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18歳の子どもにクレジットカードを持たせる時の注意点

2022.01.12

今年春から大学生や新社会人となる子どもがいる方の中には、「そろそろクレジットカードを持たせてあげよう」と思っていたり、子どもから「クレジットカードを持ちたい」と言われたりしている方もいることでしょう。

子どもの立場になると18歳を迎え、高校を卒業すると「大人の仲間入り」した気持ちにもなり、18歳以上から作成できるクレジットカードをぜひとも持ってみたいところです。

ただ18歳以上20歳未満でクレジットカードを持つ場合は、親権者の同意が必要となるため、本当にクレジットカードを持たせるのか?デビットカードをまず持たせた方が良いのかなどを、人生の先輩として、また親として考えてあげるといいでしょう。

今回は18歳以上20歳未満の子どもにクレジットカードを持たせるときの注意点と、申込の手きについてまとめてみました。参考にしてみてください。

クレジットカードは18歳以上で作成が可能 ただし条件がある

クレジットカードは学生を除く18歳以上から申込みが可能です。

ただし、18歳以上ならだれでも作成できるということではなく、下記の5つの条件をクリアしなければ作成はできません。

■申込の条件

1.高校を卒業している
2.親権者の同意を得ている
3.連絡可能な連絡先がある
4.専門・大学生もしくは就業している
5.本人確認書類を用意できる

連絡先は子ども本人が住んでいるところが基本なので、同居している場合は両親宅の電話番号、一人暮らしの場合は固定電話や携帯電話を書いてください。

本人確認書類は、学生証ではなく公的に認められたものでなければいけません。

そのため、下記の書類いずれかが必要となります。

<本人確認書類>
・マイナンバーカード
・運転免許証
・パスポート(現住所が記載されているもの)
・健康保険証

申込むクレジットカード会社により、顔写真付きの書類を求められるケースもあるためマイナンバーカード、運転免許証、パスポートがあれば安心です。

同意書や同意ってどうすればいいの?

同意書はクレジットカード会社側で用意された書類に親権者がサインと捺印をする、もしくは電話での確認でクレジットカードの申込に同意することになります。

クレジットカード会社から「同意書の提出をお願いします。」と言われて、書類を一から作らなければいけない場合は、以下のように作成してサインと捺印を押して提出してください。

18歳以上20歳未満の子どもにクレジットカードを持たせる注意点

高校を卒業し大学への進学、または社会人として働く人にとって、クレジットカードはその年齢を満たさないと使えないものであり新鮮です。

ただ興味があるから、便利そうだからという理由だけで作らせてしまっては、計画性を持たずに使ってしまうということもあるので注意しておいてください。

<初めのクレジットカードで起きてしまうトラブル>

■計画を持って使わないと返済が困難に

クレジットカードは後払いのため、お金を使ったという感覚がどうしても鈍くなってしまいます。

また「これくらいなら大丈夫」とゲームに課金してしまったり、ネットショッピングでお買い物をしてしまったりすると、1回の決済はさほど大きくなくても、支払日には思った以上の金額になっていることもあります。

クレジットカードを使ったときはその金額を別に管理するように伝えておきましょう。

■規約違反によるクレジットカードの強制退会

返済が滞ってしまう、申込時の登録情報の虚位、本人による不正利用などがあった場合、強制退会になることもあります。不正利用とは友人に頼まれて金券を利用限度額いっぱい購入して買い取ってもらったということも含まれます。

強制退会になってしまうと年数が経っても同じクレジットカード会社でクレジットカードを作れないこともあるので注意が必要です。

初めてクレジットカードを持ったときというのは、気持ちも大きくなりやすく、お金に関する知識も経験も浅いので、親の方でも気にかけておくと良いでしょう。

以上のことを考えるとクレジットカードではなく、最初は後払いや分割払いができないデビットカードから始めるというのも一つの選択肢です。

また専門学生や大学生には利用限度額が10万円程度と大きくない学生カードを検討しても良いでしょう。

18歳からクレジットカードを使うことで得られるメリットもある

クレジットカードを初めて持つ注意点はありますが、高校を卒業してからクレジットカードを持つことでメリットもあります。

<メリット>

1.計画性を学べる

後払いとなるクレジットカードを使うことで、やりくりを学べたり、計画性を養ったりすることもできます。またお金の大切さも感じられるでしょう。

2.利用を繰り返すことで信用度が上がる

クレジットカードの返済を遅れずにしていくことで、利用者としての信用度が上がっていきます。

信用度が上がると20代からステータスの高いゴールドカードを持つことができたり、各種ローンが組みやすかったりもします。

3.ポイントを早くから貯められる

クレジットカードのなかには永久不滅ポイントのように有効期限がないものがあります。

永久不滅ポイントが付与されるクレジットカードを使うことで、長期でポイントを貯めることができましょう。

ポイント有効期限があるものでも、クレジットカードを使うことでポイントアップやボーナスがあることもあります。

18歳になれば選挙権も与えられ、免許証取得も可能になります。

晴れて大人の仲間入りとなるわけですが、お金の知識は両親ほどありません。

そのためクレジットカードを持たせるときは、声をかけ利用について話し合ってみると良いでしょう。

20歳になるまでは未成年だということを忘れずに接していってください。

文/クレジットカード研究Lab 編集責任者 志田愛仁
運営会社 株式会社バリューファースト
紙媒体の編集者を経て、フリーライターとして独立後WEBと紙媒体のライターに携わり、クレジットカード研究Labの編集責任者となる。情報の大切さを知るからこそ、信ぴょう性ある情報発信中。

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