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「家賃・価格」「間取り」「立地・周辺環境」を重視して賃貸物件を選ぶ時におさえておくべきポイント

2022.01.12

賃貸物件選びで重視したことランキング

まもなく引越しシーズン到来。リクルートは引越し先の賃貸物件を選ぶときに重視したことに関する調査を実施した。

物件選びで重視したことは?1位「家賃・価格」は67%の人が重視したと回答

直近1年以内に引越しをした18~69歳の3133人を対象に「引越し先の物件を選ぶときに重視したこと」について調査を実施したところ、上のグラフのようなランキング結果になった。

1位は「家賃・価格」で、67.0%の人が「重視した」項目に挙げている。

2位は「間取り」(56.4%)、3位は「立地・周辺環境」(53.9%)で、過半数の人が重視したと回答。さらに4位「面積・広さ」(46.7%)、5位「通勤・通学時間」(41.9%)となった。

SUUMO副編集長が解説「物件選びのポイント」

上位3つの「家賃・価格」「間取り」「立地・周辺環境」を重視して物件を選ぶ際のポイントについて、SUUMO副編集長の笠松美香が解説した。

<家賃>

まず、家賃は「手取り月収の3分の1以内」に抑えるのが無理なく暮らすための目安。その範囲内に抑えつつ、満足できる物件を選ぶためには、いくつか手法がある。

・急行停車駅の周辺の各駅停車しか停まらない駅を選ぶ

・築浅にこだわらず、リフォーム済み物件も検討してみる

リフォームの状況は見てみないと分からないが、築年数が経っているほうが全面的にリフォームされているケースもある。1981年以前の旧耐震物件は耐震性についてどのような対策がなされているか不動産会社に確認したほうがいい。

・敷金や礼金がない、または少ない物件を選ぶ

最近は敷金や礼金なしの物件も増えている。家賃だけで比較せず住む期間のトータルコストで考える。

・アパートも検討してみる

構造が木造や軽量鉄骨の物件はアパート、鉄筋コンクリートはマンションに分類することが広告の表記で定められており、アパートが遮音性・断熱性などでマンションに劣るということではない。選択肢を広げてみることも大事。

・日当たりの良さにこだわらない

日当たりが良くない、イコール人目に付かないということでセキュリティ面に不安を感じるという人もいるが、日中家にいないような人はそれほどこだわらなくていいこともある。

また、家賃だけでなく、初期費用も含めた金額で検討することが大事。家賃が安くて敷金・礼金が高い物件と、家賃が高くて敷金・礼金が安い物件は、3~4年でのトータルコストを出してみると、前者が割高になってしまうケースもある。常に初期費用も計算に入れて考えたほうがいいだろう。

<間取り>

「間取り」は◯DK、◯LDKなどと部屋数で見るケースが多いが、部屋数だけでなく、面積(㎡数)でもチェックしたほうがいい。ひと口にワンルームといっても、シングル向けの16㎡程度のものもあれば、30㎡を超えるようなものもある。

・面積で絞り込んでから部屋数をチェック

部屋数は最初から決めすぎず、後で絞り込むときにチェックするのがオススメ。検索サイトにはたくさんの情報があるので、まずは面積で絞り込み、そのなかで部屋数を見たほうが、実際に使える面積を判断しやすい。

・LDK(リビング・ダイニング・キッチン)の広さをチェック

最近では、細かく部屋数を割った間取りより、広めのLDKが好まれる傾向にある。一人に1台スマートフォンがある時代、家族が個室にこもらず、LDKに集まっていても、それぞれ別のことに集中できる。子どももある程度大きくなるまではリビング学習というケースも多い。

・キッチンとLDのつながり方もチェック

かつては独立したキッチンでつくったものをダイニングに運んで食べるスタイルが一般的だが、共働き家庭が増え、夫婦で家事をすることが当たり前になってきている今、つくりながら提供し、すぐ食べられる、カウンターキッチンやアイランド型キッチンの人気が高まってきている。

・夫婦で在宅ワークなら個室もチェック

また、最近は在宅ワークをする人も増え、ワークスペースの需要も増えている。夫婦で在宅ワークという場合、一人は個室、もう一人はLDKなどと仕事をする部屋を分けられるようにしておけばオンライン会議の際にも都合がいいだろう。

<立地・周辺環境>

周囲の建物や街並み、子どもの通学路、防災・防犯の観点での安全性など「立地・周辺環境」も重視したいポイント。

・周囲の建物をチェック

物件を見学する段階になり、住所が分かったら、インターネットの地図などで周辺をチェックしてみましょう。隣の建物との距離感なども分かる。

・街並みは曜日や時間を変えてチェック

また、現地を見学するときは、曜日や時間を変えて複数回チェックすることが大事。例えば帰りが遅いなら、夜でも買い物できるか、道は安全かなども確認したほうがいい。

・用途地域をチェック

地域ごとに「用途地域」が定められ、建てられる建物の種類が決まっている。例えば第一種低層住居専用地域では低い建物しか建てられず、スーパーなどの商業施設は建てられない。

商業地域に分類されるところでは、夜間も営業する飲食店などが建てられる。用途地域が分かれば、現在だけでなく、将来どのような建物が建つ可能性があるかを知ることができ、より自分のライフスタイルに合ったところが選べる。

・長く住むという視点でチェック

子育て世帯は特にだが、住み始めてコミュニティができると、そこを離れがたくなり、結果的にその地域で家を買うことになるケースも多いもの。その後の生活の拠点になるかもしれないという可能性も踏まえて地域を検討したほうがいい。

・防災面をチェック

契約前の重要事項説明で不動産会社から必ず説明があるが、物件を探している段階でも自分でも調べられる。

行政区の名前と「ハザードマップ」で検索したほうがいい。河川の氾濫、下水道の排水能力を超える大雨による内水氾濫などの可能性や起きた場合の影響を確認できる。

物件の条件の良し悪しは、住む前から分かっていることも、住んでみなければ分からないこともある。

住んでみて「失敗した」とならないよう、できるだけ多くの情報を集めて、大満足の物件を選ぶことが重要だ。

記事掲載先

記事URL:https://hikkoshi.suumo.jp/oyakudachi/10330.html

調査概要

調査期間:2021年3月10日~2021年3月12日

調査方法:インターネット調査

調査対象:マクロミルモニタ 18~69歳の男女。直近1年以内に引越し会社を利用して引越し、かつ「引越し先の物件選び・荷造り・引越し会社への見積依頼・引越し会社の決定」のすべてに関与した人

有効回答数:3133

調査機関:マクロミル

構成/ino.

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