にスタートしている。2006年はソフトバンクが参入し、モバイルナンバーポータビリティーがスタートした年でもあり、キャリア間のサービス競争が激化。新サービスが続々登場する、モバイル業界激動の1年だった。

iモード

EZweb

取材・文/太田百合子

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