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完走タイム予測もできる!心電図、疲労度、ストレスまでチェックできるCOROSのアドベンチャーウォッチ「VERTIX 2」

2022.01.20

2020年に日本に上陸後、着々とファンを増やしつつあるGPSスポーツウォッチブランド「COROS(カロス)」。そのカロスから心電図を計測し、次世代アドベンチャーウォッチといわれる「バーティックス 2」が登場した。

心拍変動テストで疲労度をチェック

東京オリンピックの金メダリストで、マラソンの世界記録をもつ、エリウド・キプチョゲもカロスの超軽量モデルを愛用しているという。

そのカロスから登場した最新モデル「バーティックス2」は、トレッキング、トレイルランニングを中心に、さまざまなアウトドアスポーツに対応する堅牢さとロングバッテリーを搭載している。

特徴的なのは心電図を計測し、HRV(心拍変動)テストが採用されているところ。心拍変動とは脈拍の間隔がどう変動するのかを表すもの。健康な心臓は均等に脈を打つ特徴があるが、ストレスや疲労、アルコールの摂取などで数値が変動する。このデバイスはそのHRVデータから睡眠や運動からの回復など健康状態が確認できる。

計測方法はHRVテストモードを起動して、時計のベゼル部分に触れるだけ。約1分間、ゆっくりと呼吸を行うと心拍数の変動を計測して、健康状態を示してくれる。

数値が高いほどリラックス状態にあり、トレーニングなどから回復していることを表す。これにより自分の自律神経の状態や身体の状態を正確に確認でき、自分でも気が付いていない疲労状態に気づくことが可能だ。

時計の裏側には光パルスオキシメーター、光学式心拍センサーをセット。HRVのほか血中酸素濃度の計測なども可能だ。

堅牢かつ軽量なボディ&直感的操作のデジタルダイヤル

50.3 x 50.3 x 15.7mmサイズのチタンボディの右側に3ボタンを搭載したシンプルなデザイン。高強度で傷に強いサファイアガラスとセットし、スマートウォッチとしては大き目のディスプレイのため、数値などの表示がかなり見やすい。

操作はカロスの特徴でもある真ん中のボタンを回して操作するデジタルダイヤルを採用。タッチパネルでも操作ができるが、ダイヤルのほうがグローブを着用しているときでも操作しやすい。ページ送りや地図の拡大/縮小などあらゆるシーンでかなり使い勝手がよかった。

“次世代のアドベンチャーウォッチ”というだけあり、位置情報の正確さには驚かされた。GPS、GLONASS、Galileo、Beidou、QZSS(みちびき)の全衛星のGNSSチップセットが搭載。衛星モードを起動すると捕捉できる衛星がいくつも表示される(画像上)。

これらの位置衛星を標準GPSモード(140時間)、マルチコンステレーションモード(90時間)、デュアル周波数モード(50時間)と3つのモードで運用可能。デュアル周波数モードは、位置と高度の両方を正確に把握できるものだが、それでもバッテリーは50時間使えるのでかなり過酷な状況でなければバッテリーのもちを気にすることないだろう。

“完走タイム予測”などランナーにうれしい機能が満載

ランニングで使ってみてまず感じたのは、GPSの起動がびっくりするほど早いこと。あくまで感覚的なものではあるが、一般的なGPSスポーツウォッチの1/10くらい。玄関でランニングモードを起動して、シューズのヒモを結んでいる間にGPSを捕捉してしまう。一般的なGPSウォッチは外にいても、建物の間にいると場合によっては1分以上もGPSが捕捉できずイライラすることがあったが、バーティックス2ではそんなストレスは全くない。

また時計にマップをダウンロードしておけば、スマホを取り出さなくても位置が確認できる。あまりスマホを持ってランニングはしないので、これはかなり便利な機能だった。マップの拡大/縮小も素早いので帰りのルートが探しやすい。最高で25mまで拡大でき、細かい路地まで表示されるので知らないところを走ってもかなり安心感があった。

バッテリーのもちは短いがデュアル周波数モードを使用していたので、リアルタイムのペースや距離、走ったルートの軌跡はかなり正確。細かく変化するペースも確実に記録してくれる。元々カロスのGPSウォッチには、同じところを周回しても周回数などを正確に記録することができたが、このデュアル周波数モードによりその正確さがUPしている。

ランニングのデータとしては、走った距離やピッチ、ストライドのほか、最大酸素摂取量などを計測する。継続的にデータを蓄積していくことで、ランナーごとの疲労度とそれからの回復時間も提示する。疲労具合を把握しつつ長期間ランニングを続けることで、レベルアップが期待できる。

面白いのが予測完走タイムを示してくれるところ。ちょっと自分のベストタイムより速い気がするが「いけそう」と思えるタイムが提示される。きちんとトレーニングすれば「これくらいで走れるよ」ということなのか、頑張りを後押ししてくれてる気がしてなんだかうれしい。

所有欲も満たすハイスペックモデル

ストレスチェックや血中酸素濃度計測などのウェルネス機能に加えて、ロングバッテリー、位置情報の正確さなど、これまでのGPSスポーツウォッチに搭載されている機能をブラッシュアップし、本格的にアウトドアスポーツする人も満足できる。ハイスペックで上級者モデルではあるが、疲労度の計測、予測完走タイムが提示されるなど初心者ランナーが使うとさらにレベルアップできる機能も搭載。

あまり機能とは関係がないが、専用のハードケースがあるところも所有欲が満たされる。使ってよし、所有してよし。さまざまな人が満足できるスマートウォッチに仕上がっているといえるだろう。

COROS(カロス) バーティックス2
価格:8万3490円
https://corosjapan.com/

今 雄飛(こんゆうひ):ミラソル デポルテ代表。スポーツブランドのPR業務を行うかたわら、自転車、トライアスロン、アウトドア関連のライターとしても活動中。趣味はロングディスタンスのトライアスロン

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