冬限定のお楽しみ!バードフィーダー(餌台)で庭に野鳥を招く方法
家にこもりがちな冬は、外に出て自然と触れ合う機会が減ってしまう季節。そこでおすすめなのが冬限定のお楽しみ、自宅にバードフィーダー(餌台)を設置して行う手軽な野鳥観察です!
野鳥に餌をやるのは冬だけにしよう!
自然界では寒さが厳しい季節になると食べ物が減るため、野生動物が食料を求めて里に下りてくることがあります。
普段山の方で暮らしている野鳥たちも食料を求めてやってくるので、冬場にバードフィーダーを設置することで住宅地周辺でも野鳥観察ができる可能性が高いのです。
はじめのうちは警戒してなかなか寄り付かないこともありますが、毎日続けていると餌の場所を覚えて自然と鳥が集まるようになります。
ただし、野鳥に餌をやるのは冬の間だけにしましょう!
春や夏になっても餌をあげ続けていると、自分で餌を取る能力が落ちて、自然界で生きられなくさせてしまう恐れがあります。
気温が上がりだす4月頃になったら徐々にバードフィーダーに置く餌の量を減らして、4月中には餌やりをやめるというのがおおまかなルールです。
バードフィーダーで野鳥に餌をあげる場合は、食ベ物が少なくなる冬の間だけ生き抜く手伝いをしてあげるくらいの気持ちでいてくださいね。
バードフィーダーで「鳥をよせる」方法
野鳥観察やアウトドアが趣味のポランカさん(@porankaran)は、冬になるとバードフィーダーを用意して野鳥たちを呼び寄せるのだとか。
バードフィーダーは、おしゃれなものをDIYするもよし、簡易的な餌鉢を用意してあげるもよし。鳥によって食べる餌が違うので、用意しやすいものを置いておくと良いでしょう。
手軽な餌と寄ってくる主な野鳥
■みかん・リンゴ・柿などの果物→メジロ・ヒヨドリ・ウグイス・ムクドリ・シジュウカラなど
■ひまわりの種→シジュウカラ・カワラヒワなど
■落花生(ピーナッツ)→シジュウカラ・カワラヒワ・ヤマガラ・イカルなど
■アワ・ヒエ→スズメなど
野鳥に木の実や穀類をあげるときは人間用に味の付いたものは避けましょう。殻つきのままあげるのもポイントです。
殻付き落花生は両端を少しカットし、鳥がくちばしで中身を取り出せるようにしてあげてください。穴をあけた殻付き落花生を針金で丸くつなげた「落花生リース」も可愛くておすすめです。
他に、ラードなども食べますが、カラスの好物でもあるのでバードフィーダーに置いておくのはあまりおすすめできません。カラスやドバトが頻繁に集まってしまうとご近所迷惑になってしまうこともあるので、野鳥に餌をやる際はご近所への配慮を忘れないようにしましょう。
冬はガーデンバードウォッチングを楽しもう
小鳥のさえずりを聞いたり、餌をついばむ姿を見るのは微笑ましいもの。外出するのも億劫になる寒い季節は、自宅の庭にバードフィーダーを設置してガーデンバードウォッチングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
■イラスト提供/ポランカさん(@porankaran)
4年ほど前からイラストやエッセイ漫画を描きはじめる。多摩川を歩くこと、野鳥の観察、ベースを弾くことが趣味。
文/黒岩ヨシコ
編集/inox.