ある日突然、交流があった人との連絡を断ってしまう「人間関係リセット症候群」が最近、話題になっている。
実際のところ、こうした習癖がある人はどれくらいの割合で存在するのだろうか?
クロス・マーケティングはこのほど、全国47都道府県に在住する20~69歳の男女1,000人を対象に「人間関係に関する調査(2021年)」を12月22日に実施した。ストレスの要因でもある「人間関係」だが、コロナ禍で対面で会う方が少なくなっている今、人々は「人間関係」をどの程度重視し、どの間柄の人との関係をリセットしたいのか、リセットする方法などを聴取した。
人間関係の重視度
「人間関係をとても重視している」は25%、「とても+やや重視している」人は70%を占める。重視している割合は、男性は65%、女性75%であり女性の方が高い。<図1>
人間関係をリセットした/したい人
「人間関係をリセットした/したい人がいる」は、54%。特に女性30代、40代は高く、6割を超える。<図2> リセットしたい人間関係は、「職場の人」が21%と最も多く、次いで「友人・知人」と「親」の14%。性年代別にみると、男性30代、50代、女性40代において「職場の人」との人間関係リセットの経験や意向が強かった。「友人・知人」は女性20代、「親」は女性40代のリセット経験・意向が目立つ。<図3>
人間関係のリセット方法
人間関係をリセットする方法は「一時的に音信不通になる」23%が最も高い。続いて「SNSを見ない」「LINEの返事をしない・見ない」「はがきでの連絡をやめる」「メールの返事をしない」「電話帳の連絡先を消す」が上位。
女性20代において「SNSを見ない」「LINEの返事をしない・見ない」「メールの返事をしない」が他の世代に比べ突出して高い。一方、女性60代は、「はがきでの連絡をやめる」「一時的に音信不通になる」「電話帳の連絡先を消す」が高く、世代により人間関係リセット方法の違いが浮き彫りになった。 <図4>
<調査概要>
調査手法 : インターネットリサーチ(クロス・マーケティング セルフ型アンケートツール「QiQUMO」使用)
調査地域 : 全国47都道府県
調査対象 : 20~69歳の男女
調査期間 : 2021年12月22日(水)
有効回答数 : 本調査1,000サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合がある。
出典元: 株式会社クロス・マーケティング
http://www.cross-m.co.jp/
構成/こじへい