2022年1月14日に発売開始されたばかりの最新型加湿空気清浄機「KI-PXシリーズ」。
従来型モデルに比べて、ミニマルデザインですっきりスタイリッシュに生まれ変わり、さらにハイエンドモデルの「KI-PX100」では何と、業界初の1000mL/hという大加湿量を実現しました。
コロナ禍が続く中で注目が集まる、加湿空気清浄機の気鋭モデル、「KI-PX100」の実機を借りることができたので、早速試してみました!
まずはおしゃれ〜なデザインをチェック!
では始めに、「KI-PX100」のデザインを見ていきましょう。
正面です。基本的には真四角でシンプルなデザイン。不要な自己主張もないので部屋の雰囲気を壊しません。これは好印象。
本体向かって右側面です。タンクや加湿フィルターのトレーを取り出すためのフタなど設置されますが、これまたすっきりしたデザイン。デザイナーさんの「シンプルで美しく」という考え方が細部まで浸透しているのでしょう。いい感じです。
本体向かって左側面です。プラズマククラスターイオン発生ユニットのフタ程度と、これまた不要なものを省いたデザイン。シンプルで直線的なプロダクトデザインが好みの筆者には、うれしい限りです。
普段あまり目にすることがないかもしれませんが、裏側も念のため。ここでは集じんフィルターや脱臭フィルターなどの交換用に大きめの後ろパネルが設置されるのですが、これまたシンプルにデザインされています。デザイナーさんの配慮に感謝です。格子状のメッシュ部分も整然としており、嫌味がなくこれまた秀逸です。
今回の「KI-PX100」は、操作部の進化がみものです。不要な時はボタンが消灯されます。
操作が必要な時は、ボタン点灯キーを押せば、各ボタンが点灯します。
常時点灯したければ3秒以上長押しすると……
ボタンが点灯表示されます。これは便利で美しい!
さらに、本体表面の表示部には、表示モニターやニオイモニターなどがすっきりとレイアウトされています。後ほど詳しくご紹介しますね。
操作は簡単! ついでにスマホで無線コントロールもできちゃう!!
それでは、「KI-PX100」を操作していきましょう。
操作部向かって右端にある、運転/停止ボタンを押します。
続いて好みの運転を選びます。
自動で運転したい時は、センサー自動運転ボタンで〝おまかせ〟を選ぶと、自動で風量や加湿を切り換えて、部屋に合った風量・湿度にコントロールしてくれます。
また、〝効果実感モード〟に切り換えて、外出時などで部屋の空気をパワフルにきれいにすることも可能です。
さらに、「KI-PXシリーズ」で新たに搭載された注目機能、〝飛沫粒子モード〟を選べば、部屋のウイルス飛沫粒子を効率的に捕らえることができるんです!
もちろん、自分好みの風量で運転したり、加湿具合の調整も可能です。
本体正面にレイアウトされた表示部、向かって右端にある〝表示モニター〟は、現在湿度(以下、目安)や、
現在温度、
現在PM2.5濃度に、
24時間電気代の目安が表示されて便利です。万が一の異常時にはエラー表示もされ、安心です。
そして、表示部向かって左側には〝微粒子モニター〟〝ハウスダストモニター〟〝ニオイモニター〟を設置、色の違いで目安がわかります。
ほかにも、〝きれいモニター〟や〝プレフィルター掃除ランプ〟〝プラズマクラスターイオンランプ〟なども搭載。詳しい操作を覚えなくても、感覚的に使えるのがいいですね。
そして、時代にフィットした機能も「KI-PXシリーズ」は採用しています。それは無線LAN機能です。
「KI-PXシリーズ」を無線LANに接続して、
スマホに専用アプリ「COCORO HOME」をインストールすれば、遠隔操作やアプリ専門の運転モードが選択できます。今どきの家電って感じで超便利です。
お手入れもラクラク〜。これはありがたい!
デザインすっきり、操作も簡単な「KI-PXシリーズ」ですが、お手入れもラクラクです。ササッとチェックしてみましょう。
まずは加湿用のタンクへの水の入れ換えは、本体左側面のフタを開ければ……
簡単にタンクが取り出せます。取っ手がついていて持ち運びしやすい上に、〝Ag+ イオンカートリッジ〟がタンクに取り付けられるので、タンクやトレーのぬめりやニオイの原因となる菌の抑制が期待できます。
加湿フィルターの交換も簡単。タンクの下にあるトレーを引き出します。すると、加湿フィルターが出てきます。
この加湿フィルターは2枚重ね。1枚を厚くするより、フィルターの効率がいいそうです。
さらに、フィルターわくを外して、使い捨て加湿プレフィルターを取り付ければ、フィルター効果が長持ち。使い捨てなので掃除もラクラクです。
また、プラスマクラスターイン発生ユニット(電極部)の掃除も簡単です。
ユニットフタを外して、
ユニットホルダーのつまみ部を持って、引き出します。
ユニットの電極部についたホコリを付属のユニット清掃ブラシや、市販の綿棒などで清掃します。
また、後パネルをはずして、2種類のフィルターも交換できます。
脱臭フィルターと
集じんフィルターを取り外し、表面についたホコリをそれぞれ、掃除機で軽く吸い取ります。水洗い・天日干しは厳禁です。
後パネルにはプレフィルターもついていますので、よごれやニオイが気になったら、取り外して、プレフィルターをつけ置き洗いできます。
部屋に置いたらこんな感じ。コロナ禍にありがたい家電です
ここまで「KI-PX100」の操作やお手入れを見てきました。簡単で使いやすいことが実感できました。
それでは、「KI-PX100」を運転してみて実際にどれくらい空気がキレイになったか、感想です。
最高濃度5万個/㎝³のイオンを放出するプラズマクラスターNEXTにより、確実に部屋の気になるニオイは抑えられました。
飛沫粒子モードは、ウイルス飛沫粒子がたまりやすいとされる、天井付近に向けて送風され、空気を循環してくれます。もちろん、ウイルスの量までは目測できないので(笑)、効果に期待といったところでしょうか。
消臭やウイルス除去効果に加えて、加湿効果も実力十分、特に乾燥しがちな冬場の部屋にうるおいを与えてくれて、ウイルス感染拡大にも役立ちそうです。
そんな高機能で人に優しい家電、「KI-PX100」を部屋に置くとどんな印象になるでしょうか? 筆者の下手な写真ではなく、シャープさんの美しい画像をチェックしてみてください。
今どきの住環境にピッタリなのがおわかりいただけたでしょうか?
デザインも美しく、高機能な「KI-PXシリーズ」。発売されて間もないですが、人気確実、品薄間違いなしといったところ。気になったみなさん、お早めにチェックしてみてはいかがでしょうか?
シャープ
KI-PX100-W
オープン価格:実勢価格14万円前後
サイズ:幅42.7×高さ70×奥行34.5cm
重さ:約16kg
待機電力:約1.3W
<空気清浄>
適用床面積:~46畳(76平方メートル)
8畳の洗浄時間:約6分
風量(強):10立方メートル/分
風量(中):6.4立方メートル/分
風量(静音):2.0立方メートル/分
運転音(強):53dB
運転音(中)48dB
運転音(静音)21dB
消費電力/1時間あたりの電気代(強):97W/約2.6円
消費電力/1時間あたりの電気代(中):47W/約1.3円
消費電力/1時間あたりの電気代(静音):7.9W(50Hzの場合)/約0.21円
<加湿空気清浄>
空気清浄適用床面積:~37畳(61平方メートル)
加湿適用床面積:プレハブ洋室~28畳(46平方メートル)/木造和室~17畳(28平方メートル)
8畳の洗浄時間:約8分
風量(強):8.1立方メートル/分
風量(中):6.4立方メートル/分
風量(静音):2.0立方メートル/分
運転音(強):50dB
運転音(中):48dB
運転音(静音)23dB
消費電力/1時間あたりの電気代(強):70W/約1.9円
消費電力/1時間あたりの電気代(中):57W/約1.5円
消費電力/1時間あたりの電気代(静音):9.0W(50Hzの場合)/約0.24円
【参照】KI-PX100
取材・文/中馬幹弘