カーボンニュートラル宣言以降、エコカー減税やゼロカーボン・ドライブなど様々な支援制度が登場している電気自動車。
世界各国で“脱・ガソリン車”に向けた動きが活性化する中、日本における電気自動車の普及は急務ともいえる状況にあるが、実際のところ、電気自動車購入を検討しているカーユーザーはどれくらい存在するのだろうか?
株式会社エイチームのグループ会社である株式会社エイチームライフスタイルはこのほど、中古車一括査定サイト『ナビクル』( https://www.navikuru.jp/ )において、電気自動車に関する意識調査を実施した。
現在、ガソリン車を保有していると答えた方が7割以上
現在保有している車のエンジンタイプについて質問したところ、「ガソリン車」と答えた方が72.3%、「ガソリンハイブリッド車」と答えた方が30.8%、「ディーゼル車」と答えた方が8.1%、「電気自動車」と答えた方が6.6%という結果になった。まだガソリン車を保有している方が多いことが結果より見て取れる。
次に車を買い替えるもしくは新しく購入するなら、電気自動車を選ぶと答えた方は2割以上
次の車を購入する際、どのエンジンタイプの車を選ぶのかを質問したところ、「ガソリンハイブリッド車」と答えた方が27.4%、次に「電気自動車」が26.3%、「ガソリン車」が20.9%、「プラグインハイブリッド車」12.5%という結果になった。(一部)電気モーターで動く車を選ぶ方が6割以上いる一方で、ガソリン車を選び続ける方が2割いることがわかった。
環境にやさしいという理由で電気自動車を次の車に選んだ方は6割以上
次に購入する車として電気自動車を選択した方に選んだ理由を質問したところ、「環境にやさしいから」と回答した方が65.8%という結果になった。6割以上のユーザーが、環境にやさしいかどうかを気にかけていることがわかった。
電気自動車を購入する場合に販売価格が高いことが課題と答えた方が約8割
Q2で電気自動車購入の意向がないと回答した方に、電気自動車を購入する場合に課題だと思うことは何か質問したところ、「販売価格が高い」と答えた方が76.6%、次に「航続距離が短い」が68.2%、「充電に時間がかかる」が67.7%、「充電できる場所がない」が66.4%だった。電気自動車の販売価格は高いという声と充電に関する課題感を持っているユーザーが多く見受けられた。
価格が手ごろになれば電気自動車の購入を検討すると答えた方が7割以上
Q2で電気自動車購入の意向がないと回答した方に、どのようになれば電気自動車の購入を検討するか質問したところ、「価格が手ごろになったら」と答えた方が73.9%、次に「充電できる場所が増えたら」が63.5%、「航続距離が伸びたら」が62.4%、「充電時間が短くなったら」が61.9%という結果になった。電気自動車の課題に関する質問と似た回答の傾向が見られた。
<調査概要>
調査方法:中古車一括査定サイト「ナビクル」で車査定の申込をしたユーザーを対象に電気自動車についてアンケート調査を実施
調査期間:2021年11月21日~11月28日、調査エリア:全国、サンプル数:1956件
出典元:株式会社エイチーム
https://www.a-tm.co.jp/
構成/こじへい