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ソニーのフルサイズミラーレス「α7 IV」には明るい単焦点レンズ「FE 35mm F1.8」をおすすめしたい理由

2021.12.25

■連載/ゴン川野の阿佐ヶ谷レンズ研究所

高画素フルサイズには単焦点レンズがよく似合う

SONYのフルサイズαシリーズの新基準モデル、α7 IVが借用できたので、早速、実写した。交換レンズはズームレンズキットに選ばれた「FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS」に加えて、そこそこ明るい単焦点レンズ「FE 35mm F1.8」を選んだ。

せっかく約3300万画素の新型センサーを搭載しているので、ズームレンズしか使わないのはもったいないので、使い勝手のよさそうな単焦点レンズを加えた。焦点距離から言えば28mmがいいと思ったのだが、開放絞り値F2の「FE 28mm F2」しか選択の余地がない。これが35mmであれば、ツァイスのDistagon T* EF 35mm F1.4 ZAに、SONYの高性能レンズG MasterのEF 35mm F1.4もあり、さらに開放絞り値F2.8のSonnar T* FE 35mm F2.8 ZAもある。それだけSONYは35mmを重視しているのだ。今回、選んだFE 35mm F1.8は、35mmの交換レンズの中はでは最もハイコスパで、開放絞り値はF1.8という明るい、軽い、安いの三拍子揃ったレンズなのだ。作例は写真家、小平尚典氏に同行してもらい両国、亀戸、阿佐ヶ谷にて撮影。

シャッター幕を閉じてセンサーを保護する機能を新搭載

バリアングル式の液晶モニターはタッチパネルでメニューボタンなども操作可能になった

コマンドダイヤルは手前側がダブルで使えるようになった、右側はロック機能付きだ

フタにロック機能付きのダブルカードスロット、SDカードが2枚挿せるようになった

35mm単焦点レンズで何でも撮ってみる

撮影してみると、フルサイズで開放絞り値F1.8のボケ味は魅力的だった。スナップも記念写真もとにかく開放で、ズームよりも単焦点レンズの方が活躍した。スマホのレンズの28mmで何でも撮れるように、慣れればミラーレスに35mmでも何でも撮れるようになる。フルサイズなので後からトリミングも出来ると思ったが、意外にその必要はなかった。写真上達の近道は、標準ズームだけで撮らずに明るい単焦点レンズを加えて、なるべく単焦点で撮影する。ズーミングする代わりに人間が動く。それでもダメなら、35mmの画角で収まりのいい被写体を探す、または構図を考えることだ。

2軸式のバリアングル液晶モニターは自由度が高く、構図にこだわる人にはメリットが大きい

吸い付くようなグリップでカメラをしっかりホールド

α7 IVは手に持つとしっくりとくる。これはグリップの形状が改良されたからである。手が大きめという小平氏もこのグリップを絶賛。通常のグリップだと、小指がかからないのでタテ位置用グリップを付けたくなるが、このグリップは全部ではないが小指までかかりバランスがいいそうだ。

グリップ上部にあるフロントコマンドダイヤルは水平ではなく斜め上に角度が付けられ回しやすくなっている。細かい点だが効果的な改良である。ボディ全体の厚みは増えているが気にならない。液晶モニター側のコマンドダイヤルは露出補正専用ではなくなり、カスタマイズできるようになっている。

瞳検出は人間だけでなく、動物か鳥を優先できる

明るく高解像度な「FE 35mm F1.8」で撮影

ツバキの花に接近、SONY独自の鮮やかな発色と嫌みの無いボケ味が得られた
SONY α7 IV FE 35mm F1.8 1/60sec、F1.8 +0.3、ISO100

高速連写モードでミニチュアシュナウザーの素早い動きを捉えた
SONY α7 IV FE 35mm F1.8 1/800sec、F2.8 +0.3、ISO100

手持ちで1秒での撮影、手ブレした部分としない部分があり幻想的な1枚となった
SONY α7 IV FE 35mm F1.8 1sec、F1.8、ISO100

アパートの塀に固定された天使、素早いAFで狙った位置にピントが合った
SONY α7 IV FE 35mm F1.8 1/5sec、F1.8、ISO100

ここだけアメリカンな肉料理専門店。渋めの赤い壁がリアルに再現された
SONY α7 IV FE 35mm F1.8 1/40sec、F1.8 ー0.7、ISO160

阿佐ヶ谷スターロードの鳥専門店の二階の影絵。実際より暗めに補正している
SONY α7 IV FE 35mm F1.8 1/125sec、F1.8 ー1.7、ISO100

小型軽量標準ズーム「FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS」で撮影

56mmで撮影、ズームなら構図にこだわって焦点距離を気にせず画面を切り取れる
SONY α7 IV FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS 1/1000sec、F5.6、ISO100

逆光での光芒。わずかにフレアとゴーストがあるがなかなか美しい形だ
SONY α7 IV FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS 1/250sec、F22、ISO100

70mmで顔に寄った。動物瞳AFに切り替えるのを忘れた、自動認識にして欲しい
SONY α7 IV FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS 1/125sec、F5.6 +0.3、ISO100

写真・文/ゴン川野

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