直近1年間に市販の風邪薬を利用した人は4割強
風邪をひいたとき、ひとまず市販の風邪薬を飲む人は少なくないだろう。マイボイスコムが9,964件の回答を集めた『風邪薬の利用』に関するインターネット調査によると、かぜをひいた時の対処方法は(複数回答)、「睡眠を十分とる」が59.9%、「市販の風邪薬(総合感冒薬)を利用する」が52.6%、「安静にする」「病院・診療所などの医療機関に行く」が4割前後だった。
女性で比率が高い項目が多く、「温かい食事・飲料をとる」「体を温める、血行をよくする」「マスクをする」は男女差が大きくなっている。
直近1年間に利用した風邪薬
市販の風邪薬の利用者は8割弱。直近1年間では4割強、2017年調査と比べて減少していた。直近1年間に利用した風邪薬は(複数回答)、「パブロン」「ルル」が各10%台。
風邪薬の購入場所
風邪薬の購入場所は(複数回答)、「ドラッグストア」が風邪薬利用者の77.3%、「薬局」が11.1%となっている。
風邪薬選定時の重視点
市販の風邪薬選定時の重視点は(複数回答)、「効能・効果」が風邪薬利用者の59.6%、「価格」が32.6%、「成分」「飲みやすさ」「錠剤、粉末、液体など、形状」「メーカー」が2割前後となっている。過去調査と比べて、「価格」は減少傾向です。プレコール主利用者では、「服用回数」が他の層より高くなっている。
風邪薬を利用するタイミング
市販の風邪薬を利用するタイミングは(複数回答)、「軽い鼻水、せき、のどの痛み、だるさなどを感じる」が風邪薬利用者の55.6%で最も多くなっている。
「鼻水、せき、のどの痛み、だるさなどがひどい・つらい」が39.0%、「熱がある」が29.7%。男性10・20代では、「特に症状はないが、なんとなく調子が悪いと感じる」が他の層より高くなっている。
新型コロナウイルス感染拡大の影響による、風邪薬の利用頻度の変化
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、それ以前と比べて市販の風邪薬を利用する頻度に変化があったかを聞きました。利用頻度が増えた人は、「増えた」「やや増えた」を合わせて約4%。減った人は、「減った」「やや減った」を合わせて2割強となっている。
構成/ino.