「焚き火台」とセットで考えたい「焚き火シート」の重要性
キャンプを中心としたアウトドア総合情報サイト「TAKIBI」の運営をおこなうフォーイットは、キャンプ経験がある全国の10~60代までの男女500人にキャンプに関するアンケートを実施。回答結果をグラフ化して公開した。
約8割が焚き逃げ跡、禁止区域での焚き火跡を「見たことがある」
「焚き火の後始末をしていなかったり(焚き逃げ)、直火禁止のキャンプ場で地面が焦げているのを見つけたことはありますか?」という問いに対し、およそ8割の人が「毎回見かける、たまに見かける」と回答。
キャンプ場だけでなく、管理人がいない野営場でも焚き逃げや地面の焦げ跡がSNS上で多数投稿されており、「焚き火マナー」の悪さが深刻な問題となっている。
焚き火跡をそのままにしてしまうと、景観が損なわれるだけでなく、自然への悪影響、さらに火事の危険性もある。焚き火マナー向上のために、自然に対する敬意や愛護精神の向上、アウトドアに関する最低限の知識を身に着けるなど、一人一人のモラルが重要だ。
およそ3人に1人が地面を焦がしてしまったことがある
「焚き火中に地面を焦がしたことがある」と回答した人は29%とおよそ3人1人の割合に。
焚き火台は燃焼効率を上げるため、側面・底面部分などから空気を取り込むための隙間や穴が開いている設計のものが多い。そのため、十分に注意していても、焚き火台から熾火が落下してしまい、地面を焦がすということは珍しいことではない。
そこで「焚き火によって地面が焦げてしまう」という事態を防ぐには、焚き火台と合わせて焚き⽕台シートの併用するのがおすすめだ。
この焚き火シートとは、焚き火台の下に敷くシートのこと。耐炎性のあるガラス繊維などの素材で作られていて、焚き⽕台の熱や⽕の粉から地⾯を保護してくれる。別名、耐火マット、耐熱シートとも呼ばれている。
全体のおよそ半数以上が焚き火シートを「使わない」
「焚き火をする際に焚き火シートを利用しますか?」という問いに対し、半数以上の人が「使わない」と回答。
直火できる場所が少ないため、焚き火台を使用することが多い日本の焚き火文化。焚き火シートを併用することで、火の粉や高温の熾火から地面や芝生を守ることができる。
それだけでなく、焚き火シートがあればこぼれた炭を回収する手間を減らすことが可能で、撤収の際の掃除も手軽に。
このように焚き火シートは、自然保護の目的だけでなく便利アイテムとしても活躍してくれるはずだ。
調査概要
対象者/18~65歳の男女
サンプル数/500人
居住地/全国
調査方法/ネットリサーチ
アンケート実施日/2021年12月14日(火)
関連情報
https://www.takibi-reservation.style/
構成/清水眞希