FCAジャパンは、Alfa Romeo(アルファ ロメオ)のスポーツサルーン「Giulia(ジュリア)」、ならびにSUVの「Stelvio(ステルヴィオ)」に、デザイン性とスポーツ性をそれぞれ高めた限定車「Giulia / Stelvio GT Junior(GTジュニア)」を設定し、ジュリアは99台、ステルヴィオは40台限定で販売する。
「アルファ ロメオ GT1300 Junior」が登場した1965年は、社会が復興し経済発展を遂げていくなかで、活気に満ち溢れた時代だった。そうしたなかGT1300 Juniorはアルファ ロメオらしさを体現したスタイリッシュなデザインとスポーティな走行性能で好評を博し、1977年までに10万台近くが生産される人気モデルとなった。ジュリア/ステルヴィオ GT Juniorは、そのGT1300 Juniorの大胆なクルマ作りに着想を得た、特別なモデルに仕上がっている。
エクステリアは、限定車専用の「リーパリーオーカー」を採用。このペイントはかつてGT1300 Juniorにも採用されたカラーを現代風にブラッシュアップしたもので、古き良き時代を彷彿とさせつつモダーンな印象も与える。
さらにジュリアでは19インチ、ステルヴィオでは21インチとなる新5ホールデザインアルミホイールを装着し、ブラック仕上げのブレーキキャリパーが組み合わされる。また、フロントグリルやミラーハウジング、エキゾーストパイプもブラック仕上げとされ、エクステリアカラーとのマッチングが図られている。
エクステリアに合わせインテリアや足回りにも特別な仕立てが施されている。インテリアにはダブルサンルーフや、シートヒーターが前席に加えて後席にも特別装備され、明るく快適なキャビンを実現。
足回りには減衰力調整式のアクティブサスペンションと、コーナーの立ち上がりでのトラクションと走行安定性を高めるリミテッドスリップディファレンシャル(LSD)を搭載し、スポーティな走行性能が一層高められている。
その他の仕様・装備はヴェローチェに準じており、スポーツレザーステアリング(ステアリングヒーター付)やブラックスポーツレザーシート、ナビゲーションシステム、地上デジタルTVチューナー、harman/kardonプレミアムオーディオシステムなどにより、上質かつ快適な居住性が追求されている。
歴史的名作にインスピレーションを得ながら、現代のエッセンスも取り入れられたジュリア/ステルヴィオ GT Junior。デザイン性とスポーツ性のどちらも妥協しないアルファ ロメオらしさが凝縮された1台に仕上がっている。
メーカー希望小売価格(消費税含む)は、ジュリアが6,800,000円、ステルヴィオは7,920,000円。
関連情報:https://www.alfaromeo-jp.com/gt-junior/
構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)